2010年12月4日土曜日

詩篇 45篇

詩篇 45篇

指揮者のために。「ゆりの花」の調べに合わせて。コラの子たちのマスキール。愛の歌

1 私の心はすばらしいことばでわき立っている。私は王に私の作ったものを語ろう。私の舌は巧みな書記の筆。

2 あなたは人の子らにまさって麗しい。あなたのくちびるからは優しさが流れ出る。神がとこしえにあなたを祝福しておられるからだ。

3 雄々しい方よ。あなたの剣を腰に帯びよ。あなたの尊厳と威光を。

4 あなたの威光は、真理と柔和と義のために、勝利のうちに乗り進め。あなたの右の手は、恐ろしいことをあなたに教えよ。

5 あなたの矢は鋭い。国々の民はあなたのもとに倒れ、王の敵は気を失う。

6 神よ。あなたの王座は世々限りなく、あなたの王国は杖の公正の杖。

7 あなたは義を愛し、悪を憎んだ。それゆえ、神よ。あなたの神は喜びの油をあなたのともがらにまして、あなたにそそがれた。

8 あなたの着物はみな、没薬、アロエ、肉桂のかおりを放ち、象牙のやかたから聞こえる緒琴はあなたを喜ばせた。

9 王たちの娘があなたの愛する女たちの中にいる。王妃はオフィルの金を身に着けて、あなたの右に立つ。

10 娘よ。聞け。心して、耳を傾けよ。あなたの民と、あなたの父の家を忘れよ。

11 そうすれば王は、あなたの美を慕おう。彼はあなたの夫であるから、彼の前にひれ伏せ。

12 ツロの娘は贈り物を携えて来、民のうちの富んだ者はあなたの好意を求めよう。

13 王の娘は奥にいて栄華を窮め、その衣は黄金が織り合わされている。

14 彼女は綾織物を着て、王の前に導かれ、彼女に付き添うおとめらもあなたのもとに連れて来られよう。

15 喜びと楽しみをもって彼らは導かれ、王の宮殿に入って行く。

16 あなたの息子らがあなたの父祖に代わろう。あなたは彼らを全地の君主に任じよう。

17 わたしはあなたの名を代々にわたって覚えさせよう。それゆえ、国々の民は世々限りなく、あなたをほめたたえよう。

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