2010年12月3日金曜日

ヨブ記 17章

ヨブ記 17章


1 私の霊は乱れ、私の日は尽き、私のものは墓場だけ。

2 しかも、あざける者らが、私とともにおり、私の目は彼らの敵意の中で過ごす。

3 どうか、私を保証する者をあなたのそばに置いてください。ほかにだれか誓ってくれる者がありましょうか。

4 あなたが彼らの心を閉じて悟ることがないようにされたからです。それゆえ、あなたは彼らを高められないでしょう。

5 分け前を得るために友の告げ口をする者、その子らの目は衰え果てる。

6 神は私を民の物笑いとされた。私は顔につばきをかけられる者となった。

7 私の目は悲しみのためにかすみ、私のからだは影のようだ。

8 正しい者はこのことに驚き、罪のない者は神を敬わない者に向かって憤る。

9 義人は自分の道を保ち、手のきよい人は力を増し加える。

10 だが、あなたがたはみな、帰って来るがよい。私はあなたがたの中にひとりの知恵ある者も見いだすまい。

11 私の日は過ぎ去り、私の企て、私の心に抱いたことも破れ去った。

12 「夜は昼に変えられ、やみから光に近づく」と言うが、

13 もし私が、よみを私の住みかとして望み、やみに私の寝床をのべ、

14 その穴に向かって、「おまえは私の父だ」と言い、うじに向かって、「私の母、私の姉妹」と言うのなら、

15 私の望みはいったいどこにあるのか。だれが、私の望みを見つけよう。

16 よみの深さに下っても、あるいは、共にちりの上に降りて行っても。

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