2010年12月4日土曜日

詩篇 51篇

詩篇 51篇

指揮者のために。ダビデの賛歌。ダビデがバテ・シェバのもとに通ったのちに、預言者ナタンが彼のもとに来たとき

1 神よ。御恵みによって、私に情けをかけ、あなたの豊かなあわれみによって、私のそむきの罪をぬぐい去ってください。

2 どうか私の咎を、私から全く洗い去り、私の罪から、私をきよめてください。

3 まことに、私は自分のそむきの罪を知っています。私の罪は、いつも私の目の前にあります。

4 私はあなたに、ただあなたに、罪を犯し、あなたの御目に悪であることを行いました。それゆえ、あなたが宣告されるとき、あなたは正しく、さばかれるとき、あなたはきよくあられます。

5 ああ、私は咎ある者として生まれ、罪ある者として母は私をみごもりました。

6 ああ、あなたは心のうちの真実を喜ばれます。それゆえ、私の心の奥に知恵を教えてください。

7 ヒソプをもって私の罪を除いてきよめてください。そうすれば、私はきよくなりましょう。私を洗ってください。そうすれば、私は雪よりも白くなりましょう。

8 私に、楽しみと喜びを、聞かせてください。そうすれば、あなたがお砕きになった骨が、喜ぶことでしょう。

9 御顔を私の罪から隠し、私の咎をことごとく、ぬぐい去ってください。

10 神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。

11 私をあなたの御前から、投げ捨てず、あなたの聖霊を、私から取り去らないでください。

12 あなたの救いの喜びを、私に返し、喜んで仕える霊が、私をささえますように。

13 私は、そむく者たちに、あなたの道を教えましょう。そうすれば、罪人は、あなたのもとに帰りましょう。

14 神よ。私の救いの神よ。血の罪から私を救い出してください。そうすれば、私の舌は、あなたの義を、高らかに歌うでしょう。

15 主よ。私のくちびるを開いてください。そうすれば、私の口は、あなたの誉れを告げるでしょう。

16 たとい私がささげても、まことに、あなたはいけにえを喜ばれません。全焼のいけにえを望まれません。

17 神へのいけにえは、砕かれた霊。砕かれた、悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません。

18 どうか、ご恩寵により、シオンにいつくしみを施し、エルサレムの城壁を築いてください。

19 そのとき、あなたは、全焼のいけにえと全焼のささげ物との、義のいけにえを喜ばれるでしょう。そのとき、雄の子牛があなたの祭壇にささげられましょう。

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