2010年12月4日土曜日

詩篇 58篇

詩篇 58篇

指揮者のために。「滅ぼすな」の調べに合わせて。ダビデのミクタム

1 力ある者よ。ほんとうに、おまえたちは義を語り、人の子らを公正にさばくのか。

2 いや、心では不正を働き、地上では、おまえたちの手の暴虐を、はびこらせている。

3 悪者どもは、母の胎を出たときから、踏み迷い、偽りを言う者どもは生まれたときからさまよっている。

4 彼らは蛇の毒のような毒を持ち、耳をふさぐ、耳の聞こえないコブラのよう。

5 これは、蛇使いの声も、巧みに呪文を唱える者の声も、聞こうとしない。

6 神よ。彼らの歯を、その口の中で折ってください。主よ。若獅子のきばを、打ち砕いてください。

7 彼らを、流れて行く水のように消え去らせてください。彼が矢を放つときは、それを折れた矢のようにしてください。

8 彼らを、溶けて、消えていくかたつむりのように、また、日の目を見ない、死産の子のようにしてください。

9 おまえたちの釜が、いばらの火を感じる前に、神は、生のものも、燃えているものも、ひとしくつむじ風で吹き払われる。

10 正しい者は、復讐を見て喜び、その足を、悪者の地で洗おう。

11 こうして人々は言おう。「まことに、正しい者には報いがある。まことに、さばく神が、地におられる。」

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