2010年12月4日土曜日

詩篇 2篇

詩篇 2篇


1 なぜ国々は騒ぎ立ち、国民はむなしくつぶやくのか。

2 地の王たちは立ち構え、治める者たちは相ともに集まり、主と、主に油をそそがれた者とに逆らう。

3 「さあ、彼らのかせを打ち砕き、彼らの綱を、解き捨てよう。」

4 天の御座に着いている方は笑い、主はその者どもをあざけられる。

5 ここに主は、怒りをもって彼らに告げ、燃える怒りで彼らを恐れおののかせる。

6 「しかし、わたしは、わたしの王を立てた。わたしの聖なる山、シオンに。」

7 「わたしは主の定めについて語ろう。主はわたしに言われた。『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ。

8 わたしに求めよ。わたしは国々をあなたへのゆずりとして与え、地の果て果てまで、あなたの所有として与える。

9 あなたは鉄の杖で彼らを打ち砕き、焼き物の器のように粉々にする。』」

10 それゆえ、今、王たちよ、悟れ。地のさばきづかさたちよ、慎め。

11 恐れつつ主に仕えよ。おののきつつ喜べ。

12 御子に口づけせよ。主が怒り、おまえたちが道で滅びないために。怒りは、いまにも燃えようとしている。幸いなことよ。すべて主に身を避ける人は。

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