2010年12月6日月曜日

詩篇 109篇

詩篇 109篇

指揮者のために。ダビデの賛歌

1 私の賛美する神よ。黙っていないでください。

2 彼らは邪悪な口と、欺きの口を、私に向けて開き、偽りの舌をもって、私に語ったからです。

3 彼らはまた、憎しみのことばで私を取り囲み、ゆえもなく私と戦いました。

4 彼らは、私の愛への報いとして私をなじります。私は祈るばかりです。

5 彼らhあ、善にかえて悪を、私の愛にかえて憎しみを、私に報いました。

6 どうか、悪者を彼に遣わしてください。なじる者が彼の右に立つようにしてください。

7 彼がさばかれるとき、彼は罪ある者とされ、その祈りが罪となりますように。

8 彼の日はわずかとなり、彼の仕事は他人が取り、

9 その子らはみなしごとなり、彼の妻はやもめとなりますように。

10 彼の子らは、さまよい歩いて、物ごいをしますように。その荒れ果てた家から離れて、物ごいをしますように。

11 債権者が、彼のすべての持ち物を没収し、見知らぬ者が、その勤労の実をかすめますように。

12 彼には恵みを注ぐ者もなく、そのみなしごをあわれむ者もいませんように。

13 その子孫は断ち切られ、次の世代には彼らの名が消し去られますように。

14 彼の父たちの咎が、主に覚えられ、その母の罪が消しさられませんように。

15 それらがいつも主の御前にあり、主が彼らの記憶を地から消されますように。

16 それは、彼が愛のわざを行うことを心に留めず、むしろ、悩む者、貧しい人、心ひしがれた者を追いつめ、殺そうとしたからです。

17 彼はまたのろうことを愛したので、それが自分に返って来ました。祝福することを喜ばなかったので、それは彼から遠く離れました。

18 彼はおのれの衣のようにのろいを身にまといました。それは水のように彼の内臓へ、油のように、その骨々にしみ込みました。

19 それが彼の着る着物となり、いつも、締めている帯となりますように。

20 このことが、私をなじる者や私のたましいについて悪口を言う者への、主からの刑罰でありますように。

21 しかし、私の主、神よ。どうかあなたは、御名のために私に優しくしてください。あなたの恵みは、まことに深いのですから、私を救い出してください。

22 私は悩み、そして貧しく、私の心は、私のうちで傷ついています。

23 私は、伸びていく夕日の影のように去り行き、いなごのように振り払われます。

24 私のひざは、断食のためによろけ、私の肉は脂肪がなく、やせ衰えています。

25 私はまた、彼らのそしりとなり、彼らは私を見て、その頭を振ります。

26 わが神、主よ。私を助けてください。あなたの恵みによって、私を救ってください。

27 こうして、これがあなたの手であること、主よ、あなたがそれをなされたことを彼らが知りますように。

28 彼らはのろいましょう。しかし、あなたは祝福してくださいます。彼らは立ち上がると、恥を見ます。しかしあなたのしもべは喜びます。

29 私をなじる者が侮辱をこうむり、おのれの恥を上着として着ますように。

30 私は、この口をもって、大いに主に感謝します。私は多くの人々の真ん中で、賛美します。

31 主は貧しい者の右に立ち、死刑を宣告する者たちから、彼を救われるからです。

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