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2010年12月6日月曜日

箴言 31章

箴言 31章


1 マサの王レムエルが母から受けた戒めのことば。

2 私の子よ、何を言おうか。私の胎よ、何を言おうか。私の誓願の子よ、何を言おうか。

3 あなたの力を女に費やすな。あなたの生き方を王たちを消し去る者にゆだねるな。

4 レムエルよ。酒を飲むことは王のすることではない。王のすることではない。「強い酒はどこだ」とは、君子の言うことではない。

5 酒を飲んで勅令を忘れ、すべて悩む者のさばきを曲げるといけないから。

6 強い酒は滅びようとしている者に与え、ぶどう酒は心の痛んでいる者に与えよ。

7 彼はそれを飲んで自分の貧しさを忘れ、自分の苦しみをもう思い出さないだろう。

8 あなたは口のきけない者のために、また、すべての不幸な人の訴えのために、口を開け。

9 口を開いて、正しくさばき、悩んでいる人や貧しい者の権利を守れ。

10 しっかりした妻をだれが見つけることができよう。彼女の値うちは真珠よりもはるかに尊い。

11 夫の心は彼女を信頼し、彼は「収益」に欠けることがない。

12 彼女は生きながらえている間、夫に良いことをし、悪いことをしない。

13 彼女は羊毛や亜麻を手に入れ、喜んで自分の手でそれを仕上げる。

14 彼女は商人の舟のように、遠い所から食糧を運んで来る。

15 彼女は夜明け前に起き、家の者に食事を整え、召使いの女たちに用事を言いつける。

16 彼女は畑をよく調べて、それに手を入れ、自分がかせいで、ぶどう畑を作り、

17 腰に帯を強く引き締め、勇ましく腕をふるう。

18 彼女は収入がよいのを味わい、そのともしびは夜になっても消えない。

19 彼女は糸取り棒に手を差し伸べ、手に糸巻きをつかむ。

20 彼女は悩んでいる人に手を差し出し、貧しい者に手を差し伸べる。

21 彼女は家の者のために雪を恐れない。家の者はみな、あわせの着物を着ているからだ。

22 彼女は自分のための敷き物を作り、彼女の着物は亜麻布と紫色の拠り糸でできている。

23 夫は町囲みのうちで人々によく知られ、土地の長老たちとともに座に着く。

24 彼女は亜麻布の着物を作って、売り、帯を作って、商人に渡す。

25 彼女は力と気品を身につけ、ほほえみながら後の日を待つ。

26 彼女は口を開いて知恵深く語り、その舌には恵みのおしえがある。

27 彼女は家族の様子をよく見張り、怠惰のパンを食べない。

28 その子たちは立ち上がって、彼女を幸せな者と言い、夫も彼女をほめたたえて言う。

29 「しっかりしたことをする女は多いけれど、あなたはそのすべてにまさっている」と。

30 麗しさはいつわり。美しさはむなしい。しかし、主を恐れる女はほめたたえられる。

31 彼女の手でかせいだ実を彼女に与え、彼女のしたことを町囲みのうちでほめたたえよう。

箴言 30章

箴言 30章


1 マサの人ヤケの子アグルのことば。イティエルに告げ、イティエルとウカルに告げたことば。

2 確かに、私は人間の中で最も愚かで、私には人間の悟りがない。

3 私はまだ知恵も学ばず、聖なる方の知識も知らない。

4 だれが天に上り、また降りて来ただろうか。だれが風をたなごころに集めただろうか。だれが水を衣のうち包んだだろうか。だれが地のすべての限界を堅く定めただろうか。その名は何か、その子の名は何か。あなたは確かに知っている。

