2010年12月3日金曜日

ヨブ記 27章

ヨブ記 27章


1 ヨブはまた、自分の格言を取り上げて言った。

2 私の権利を取り去った神、私のたましいを苦しめた全能者をさして誓う。

3 私の息が私のうちにあり、神の霊が私の鼻にあるかぎり、

4 私のくちびるは不正を言わず、私の舌は決して欺きを告げない。

5 あなたがたを義と認めることは、私には絶対にできない。私が息絶えるまで、自分の潔白さを離さない。

6 私は自分の義を堅く保って、手放さない。私の良心は生涯私を責めはしない。

7 私の敵は不正をする者のようになれ。私に立ち向かう者はよこしまな者のようになれ。

8 神を敬わない者の望みはどうなるであろうか。神が彼を断ち切り、そのいのちを取り去るときは。

9 苦しみが彼にふりかかるとき、神は彼の叫びを聞かれるであろうか。

10 彼は全能者を彼の喜びとするだろうか。どんな時にも神を呼ぶだろうか。

11 私は神の御手についてあなたがたに教えよう。全能者のもとにあるものを私は隠すまい。

12 ああ、あなたがたは全くむなしいことを言うのか。

13 悪者の神からの分け前、横暴な者が全能者から受け取る相続財産は次のとおりだ。

14 たとい、彼の子どもたちが増えても、剣にかかる。その子孫はパンに飽き足ることはない。

15 その生き残った者も死んで葬られ、そのやもめらは泣きもしない。

16 彼が銀をちりのように積み上げ、衣装を土のようにたくわえても、

17 彼がたくわえたものは、正しい者がこれを着、銀は、罪のない者が分け取る。

18 彼はしみが建てるような家を建てる。それは番人が作る仮小屋のようだ。

19 富む者が寝ると、もうそれきりだ。彼が目を開くと、もうそれはない。

20 恐怖が洪水のように彼を襲い、夜にはつむじ風が彼を運び去る。

21 東風が彼を吹き上げると、彼は去り、彼をそのいる所から吹き払う。

22 神は容赦なくそれを彼に投げつけ、彼は御手からなんとかしてのがれようとする。

23 人々は彼に向かって手をたたき、彼をあざけって、そのいる所から追い出す。

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