2010年12月3日金曜日

ヨブ記 16章

ヨブ記 16章


1 ヨブは答えて言った。

2 そのようなことを、私は何度も聞いた。あなたがたはみな、煩わしい慰め手だ。

3 むなしいことばに終わりがあろうか。あなたは何に興奮して答えるのか。

4 私もまた、あなたがたのように語ることができる。もし、あなたがたが私の立場にあったなら、私はことばを連ねてあなたがたを攻撃し、あなたがたに向かって、頭を振ったことだろう。

5 私は口先だけであなたがたを強くし、私のくちびるでの慰めをやめなかったことだろう。

6 たとい、私が語っても、私の痛みは押さえられない。たとい、私が忍んでも、どれだけ私からそれが去るだろう。

7 まことに神は今、私を疲れさせた。あなたは私の仲間の者をことごとく荒らされました。

8 あなたは私を、つかみました。私のやせ衰えた姿が、証人となり、私に向かって立ち、面と向かって答えをします。

9 神は怒って私を引き裂き、私を攻めたて、私に向かって歯ぎしりした。私の敵は私に向かって目をぎらつかせる。

10 彼らは私に向かって口を大きくあけ、そしって私の頬を打ち、相集まって私を攻める。

11 神は私を小僧っ子に渡し、悪者の手に投げ込まれる。

12 私は安らかな身であったが、神は私を打ち砕き、私の首をつかまえて粉々にし、私を立ててご自分の的とされた。

13 その射手たちは私を巡り囲み、神は私の内臓を容赦なく射抜き、私の胆汁を地に流した。

14 神は私を打ち破って、破れに破れを加え、勇士のように私に向かって馳せかかる。

15 私は荒布をはだに縫いつけ、私の角をちりの中に突き刺した。

16 私の顔は泣いて赤くなり、私のまぶたには死の陰がある。

17 しかし、私の手には暴虐がなく、私の祈りはきよい。

18 地よ。私の血をおおうな。私の叫びに休み場所を与えるな。

19 今でも天には、私の証人がおられます。私を保証してくださる方は高い所におられます。

20 私の友は私をあざけります。しかし、私の目は神に向かって涙を流します。

21 その方が、人のために神にとりなしをしてくださいますように。人の子がその友のために。

22 数年もたてば、私は帰らぬ旅路につくからです。

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