5 神のことばは、すべて純粋。神は拠り頼む者の盾。

6 神のことばにつけ足しをしてはならない。神が、あなたを責めないように、あなたがまやかし者とされないように。

7 二つのことをあなたにお願いします。私が死なないうちに、それをかなえてください。

8 不真実と偽りとを私から遠ざけてください。貧しさも富も私に与えず、ただ、私に定められた分の食物で私を養ってください。

9 私が食べ飽きて、あなたを否み、「主とはだれだ」と言わないために。また、私が貧しくて、盗みをし、私の神の御名を汚すことのないために。

10 しもべのことを、その主人に中傷してはならない。そうでないと、彼はあなたをのろい、あなたは罰せられる。

11 自分の父をのろい、自分の母を祝福しない世代。

12 自分をきよいと見、汚れを洗わない世代。

13 なんとも、その目が高く、まぶたが上がっている世代。

14 歯が剣のようで、きばが刀のような世代。彼らは地の苦しむ者を、人のうちの貧しい者を食い尽くす。

15 蛭にはふたりの娘がいて、「くれろ、くれろ」と言う。飽くことを知らないものが、三つある。いや、四つあって、「もう十分だ」と言わない。

16 よみと、不妊の胎、水に飽くことを知らない地と、「もう十分だ」と言わない火。

17 自分の父をあざけり、母への従順をさげすむ目は、谷の烏にえぐりとられ、鷲の子に食われる。

18 私にとって不思議なことが三つある。いや、四つあって、私はそれを知らない。

19 天にある鷲の道、岩の上にある蛇の道、海の真ん中にある舟の道、おとめへの男の道。

20 姦通する女の道もそのとおり。彼女は食べて口をぬぐい、「私は不法を行わなかった」と言う。

21 この地は三つのことによって震える。いや、四つのことによって耐えられない。

22 奴隷が王となり、しれ者がパンに飽き、

23 きらわれた女が夫を得、女奴隷が女主人の代わりとなることによって。

24 この地上には小さいものが四つある。しかし、それは知恵者中の知恵者だ。

25 蟻は力のない種族だが、夏のうちに食糧を確保する。

26 岩だぬきは強くない種族だが、その巣を岩間に設ける。

27 いなごには王はないが、みな隊を組んで出て行く。

28 やもりは手でつかまえることができるが、王の宮殿にいる。

29 歩きぶりの堂々としているものが三つある。いや、その歩みの堂々としているものが四つある。

30 獣のうちで最も強く、何ものからも退かない雄獅子、

31 いばって歩くおんどりと、雄やぎ、軍隊を率いる王である。

32 もし、あなたが高ぶって、愚かなことをしたり、たくらんだりしたら、手に口を当てよ。

33 乳をかき回すと凝乳ができる。鼻をねじると血が出る。怒りをかき回すと争いが起こる。

箴言 29章

箴言 29章


1 責められても、なお、うなじのこわい者は、たちまち滅ぼされて、いやされることはない。

2 正しい人がふえると、民は喜び、悪者が治めると、民は嘆く。

3 知恵を愛する人は、その父を喜ばせ、遊女と交わる者は、財産を滅ぼす。

4 王は正義によって国を建てる。しかし重税を取り立てる者は国を滅ぼす。

5 自分の友人にへつらう者は、自分の足もとに網を張る。

6 悪人はそむきの罪を犯して自分のわなをかける。しかし正しい人は喜びの声をあげ、楽しむ。

7 正しい人は寄るべのない者を正しくさばくことを知っている。しかし悪者はそのような知識をわきまえない。

8 あざける者たちは町を騒がし、知恵のある人々は怒りを静める。

9 知恵のある人が愚か者を訴えて争うと、愚か者は怒り、あざ笑い、休むことがない。

10 血に飢えた者たちは潔白な人を憎み、正直な人のいのちをねらう。

11 愚かな者は怒りをぶちまける。しかし知恵のある者はそれを内におさめる。

12 支配者が偽りのことばに聞き入るなら、従者たちもみな悪者になる。

13 貧しい者としいたげる者とは互いに出会う。主は、この両者に日の光を見させる。

14 誠実をもって寄るべのない者をさばく王、その王座はとこしえまでも堅く立つ。

15 むちと叱責とは知恵を与える。わがままにさせた子は、母に恥を見させる。

16 悪者がふえると、そむきの罪も増す。しかし正しい者は彼らの滅びを見る。

17 あなたの子を懲らせ。そうすれば、彼はあなたを安らかにし、あなたの心に喜びを与える。

18 幻がなければ、民はほしいままにふるまう。しかし律法を守る者は幸いである。

19 しもべをことばだけで戒めることはできない。彼はそれがわかっても、反応がない。

20 軽率に話をする人を見ただろう。彼よりも愚かな者のほうが、まだ望みがある。

21 自分のしもべを幼い時から甘やかすと、ついには彼の手におえない者になる。

22 怒る者は争いを引き起こし、憤る者は多くのそむきの罪を犯す。

23 人の高ぶりはその人を低くし、心の低い人は誉れをつかむ。

24 盗人にくみする者は自分自身を憎む者だ。彼はのろいを聞いても何も言わない。

25 人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる。

26 支配者の顔色をうかがう者は多い。しかし人をさばくのは主である。

27 不正な人は正しい人に忌みきらわれ、行いの正しい人は悪者に忌みきらわれる。

箴言 28章

箴言 28章


1 悪者は追う者もないのに逃げる。しかし、正しい人は若獅子のように頼もしい。

2 国にそむきがあるときは、多くの首長たちがいる。しかし、分別と知識のあるひとりの人によって、それは長く安定する。

3 寄るべのない者をしいたげる貧しい者は、押し流して食物を残さない豪雨のようだ。

4 おしえを捨てる者は悪者をほめる。おしえを守る者は彼らと争う。

5 悪人は公義を悟らない。主を尋ね求める者はすべての事を悟る。

6 貧しくても、誠実に歩む者は、富んでいても、曲がった道を歩む者にまさる。

7 おしえを守る者は分別のある子、放蕩者と交わる者は、その父に恥ずかしい思いをさせる。

8 利息や高利によって財産を増やす者は、寄るべのない者たちに恵む者のためにそれをたくわえる。

9 耳をそむけておしえを聞かない者は、その者の祈りさえ忌みきらわれる。

10 正直な人を悪い道に迷わす者は、自分の掘った穴に陥る。しかし潔白な人たちはしあわせを継ぐ。

11 富む者は自分を知恵のある者と思い込む。分別のある貧しい者は、自分を調べる。

12 正しい者が喜ぶときには、大いなる栄光があり、悪者が起き上がるときには、人は身を隠す。

13 自分のそむきの罪を隠す者は成功しない。それを告白して、それを捨てる者はあわれみを受ける。

14 幸いなことよ。いつも主を恐れている人は。しかし心をかたくなにする人はわざわいに陥る。

15 うなる雄獅子、襲いかかる熊、寄るべのない民を治める悪い支配者。

16 英知を欠く君主は、多くの物を強奪する。不正な利得を憎む者は、長生きをする。

17 流血の罪に苦しむ者は、墓まで逃げるが、だれも彼をつかまえない。

18 潔白な生活をする者は救われ、曲がった生活をする者は墓穴に陥る。

19 自分の畑を耕す者は食糧に飽き足り、むなしいものを追い求める者は貧しさに飽きる。

20 忠実な人は多くの祝福を得る。しかし富を得ようとあせる者は罰を免れない。

21 人をかたより見るのはよくない。人は一切れのパンで、そむく。

22 貪欲な人は財産を得ようとあせり、欠乏が自分に来るのを知らない。

23 人を責める者は、へつらいを言う者より後に、恵みを得る。

24 自分の父母の物を盗んで、「私は罪を犯していない」と言う者は、滅びをもたらす者の仲間である。

25 欲の深い人は争いを引き起こす。しかし主に拠り頼む人は豊かになる。

26 自分の心にたよる者は愚かな者、知恵をもって歩む者は救われる。

27 貧しい者に施す者は不足することがない。しかし目をそむける者は多くののろいを受ける。

28 悪者が起こると、人は身を隠し、彼らが滅びると、正しい人がふえる。

箴言 27章

箴言 27章


1 あすのことを誇るな。一日のうちに何が起こるか、あなたは知らないからだ。

2 自分の口でではなく、ほかの者にあなたをほめさせよ。自分のくちびるでではなく、よその人によって。

3 石は重く、砂も重い。しかし愚か者の怒りはそのどちらよりも重い。

4 憤りは残忍で、怒りはあふれ出る。しかし、ねたみの前にはだれが立ちはだかることができよう。

5 あからさまに責めるのは、ひそかに愛するのにまさる。

