2010年12月6日月曜日

詩篇 139篇

詩篇 139篇

指揮者のために。ダビデの賛歌

1 主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。

2 あなたこそは私のすわるのも、立つのも知っておられ、私の思いを遠くから読み取られます。

3 あなたは私の歩みと私の伏すのを見守り、私の道をことごとく知っておられます。

4 ことばが私の舌にのぼる前に、なんと主よ、あなたはそれをことごとく知っておられます。

5 あなたは前からうしろから私を取り囲み、御手を私の上に置かれました。

6 そのような知識は私にとってあまりにも不思議、あまりにも高くて、及びもつきません。

7 私はあなたの御霊から離れて、どこへ行けましょう。私はあなたの御前を離れて、どこへのがれましょう。

8 たとい、私が天に上っても、そこにあなたはおられ、私がよみに床を設けても、そこにあなたはおられます。

9 私が暁の翼をかって、海の果てに住んでも、

10 そこでも、あなたの御手が私を導き、あなたの右の手が私を捕らえます。

11 たとい私が「おお、やみよ。私をおおえ。私の回りの光よ。夜となれ。」と言っても、

12 あなたにとっては、やみも暗くなく夜は昼のように明るいのです。暗やみも光も同じことです。

13 それはあなたが私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられたからです。

14 私は感謝します。あなたは私に、奇しいことをなさって恐ろしいほどです。私のたましいは、それをよく知っています。

15 私がひそかに造られ、地の深い所で仕組まれたとき、私の骨組みはあなたに隠れてはいませんでした。

16 あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物にすべてが、書きしるされました。私のために作られた日々が、しかも、その一日もないうちに。

17 神よ。あなたの御思いを知るのはなんとむずかしいことでしょう。その総計は、なんと多いことでしょう。

18 それを数えようとしても、それは砂よりも数多いのです。私が目ざめるとき、私はなおも、あなたとともにいます。

19 神よ。どうか悪者を殺してください。血を流す者どもよ。私から離れて行け。

20 彼らはあなたの悪口を言い、あなたの敵は、みだりに御名を口にします。

21 主よ。私は、あなたを憎む者たちを憎まないでしょうか。私は、あなたに立ち向かう者を忌みきらわないでしょうか。

22 私は憎しみの限りを尽くして彼らを憎みます。彼らは私の敵となりました。

23 神よ。私を探り、私の心を知ってください。私を調べ、私の思い煩いを知ってください。

24 私のうちに傷のついた道があるか、ないかを見て、私をとこしえの道に導いてください。

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