2010年12月7日火曜日

雅歌 1章

雅歌 1章


1 ソロモンの雅歌

2 あの方が私に口づけしてくださったらよいのに。あなたの愛はぶどう酒よりも快く、

3 あなたの香油のかおりはかぐわしく、あなたの名はそそがれる香油のよう。それで、おとめらはあなたを愛しています。

4 私を引き寄せてください。私たちはあなたのあとから急いでまいります。王は私を奥の間に連れて行かれました。私たちはあなたによって楽しみ喜び、あなたの愛をぶどう酒にまさってほめたたえ、真心からあなたを愛しています。

5 エルサレムの娘たち。私はケダルの天幕のように、ソロモンの幕のように、黒いけれども美しい。

6 私をご覧にならないでください。私は日に焼けて、黒いのです。私の母の子らが私に向かっていきりたち、私をぶどう畑の見張りに立てたのです。しかし、私は自分のぶどう畑は見張りませんでした。

7 私の愛している人。どうか教えてください。どうで羊を飼い、昼の間は、どこでそれを休ませるのですか。あなたの仲間の群れのかたわらで、私はなぜ、顔おおいをつけた女のようにしていなければならないのでしょう。

8 女のなかで最も美しい人よ。あなたがこれを知らないのなら、羊の群れの足跡について行き、羊飼いの住まいのかたわらで、あなたの子やぎを飼いなさい。

9 わが愛する者よ。私はあなたを、パロの戦車の雌馬になぞらえよう。

10 あなたの頬には飾り輪がつき、首には宝石をちりばめた首飾りがつけてあって、美しい。

11 私たちは銀をちりばめた金の飾り輪をあなたのために作ろう。

12 王がうたげの座に着いておられる間、私のナルドはかおりを放ちました。

13 私の愛する方は、私にとっては、この乳房の間に宿る没薬の袋のようです。

14 私の愛する方は、私にとっては、エン・ゲディのぶどう畑にあるヘンナ樹の花ぶさのようです。

15 ああ、わが愛する者。あなたはなんと美しいことよ。なんと美しいことよ。あなたの目は鳩のようだ。

16 私の愛する方。あなたはなんと美しく、慕わしい方でしょう。私たちの長いいすは青々としています。

17 私たちの家の梁は杉の木、そのたるきは糸杉です。

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