6 憎む者が口づけしてもてなすよりは、愛する者が傷つけるほうが真実である。

7 飽き足りている者は蜂の巣の蜜も踏みつける。しかし飢えている者には苦い物もみな甘い。

8 自分の家を離れてさまよう人は、自分の巣を離れてさまよう鳥のようだ。

9 香油と香料は心を喜ばせ、友の慰めはたましいを力づける。

10 あなたの友、あなたの父の友を捨てるな。あなたが災難に会うとき、兄弟の家に行くな。近くにいる隣人は、遠くにいる兄弟にまさる。

11 わが子よ。知恵を得よ。私の心を喜ばせよ。そうすれば、私をそしる者に、私は言い返すことができよう。

12 利口な者はわざわいを見て、これを避け、わきまえのない者は進んで行って、罰を受ける。

13 他国人の保証人となるときは、その者の着物を取れ。見知らぬ女のためにも、着物を抵当に取れ。

14 朝早くから、大声で友人を祝福すると、かえってのろいとみなされる。

15 長雨の日にしたたり続ける雨漏りは、争い好きな女に似ている。

16 その女を制する者は、風を制し、右手に油をつかむことができる。

17 鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる。

18 いちじくの木の番人はその実を食う。主人の身を守る者は誉れを得る。

19 顔が、水に映る顔と同じように、人の心は、その人に映る。

20 よみと滅びの淵は飽くことがなく、人の目も飽くことがない。

21 るつぼは銀のため、炉は金のためにあるように、他人の称賛によって人はためされる。

22 愚か者を臼に入れ、きねでこれを麦といっしょについても、その愚かさは彼から離れない。

23 あなたの羊の様子をよく知り、群れに心を留めておけ。

24 富はいつまでも続くものではなく、王冠も代々に続かないからだ。

25 草が刈り取られ、若草が現れ、山々の青草も集められると、

26 子羊はあなたに着物を着させ、やぎは畑の代価となる。

27 やぎの乳は十分あって、あなたの食物、あなたの家族の食物となり、あなたの召使いの女たちを養う。

箴言 26章

箴言 26章


1 誉れが愚かな者にふさわしくないのは、夏の雪、刈り入れ時の雨のようだ。

2 逃げる雀のように、飛び去るつばめのように、いわれのないのろいはやって来ない。

3 馬には、むち。ろばには、くつわ。愚かな者には、むち。

4 愚かな者には、その愚かさにしたがって答えるな。あなたも彼と同じようにならないためだ。

5 愚かな者には、その愚かさにしたがって答えよ。そうすれば彼は、自分を知恵のある者と思わないだろう。

6 愚かな者にことづけする者は、自分の両足を切り、身に害を受ける。

7 愚かな者が口にする箴言は、足のなえた者の垂れ下がった足のようだ。

8 愚かな者に誉れを与えるのは、石投げ器に石をゆわえるようだ。

9 愚かな者が口にする箴言は、酔った人が手にして振り上げるいばらのようだ。

10 愚かな者や通りすがりの者を雇う者は、すべての人を傷つける投げ槍のようだ。

11 犬が自分の吐いた物に帰って来るように、愚かな者は自分の愚かさをくり返す。

12 自分を知恵のある者と思っている人を見ただろう。彼よりも、愚かな者のほうが、まだ望みがある。

13 なまけ者は「道に獅子がいる。ちまたに雄獅子がいる」と言う。

14 戸がちょうつがいで回転するように、なまけ者は寝台の上でころがる。

15 なまけ者は手を皿に差し入れても、それを口に持っていくことをいとう。

16 なまけ者は、分別のある答えをする七人の者よりも、自分を知恵のある者と思う。

17 自分に関係のない争いに干渉する者は、通りすがりの犬の耳をつかむ者のようだ。

18 気が狂った者は、燃え木を死の矢として投げるが、

19 隣人を欺きながら、「ただ、戯れただけではないか」と言う者も、それと同じだ。

20 たきぎがなければ火が消えるように、陰口をたたく者がなければ争いはやむ。

21 おき火に炭を、火にたきぎをくべるように、争い好きな人は争いをかき立てる。

22 陰口をたたく者のことばは、おいしい食べ物のようだ。腹の奥に下っていく。

23 燃えるくちびるも、心が悪いと、銀の上薬を塗った土の器のようだ。

24 憎む者は、くちびるで身を装い、心のうちでは欺きを図っている。

25 声を和らげて語りかけても、それを信じるな。その心には七つの忌みきらわれるものがあるから。

26 憎しみは、うまくごまかし隠せても、その悪は集会の中に現れる。

27 穴を掘る者は、自分がその穴に陥り、石をころがす者は、自分の上にそれをころがす。

28 偽りの舌は、真理を憎み、へつらう口は滅びを招く。

箴言 25章

箴言 25章


1 次もまたソロモンの箴言であり、ユダの王ヒゼキヤの人々が書き写したものである。

2 事を隠すのは神の誉れ。事を探るのは王の誉れ。

3 天が高く、地が深いように、王の心は測り知れない。

4 銀から、かなかすを除け。そうすれば、練られて良い器ができる。

5 王の前から悪者を除け。そうすれば、その王座は義によって堅く据えられる。

6 王の前で横柄ぶってはならない。偉い人のいる所に立ってはいてはならない。

7 高貴な人の前で下に下げられるよりは、「ここに上って来なさい」と言われるほうがよいからだ。あなたがその目で見たことを、

8 軽々しく訴えて出るな。そうでないと、あとになって、あなたの隣人があなたに恥ずかしい思いをさせたとき、あなたはどうしようとするのか。

9 あなたは隣人と争っても、他人の秘密を漏らしてはならない。

10 そうでないと、聞く者があなたを侮辱し、あなたの評判は取り返しのつかないほど悪くなる。

11 時宜にかなって語られることばは、銀の彫り物にはめられた金のりんごのようだ。

12 知恵のある叱責は、それを聞く者の耳にとって、金の耳輪、黄金の飾りのようだ。

13 忠実な使者はこれを遣わす者にとって、夏の暑い日の冷たい雪のようだ。彼は主人の心を生き返らせる。

14 贈りもしない贈り物を自慢する者は、雨を降らせない雲や風のようだ。

15 忍耐強く説けば、首領も納得する。柔らかな舌は骨を砕く。

16 蜜を見つけたら、十分、食べよ。しかし、食べすぎて吐き出すことがないように。

17 隣人の家に、足しげく通うな。彼があなたに飽きて、あなたを憎むことがないようにせよ。

18 隣人に対し、偽りの証言をする人は、こん棒、剣、また鋭い矢のようだ。

19 苦難の日に、裏切り者に拠り頼むのは、悪い歯やよろける足を頼みにするようなもの。

20 心配している人の前で歌を歌うのは、寒い日に着物を脱ぐようであり、ソーダの上に酢を注ぐようなものだ。

21 もしあなたを憎む者が飢えているなら、パンを食べさせ、渇いているなら、水を飲ませよ。

22 あなたはこうして彼の頭に、燃える炭火を積むことになり、主があなたに報いてくださる。

23 北風は大雨を起こし、陰口をきく舌は人を怒らす。

24 争い好きな女と社交場にいるよりは、屋根の片隅に住むほうがよい。

25 遠い国からの良い消息は、疲れた人への冷たい水のようだ。

26 正しい人が悪者の前に屈服するのは、きたなくされた泉、荒らされた井戸のようだ。

27 あまり多くの蜜を食べるのはよくない。しかし、りっぱなことばは尊重しなければならない。

28 自分の心を制することができない人は、城壁のない、打ちこわされた町のようだ。

箴言 24章

箴言 24章


1 悪い者たちをねたんではならない。彼らとともにいることを望んではならない。

2 彼らの心は暴虐を図り、彼らのくちびるは害毒を語るからだ。

3 家は知恵によって建てられ、英知によって堅くされる。

4 部屋は知識によってすべて尊い、好ましい宝物で満たされる。

5 知恵のある人は力強い。知識のある人は力を増す。

6 あなたはすぐれた指揮のもとに戦いを交え、多くの助言者によって勝利を得る。

7 愚か者には知恵はさんごのようだ。彼の門のところで、口を開くことができない。

8 悪事を働こうとたくらむ者は、陰謀家と言われている。

9 愚かなはかりごとは罪だ。あざける者は人に忌みきらわれる。

10 もしあなたが苦難の日に気落ちしたら、あなたの力は弱い。

11 捕らえられて殺されようとする者を救い出し、虐殺されようとする貧困者を助け出せ。

12 もしあなたが、「私たちはそのことを知らなかった」と言っても、人の心を評価する方は、それを見抜いておられないだろうか。あなたのたましいを見守る方は、それを知らないだろうか。この方はおのおの、人の行いに応じて報いないだろうか。

13 わが子よ。蜜を食べよ。それはおいしい。蜂の巣の蜜はあなたの口に甘い。

14 知恵もあなたのたましいにとっては、そうだと知れ。それを見つけると、良い終わりがあり、あなたの望みは断たれることがない。

15 悪者よ。正しい人の住まいをねらうな。彼のいこいの場所を荒らすな。

16 正しい者は七たび倒れても、また起き上がるからだ。悪者はつまずいて滅びる。

17 あなたの敵が倒れるとき、喜んではならない。彼がつまずくとき、あなたは心から楽しんではならない。

18 主がそれを見て、御心を痛め、彼への怒りをやめられるといけないから。

19 悪を行う者に対して腹を立てるな。悪者に対してねたみを起こすな。

20 悪い者には良い終わりがなく、悪者のともしびは消えるから。

21 わが子よ。主と王とを恐れよ。そむく者たちと交わってはならない。

22 たちまち彼らに災難が起こるからだ。このふたりから来る滅びをだれが知りえようか。

23 これらもまた、知恵ある者による。さばくときに、人をかたより見るのはよくない。

24 悪者に向かって、「あなたは正しい」と言う者を、人々はののしり、民はのろう。

25 しかし、悪者を責める者は喜ばれ、彼らには幸せな祝福が与えられる。

26 正しい答えをする者には、そのくちびるに口づけされる。

27 外であなたの仕事を確かなものとし、あなたの畑を整え、そのあとで、あなたは家を建てよ。

28 あなたは、理由もないのに、あなたの隣人をそこなう証言をしてはならない。あなたのくちびるで惑わしてはならない。

29 「彼が私にしたように、私も彼にしよう。私は彼の行いに応じて、仕返しをしよう」と言ってはならない。

30 私は、なまけ者の畑と、思慮に欠けている者のぶどう畑のそばを、通った。

31 すると、いばらが一面に生え、いらくさが地面をおおい、その石垣はこわれていた。

32 私はこれを見て、心に留め、これを見て、戒めを受けた。

33 しばらく眠り、しばらくまどろみ、しばらく手をこまねいて、また休む。

34 だから、あなたの貧しさは浮浪者のように。、あなたの乏しさは横着者のようにやって来る。

箴言 23章

箴言 23章


1 あなたが支配者と食事の席に着くときは、あなたの前にある物に、よく注意するがよい。

2 あなたが食欲の盛んな人であるなら、あなたののどに短刀を当てよ。

3 そのごちそうをほしがってはならない。それはまやかす食物だから。

4 富を得ようとして苦労してはならない。自分の悟りによって、これをやめよ。

5 あなたがこれに目を留めると、それはもうないではないか。富は必ず翼をつけて、鷲のように天へ飛んで行く。

6 貪欲な人の食物を食べるな。彼のごちそうをほしがるな。

7 彼は、心のうちでは勘定ずくだから。あなたに、「食え、飲め」と言っても、その心はあなたとともにない。

8 あなたは、食べた食物を吐き出し、あなたの快いことばをむだにする。

9 愚かな者に話しかけるな。彼はあなたの思慮深いことばをさげすむからだ。

10 昔からの地境を移してはなrない。みなしごの畑に入り込んではならない。

11 彼らの贖い主は力強く、あなたに対する彼らの訴えを弁護されるからだ。

12 あなたは訓戒に意を用い、知識のことばに耳を傾けよ。

13 子どもを懲らすことを差し控えてはならない。むちで打っても、彼は死ぬことはない。

14 あなたがむちで彼を打つなら、彼のいのちをよみから救うことができる。

15 わが子よ。もし、あなたの心に知恵があれば、私の心も喜び、

16 あなたのくちびるが正しいことを語るなら、私の心はおどる。

17 あなたは心のうちで罪人をねたんではならない。ただ主をいつも恐れていよ。

18 確かに終わりがある。あなたの望みは断ち切られることはない。

19 わが子よ。よく聞いて、知恵を得、あなたの心に、まっすぐ道を歩ませよ。

20 大酒飲みや、肉をむさぼり食う者と交わるな。

21 大酒飲みとむさぼり食う者とは貧しくなり、惰眠をむさぼる者は、ぼろをまとうようになるからだ。

22 あなたを生んだ父の言うことを聞け。あなたの年老いた母をさげすんではならない。

23 真理を買え。それを売ってはならない。知恵と訓戒と悟りも。

24 正しい者の父は大いに楽しみ、知恵のある子を生んだ者はその子を喜ぶ。

25 あなたの父と母を喜ばせ、あなたを産んだ母を楽しませよ。

26 わが子よ。あなたの心をわたしに向けよ。あなたの目は、わたしの道を見守れ。

27 遊女は深い穴、見知らぬ女は狭い井戸だから。

28 彼女は強盗のように待ち伏せて、人々の間に裏切り者を多くする。

29 わざわいのある者はだれか。嘆く者はだれか。争いを好む者はだれか。不平を言う者はだれか。ゆえなく傷を受ける者はだれか。血走った目をしている者はだれか。

30 ぶどう酒を飲みふける者、混ぜ合わせた酒の味見をしに行く者だ。

31 ぶどう酒が赤く、杯の中で輝き、なめらかにこぼれるとき、それを見てはならない。

32 あとでは、これが蛇のようにかみつき、まむしのように刺す。

33 あなたの目は、異様な物を見、あなたの心は、ねじれごとをしゃべり、

34 海の真ん中で寝ている人のように、帆柱のてっぺんで寝ている人のようになる。

35 「私はなぐられたが、痛くなかった。私はたたかれたが、知らなかった。いつ、私はさめるだろうか。もっと飲みたいものだ。」

箴言 22章

箴言 22章


1 名声は多くの富よりも望ましい。愛顧は銀や金にまさる。

2 富む者と貧しい者とは互いに出会う。これらすべてを造られたのは主である。

3 利口な者はわざわいを見て、これを避け、わきまえのない者は進んで行って、罰を受ける。

4 謙遜と、主を恐れることの報いは、富と誉れといのちである。

5 曲がった者の道にはいばらをわながある。たましいを守る者はこれらから遠ざかる。

6 若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない。

7 富む者は貧しい者を支配する。借りる者は貸す者のしもべとなる。

8 不正を蒔く者はわざわいを刈り取る。彼の怒りの杖はすたれる。

9 善意の人は祝福を受ける。自分のパンを寄るべのない者に与えるから。

10 あざける者を追い出せ。そうすれば、争いも出て行く。けんかも、悪口もやむ。

11 心のきよさを愛し、優しく話をする者は、王がその友となる。

12 主の目は知識を見守り、裏切り者のことばをくつがえす。

13 なまけ者は言う。「獅子が外にいる。私はちまたで殺される」と。

14 他国の女の口車は深い穴のようだ。主の憤りに触れた者がそこに落ち込む。

15 愚かさは子どもの心につながれている。懲らしめの杖がこれを断ち切る。

16 自分を富まそうと寄るベのない者をしいたげる人、富む人に与える者は、必ず乏しくなる。

17 耳を傾けて、知恵のある者のことばを聞け。あなたの心を私の知識に向けよ。

18 これらをあなたのうちに保つなら、楽しいことだ。これらをみな、あなたのくちびるに備えておけ。

19 あなたが主に拠り頼むことができるように、私はきょう、特にあなたに教える。

20 私はあなたのために、勧告と知識についての三十句を書いたではないか。

21 これはあなたに真理のことばの確かさを教え、あなたを遣わした者に真理のことばを持ち帰らせるためである。

22 貧しい者を、彼が貧しいからといって、かすめ取るな。悩む者を門のところで押さえつけるな。

23 主が彼らの訴えを弁護し、彼らを奪う者のいのちを奪うからだ。

24 おこりっぽい者と交わるな。激しやすい者といっしょに行くな。

25 あなたがそのならわしにならって、自分自身がわなにかかるといけないから。

26 あなたは人と誓約をしてはならない。他人の負債の保証人となってはならない。

27 あなたに、償うものがないとき、人があなたの下から寝床を奪い取ってもよかろうか。

28 あなたの先祖が立てた昔からの地境を移してはならない。

29 じょうずな仕事をする人を見たことがあるか。その人は王の前には立つが、自分の卑しい人の前には立たない。

箴言 21章

箴言 21章


1 王の心は主の手の中にあって、水の流れのようだ。みこころのままに向きを変えられる。

2 人は自分の道はみな正しいと思う。しかし主は人の心の値うちをはかられる。

3 正義と公義を行うことは、いけにえにまさって主に喜ばれる。

4 高ぶる目とおごる心―悪者のともしびは罪である。

5 勤勉な人の計画は利益をもたらし、すべてあわてる者は欠損を招くだけだ。

6 偽りの舌をもって財宝を得る者は、吹き払われる息のようで、死を求める者だ。

7 悪者は自分の暴虐に引きずられる。公義を行おうとしないからだ。

8 罪人の道はねじれている。しかし、きよい人の行いはまっすぐだ。

9 争い好きな女と社交場にいるよりは、屋根の片隅に住むほうがよい。

10 悪者のたましいは悪事にあこがれ、隣人をあわれもうとはしない。

11 あざける者が罰を受けるとき、わきまえのない者が知恵を得る。知恵のある者が学ぶとき、その人は知識を得る。

12 正しい人は悪者の家を見抜く。悪者どもは自分の悪事のために滅ぼされる。

13 寄るべのない者の叫びに耳を閉じる者は、自分が呼ぶときに答えられない。

14 ひそかな贈り物は怒りをなだめ、ふところのわいろは激しい憤りをなだめる。

15 公義が行われるkとおは、正しい者には喜びであり、不法を行う者には滅びである。

16 悟りの道から迷い出る者は、死者の霊たちの集会の中で休む。

17 快楽を愛する者は貧しい人となり、ぶどう酒や油を愛する者は富むことがない。

18 悪者が正しい人のための身代金となり、裏切り者が直ぐな人の身代わりとなる。

19 争い好きで、うるさい女といるよりは、荒野に住むほうがましだ。

20 知恵のある者の住まいには、好ましい財宝と油がある。しかし愚かな者はkろえをのみ尽くす。

21 正義と誠実を追い求める者は、いのちと正義と誉れとを得る。

22 知恵のある者は勇士たちの町に攻め上って、その頼みとするとりでを倒す。

23 自分の口と舌とを守る者は、自分自身を守って苦しみに会わない。

24 高ぶった横柄な者―その名は「あざける者」、彼はいばって、横柄なふるまいをする。

25 なまけ者の欲望はその身を殺す。その手が働くことを拒むからだ。

26 この者は一日中、自分の欲望に明け暮れている。しかし、正しい人は人に与えて惜しまない。

27 悪者のいけにえは忌みきらわれる。悪意をもってささげるときは、なおさらのこと。

28 まやかしの証人は滅びる。しかし、よく聞く者はいつまでも語る。

29 悪者はあつかましく、正しい者は自分の道をわきまえる。

30 主の前では、どんな知恵も英知もはかりごとも、役に立たない。

31 馬は戦いの日のために備えられる。しかし救いは主による。

箴言 20章

箴言 20章


1 ぶどう酒は、あざける者。強い酒は、騒ぐ者。これに惑わされる者は、みな知恵がない。

2 王の恐ろしさは若い獅子がうなるようだ。彼を怒らせる者は自分のいのちを失う。

3 争いを避けることは人の誉れ、愚かな者はみな争いを引き起こす。

4 なまけ者は冬に耕さない。それゆえ、刈り入れ時に求めても、何もない。

5 人の心にあるはかりごとは深い水、英知のある人はこれを汲み出す。

6 多くの人は自分の親切を吹聴する。しかし、だれが忠実な人を見つけえよう。

7 正しい人が潔白な生活をするときに、彼の子孫はなんと幸いなことだろう。

8 さばきの座に着く王は、自分の目ですべての悪をふるい分ける。

9 だれが、「私は自分の心をきよめた。私は罪からきよめられた」と言うことができよう。

10 異なる二種類のおもり、異なる二種類の枡、そのどちらも主に忌みきらわれる。

11 幼子でさえ、何かするとき、その行いが純粋なのかどうか、正しいのかどうかを明らかにする。

12 聞く耳と、見る目とは、二つとも主が造られたもの。

13 眠りを愛してはいけない。さもないと貧しくなる。目を開け。そうすればパンに飽き足りる。

14 買う者は「悪い、悪い」と言うが、買ってしまえば、それを自慢する。

15 金があり、多くの真珠があっても、知識のくちびるが宝の器。

16 他国人の保証人となるときは、その者の着物を取れ。見知らぬ女のためにも、着物を抵当に取れ。

17 だまし取ったパンはうまい。しかし、後にはその口はじゃりでいっぱいになる。

18 相談して計画を整え、すぐれた指揮のもとに戦いを交えよ。

19 歩き回って人を中傷する者は秘密を漏らす。くちびるを開く者とは交わるな。

20 自分の父や母をのろう者、そのともしびは、やみが近づくと消える。

21 初めに急に得た相続財産は、終わりには祝福されない。

22 「悪に報いてやろう」と言ってはならない。主を待ち望め。主があなたを救われる。

23 異なる二種類のおもりは主に忌みきらわれる。欺きのはかりはよくない。

24 人の歩みは主によって定められる。人間はどうして自分の道を理解できようか。

25 軽々しく、聖なるささげ物をすると言い、誓願を立てて後に、それを考え直す者は、わなにかかっている人だ。

26 知恵のある王は悪者どもをふるいにかけ、彼らの上で車輪を引き回す。

27 人間の息は主のともしび、腹の底まで探り出す。

28 恵みとまこととは王を守る。彼は恵みによって王位をささえる。

29 若い男の光栄は彼らの力。年寄りの飾りはそのしらが。

30 打って傷つけるのは悪を洗い落とすため。腹の底まで打ちたたけ。

箴言 19章

箴言 19章


1 貧しくても、誠実に歩む者は、曲がったことを言う愚かな者にまさる。

2 熱心だけで知識のないのはよくない。急ぎ足の者はつまずく。

3 人は自分の愚かさによってその生活を滅ぼす。しかもその心は主に向かって激しく怒る。

4 財産は多くの友を増し加え、寄るべのない者は、その友からも引き離される。

5 偽りの証人は罰を免れない。まやかしを吹聴する者も、のがれられない。

6 高貴な人の好意を求める者は多く、だれでも贈り物をしてくれる人の友となる。

7 貧しい者は自分の兄弟たちみなから憎まれる。彼の友人が彼から遠ざかるのは、なおさらのこと。彼がことばをもって追い求めても、彼らはいない。

8 思慮を得る者は自分自身を愛する者、英知を保つ者は幸いを見つける。

9 偽りの証人は罰を免れない。まやかしを吹聴する者は滅びる。

10 愚かな者にぜいたくな暮らしはふさわしくない。奴隷が主人を支配するのは、なおさらのこと。

11 人に思慮があれば、怒りをおそくする。その人の栄光は、そむきを赦すことである。

12 王の激しい怒りは若い獅子がうなるよう。しかし、その恵みは草の上に置く露のよう。

13 愚かな息子は父のわざわい。妻のいさかいは、したたり続ける雨漏り。

14 家と財産とは先祖から受け継ぐもの。思慮深い妻は主からのもの。

15 怠惰は人を深い眠りに陥らせ、なまけ者は飢える。

16 命令を守る者は自分のいのちを保ち、自分の道をさげすむ者は死ぬ。

17 寄るべのない者に施しをするのは、主に貸すことだ。主がその善行に報いてくださる。

18 望みのあるうちに、自分の子を懲らしめよ。しかし、殺す気を起こしてはならない。

19 激しく憤る者は罰を受ける。たとい彼を救い出しても、ただ、これをくり返さなければならない。

20 忠告を聞き、訓戒を受け入れよ。そうすれば、あなたはあとで知恵を得よう。

21 人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけが成る。

22 人の望むものは、人の変わらぬ愛である。貧しい人は、まやかしを言う者にまさる。

23 主を恐れるなら、いのちに至る。満ち足りて住み、わざわいに会わない。

24 なまけ者は手を皿に差し入れても、それを口に持っていこうとしない。

25 あざける者を打て。そうすれば、わきまえのない者は利口になる。悟りのある者を責めよ。そううすれば、彼は知識をわきまえる。

26 父に乱暴し、母を追い出す者は、恥を見、はずかしめを受ける子である。

27 わが子よ。訓戒を聞くのをやめてみよ。そうすれば、知識のことばから迷い出る。

28 よこしまな証人は、さばきをあざけり、悪者の口は、わざわいをのみこむ。

29 さばきはあざける者のために準備され、むち打ちは愚かな者の背のために準備されている。

箴言 18章

箴言 18章


1 おのれを閉ざす者は自分の欲望のままに求め、すべてのすぐれた知性と仲たがいする。

2 愚かな者は英知を喜ばない。ただ自分の意見だけを表す。

3 悪者が来ると、侮りも来る。恥とともに、そしりも来る。

4 人の口のことばは深い水のようだ。知恵の泉はわいて流れる川のようだ。

5 悪者をえこひいきすることはよくない。正しい者をさばきのときに否むこともよくない。

6 愚かな者のくちびるは争いを起こし、その口はむち打つ者を呼び寄せる。

7 愚かな者の口は自分の滅びとなり、そのくちびるは自分のたましいのわなとなる。

8 陰口をたたく者のことばはおいしい食べ物のようだ。腹の奥に下っていく。

9 自分の仕事をなまける者は、滅びをもたらす者の兄弟である。

10 主の名は堅固なやぐら。正しい者はその中に走って行って安全である。

11 富む者の財産は堅固な城。自分ではそそり立つ城壁のように思っている。

12 人の心の高慢は破滅に先立ち、謙遜は栄誉に先立つ。

13 よく聞かないうちに返事をする者は、愚かであって、侮辱を受ける。

14 人の心は病苦をも忍ぶ。しかし、ひしがれた心にだれが耐えるだろうか。

15 悟りのある者の心は知識を得、知恵のある者の耳は知識を求める。

16 人の贈り物はその人のために道を開き、高貴な人の前にも彼を導く。

17 最初に訴える者は、その相手が来て彼を調べるまでは、正しく見える。

18 くじは争いをやめさせ、強い者の間を解決する。

19 反抗する兄弟は堅固な城よりも近寄りにくい。敵意は宮殿のかんぬきのようだ。

20 人はその口の結ぶ実によって腹を満たし、そのくちびるによる収穫に満たされる。

21 死と生は舌に支配される。どちらかを愛して、人はその実を食べる。

22 良い妻を見つける者はしあわせを見つけ、主からの恵みをいただく。

23 貧しい者は哀願するが、富む者は荒々しく答える。

24 滅びに至らせる友人たちもあれば、兄弟よりも親密な者もいる。

箴言 17章

箴言 17章


1 一切れのかわいたパンがあって、平和であるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる。

2 思慮のあるしもべは、恥知らずの子を治め、その兄弟たちの間にあって、資産の分け前を受け継ぐ。

3 銀にはるつぼ、金には炉、人の心をためすのは主。

4 悪を行う者は邪悪なくちびるに聞き入り、偽り者は人を傷つける舌に耳を傾ける。

5 貧しい者をあざける者は自分の造り主をそしる。人の災害を喜ぶ者は罰を免れない。

6 孫たちは老人の冠、子らの光栄は彼らの父である。

7 すぐれたことばは、しれ者にふさわしくない。偽りのくちびるは、高貴な人にはなおさらふさわしくない。

8 わいろは、その贈り主の目には宝石、その向かう所、どこにおいても、うまくいく。

9 そむきの罪をおおう者は、愛を追い求める者。同じことをくり返して言う者は、親しい友を離れさせる。

10 悟りのある者を一度責めることは、愚かな者を百度むち打つよりもききめがある。

11 ただ逆らうことだけを求める悪人には、残忍な使者が送られる。

12 愚かさにふけっている愚かな者に会うよりは、子を奪われた雌熊に会うほうがましだ。

13 善に代えて悪を返すなら、その家から悪が離れない。

14 争いの初めは水が吹き出すようなものだ。争いが起こらないうちに争いをやめよ。

15 悪者を正しいと認め、正しい者を悪いとする、この二つを、主は忌みきらう。

16 愚かな者が思慮もないのに、知恵を買おうとして、手に代金を持っている。これはいったいどうしたことか。

17 友はどんなときにも愛するものだ。兄弟は苦しみを分け合うために生まれる。

18 思慮に欠けている者はすぐ誓約をして、隣人の前で保証人となる。

19 そむきの罪を愛する者はけんかを愛する。自分の門を高くする者は破滅を求める。

20 心の曲がった者は幸いを見つけない。偽りを口にする者はわざわいに陥る。

21 愚かな者を生む者には悲しみがあり、しれ者の父には喜びがない。

22 陽気な心は健康を良くし、陰気な心は骨を枯らす。

23 悪者は人のふところからわいろを受け、さばきの道を曲げる。

24 悟りのある者はその顔を知恵に向け、愚かな者は目を地の果てに注ぐ。

25 愚かな子はその父を憂い、これを産んだ母の痛みである。

26 正しい人に罰金を科し、高貴な人をその正しさのゆえにむち打つのは、どちらもよくない。

27 自分のことばを控える者は知識に富む者。心の冷静な人は英知のある者。

28 愚か者でも、黙っていれば、知恵のある者と思われ、そのくちびるを閉じていれば、悟りのある者と思われる。

箴言 16章

箴言 16章


1 人は心に計画を持つ。主はその舌に答えを下さる。

2 人は自分の行いがことごとく純粋だと思う。しかし主は人のたましいの値うちをはかられる。

3 あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない。

4 主はすべてのものを、ご自分の目的のために造り、悪者さえもわざわいの日のために造られた。

5 主はすべて心のおごる者を忌みきらわれる。確かに、この者は罰を免れない。

6 恵みとまことによって、咎は贖われる。主を恐れることによって、人は悪を離れる。

7 主は、人の行いを喜ぶとき、その人の敵をも、その人と和らがせる。

8 正義によって得たわずかなものは、不正によって得た多くの収穫にまさる。

9 人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。

10 王のくちびるには神の宣告がある。さばくとき、その口に不実があってはならない。

11 正しいてんびんとはかりとは、主のもの。袋の中の重り石もみな、主が造られたもの。

12 悪を行うことは王たちの忌みきらうこと。王座は義によって堅く立つからだ。

13 正しいことばは王たちの喜び。まっすぐに語る者は愛される。

14 王の憤りは死の使者である。しかし知恵のある人はそれをなだめる。

15 王の顔の光にはいのちがある。彼のいつくしみは後の雨をもたらす雲のようだ。

16 知恵を得ることは、黄金を得るよりもはるかにまさる。悟りを得ることは銀を得るよりも望ましい。

17 直ぐな者の大路は悪から離れている。自分のいのちを守る者は自分の道を監視する。

18 高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。

19 へりくだって貧しい者とともにいるのは、高ぶる者とともにいて、分捕り物を分けるのにまさる。

20 みことばに心を留める者は幸いを見つける。主に寄り頼む者は幸いである。

21 心に知恵のある者は悟りのある者ととなえられ、その快いことばは理解を増し加える。

22 思慮を持つ者にはいのちが泉となり、愚か者には愚かさが懲らしめとなる。

23 知恵のある者の心はその口をさとし、そのことばに理解を増し加える。

24 親切なことばは蜂蜜、たましいに甘く、骨を健やかにする。

25 人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である。

26 働く者は食欲のために働く。その口が彼を駆り立てるからだ。

27 よこしまな者は悪をたくらむ。その言うことは焼き尽くす火のようだ。

28 ねじれ者は争いを巻き起こし、陰口をたたく者は親しい友を離れさせる。

29 暴虐の者は自分の隣人を惑わし、良くない道へ導く。

30 目くばせする者はねじれごとをたくらみ、くちびるをすぼめている者は悪を成し遂げた者だ。

31 しらがは光栄の冠、それは正義の道に見いだされる。

32 怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる。

33 くじは、ひざに投げられるが、そのすべての決定は、主から来る。

箴言 15章

箴言 15章


1 柔らかな答えは憤りを静める。しかし激しいことばは怒りを引き起こす。

2 知恵のある者の舌は知識をよく用い、愚かな者の口は愚かさを吐き出す。

3 主の御目はどこにでもあり、悪人と善人とを見張っている。

4 穏やかな舌はいのちの木。偽りの舌はたましいの破滅。

5 愚か者は自分の父の訓戒を侮る。叱責を大事にする者は利口になる。

6 正しい者の家には多くの富がある。悪者の収穫は煩いをもたらす。

7 知恵のある者のくちびるは知識を広める。愚かな者の心はそうではない。

8 悪者のいけにえは主に忌みきらわれる。正しい者の祈りは主に喜ばれる。

9 主は悪者の行いを忌みきらい、義を追い求める者を愛する。

10 正しい道を捨てる者にはきびしい懲らしめがあり、叱責を憎む者は死に至る。

11 よみと滅びの淵とは主の前にある。人の子らの心はなおさらのこと。

12 あざける者はしかってくれる者を愛さない。知恵のある者にも近づかない。

13 心に喜びがあれば顔色を良くする。心に憂いがあれば気はふさぐ。

14 悟りのある者の心は知識を求めるが、愚かな者の口は愚かさを食いあさる。

15 悩む者には毎日が不吉の日であるが、心に楽しみのある人には毎日が宴会である。

16 わずかな物を持っていて主を恐れるのは、多くの財宝を持っていて恐慌があるのにまさる。

17 野菜を食べて愛し合うのは、肥えた牛を食べて憎み合うのにまさる。

18 激しやすい者は争いを引き起こし、怒りをおそくする者はいさかいを静める。

19 なまけ者の道はいばらの生け垣のよう。実直な者の小道は平らな大路。

20 知恵のある子は父を喜ばせ、愚かな者はその母をさげすむ。

21 思慮に欠けている者は愚かさを喜び、英知のある者はまっすぐに歩む。

22 密議をこらさなければ、計画は破れ、多くの助言者によって、成功する。

23 良い返事をする人には喜びがあり、時宜にかなったことばは、いかにも麗しい。

24 悟りのある者はいのちの道を上って行く。これは下にあるよみを離れるためだ。

25 主は高ぶる者の家を打ちこわし、やもめの地境を決められる。

26 悪人の計画は主に忌みきらわれる。親切なことばは、きよい。

27 利得をむさぼる者は自分の家族を煩わし、まいないを憎むもの者は生きながらえる。

28 正しい者の心は、どう答えるかを思い巡らす。悪者の口は悪を吐き出す。

29 主は悪者から遠ざかり、正しい者の祈りを聞かれる。

30 目の光は心を喜ばせ、良い知らせは人を健やかにする。

31 いのちに至る叱責を聞く耳のある者は、知恵のある者の間に宿る。

32 訓戒を無視する者は自分のいのちをないがしろにする。叱責を聞き入れる者は思慮を得る。

33 主を恐れることは知恵の訓戒である。謙遜は栄誉に先立つ。

箴言 14章

箴言 14章


1 知恵のある女は自分の家を建て、愚かな女は自分の手でこれを壊す。

2 まっすぐに歩む者は、主を恐れ、曲がって歩む者は、主をさげすむ。

3 愚か者の口には誇りの若枝がある。知恵のある者のくちびるは身を守る。

4 牛がいなければ飼葉おけはきれいだ。しかし牛の地からによって収穫は多くなる。

5 真実な証人はまやかしを言わない。偽りの証人はまやかしを吹聴する。

6 あざける者は知恵を捜しても得られない。しかし悟りのある者はたやすく知識を得る。

7 愚かな者の前を離れ去れ。知識のことばはそこにはない。

8 利口な者は自分の知恵で自分の道をわきまえ、愚かな者は自分の愚かさで自分を欺く。

9 罪過のためのいけにえは愚か者をあざけり、正しい者の間には恩恵がある。

10 心がその人自身の苦しみを知っている。その喜びにもほかの者はあずからない。

11 悪者の家は滅ぼされ、正しい者の天幕は栄える。

12 人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である。

13 笑うときにも心は痛み、終わりには喜びが悲しみとなる。

14 心の堕落している者は自分の道に甘んじる。善良な人は彼から離れる。

15 わきまえのない者は何でも言われたことを信じ、利口な者は自分の歩みをわきまえる。

16 知恵のある者は用心深くて悪を避け、愚かな者は怒りやすくて自信が強い。

17 短気な者は愚かなことをする。悪をたくらむ者は憎まれる。

18 わきまえのない者は愚かさを受け継ぎ、利口な者は知識の冠をかぶる。

19 悪人はよい人の前で、悪者は正しい人の門のところで身をかがめる。

20 貧しい者はその隣人にさえ憎まれるが、富む者を愛する人は多い。

21 自分の隣人をさげすむ人は罪人。貧しい者をあわれむ人は幸いだ。

22 悪をたくらむ者は迷い出るではないか。善を計る者には恵みとまことがある。

23 すべての勤労には利益がある。おしゃべりは欠損を招くだけだ。

24 知恵のある者の冠はその知恵。愚かな者のかぶり物はその愚かさ。

25 誠実な証人は人のいのちを救い出す。欺く者はまやかしを吹聴する。

26 力強い信頼は主を恐れることにあり、子たちの避け所となる。

27 主を恐れることはいのちの泉、死のわなからのがれさせる。

28 民の多いことは王の栄え。民がなくなれば君主は滅びる。

29 怒りをおそくする者は英知を増し、気の短い者は愚かさを増す。

30 穏やかな心は、からだのいのち、激しい思いは骨をむしばむ。

31 寄るべのない者をしいたげる者は自分の造り主をそしり、

32 悪者は自分の悪によって打ち倒され、正しい者は、自分の死の中にものがれ場がある。

33 知恵は悟りのある者のこころにいこう。愚かな者の間でもそれは知られている。

34 正義は国を高め、罪は国民をはずかしめる。

35 思慮深いしもべは王の好意を受け、恥知らずの者は王の激しい怒りに会う。

箴言 13章

箴言 13章


1 知恵のある子は父の訓戒に従い、あざける者は叱責を聞かない。

2 人はその口の実によって良いものを食べ、裏切り者は暴虐に食べる。

3 自分の口を見張る者は自分のいのちを守り、くちびるを大きく開く者には滅びが来る。

4 なまけ者は欲を起こしても心に何もない。しかし勤勉な者の心は満たされる。

5 正しい者は偽りのことばを憎む。悪者は悪臭を放ちながら恥ずべきふるまいをする。

6 正義は潔白な生き方を保ち、悪は罪人を滅ぼす。

7 富んでいるように見せかけ、何も持たない者がいる。貧しいように見せかけ、多くの財産を持つ者がいる。

8 富はその人のいのちの身代金である。しかし貧しい者は叱責を聞かない。

9 正しい者の光は輝き、悪者のともしびは消える。

10 高ぶりは、ただ争いを生じ、知恵は勧告を聞く者とともにある。

11 急に得た財産は減るが、働いて集める者は、それを増す。

12 期待が長びくと心は病む。望みがかなうことは、いのちの木である。

13 みことばをさげすむ者は身を滅ぼし、命令を敬う者は報いを受ける。

14 知恵のある者のおしえはいのちの泉、これによって、死のわなをのがれることができる。

15 良い思慮は好意を生む。裏切り者の行いは荒い。

16 すべて利口な者は知識によって行動し、愚かな者は自分の愚かさを言い広める。

17 悪い使者はわざわいに陥り、忠実な使者は人をいやす。

18 貧乏と恥とは訓戒を無視する者に来る。しかし叱責を大事にする者はほめられる。

19 望みがかなえられるのはここちよい。愚かな者は悪から離れることを忌みきらう。

20 知恵のある者とともに歩む者は知恵を得る。愚かな者の友となる者は害を受ける。

21 わざわいは罪人を追いかけ、幸いは正しい者に報いる。

22 善良な人は子孫にゆずりの地を残す。罪人の財宝は正しい者のためにたくわえられる。

23 貧しい者の開拓地に、多くの食糧がある。公義がないところで、財産は滅ぼし尽くされる。

24 むちを控える者はその子を憎む者である。子を愛する者はつとめてこれを懲らしめる。

25 正しい者は食べてその食欲を満たし、悪者は腹をすかせる。

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