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2010年12月14日火曜日

ナホム書 index

ナホム書 第1章
ナホム書 第2章
ナホム書 第3章

ナホム書 3章

ナホム書 3章


1 ああ、流血の町。虚偽に満ち、略奪を事とし、強奪をやめない。

2 むちの音。車輪の響き。駆ける馬。飛び走る戦車。

3 突進する騎兵。剣のきらめき。槍のひらめき。おびただしい戦死者。山なすしかばね。数えきれない死体。死体に人はつまづく。

4 これは、すぐれて麗しい遊女、呪術を行う女の多くの淫行によるものだ。彼女はその淫行によって国々を、その魅力によって諸部族を売った。

5 見よ。わたしはあなたに立ち向かう。―万軍の主の御告げ―わたしはあなたのすそを顔の上までまくり上げ、あなたの裸を諸国の民に見せ、あなたの恥を諸国王に見せる。

6 わたしはあなたに汚物をかけ、あなたをはずかしめ、あなたを見せものとする。

7 あなたを見る者はみな、あなたから逃げて言う。「ニネベは滅びた」と。だれが彼女を慰めよう。あなたのために悔やむ者を、どこにわたしは捜そうか。

8 あなたは、ナイル川のほとりにあるノ・アモンよりもすぐれているか。水がこれを取り囲む。その塁は海、その城壁は水。

9 クシュとエジプトはその力。それは限りがない。プテ人、ルブ人もその助け手。

10 しかし、これもまた、捕囚となり、とりことなって行き、その幼子たちもあらゆる町かどで八つ裂きにされ、その高貴な人たちもくじ引きにされ、そのおもだった者たちもみな、鎖につながれた。

11 あなたも酔いしれて身を隠し、敵から逃げてとりでを捜し求めよう。

12 あなたのすべての要塞は、初なりのいちじくを持ついちじくの木。それをゆさぶると、食べる者の口に落ちる。

13 見よ。あなたの兵士は、あなたの中にいる女だ。あなたの国のもろもろの門は、敵のために広く開け放たれ、火はあなたのかんぬきを焼き尽くす。

14 包囲の日のための水を汲み、要塞を強固にせよ。泥の中に入り、粘土を踏みつけ、れんがの型を取っておけ。

15 その時、火はあなたを焼き尽くし、剣はあなたを切り倒し、火はばったのようにあなたを焼き尽くす。あなたは、ばったのように数を増し、いなごのようにふえよ。

16 あなたの商人を天の星より多くしても、ばったがこれを襲って飛び去る。

17 あなたの衛兵は、いなごのように、あなたの役人たちは、群がるいなごのように、寒い日には城壁の上でたむろし、日が出ると飛び去り、だれも、どこへ行くか行き先を知らない。

18 アッシリヤの王よ。あなたの牧者たちは眠り、あなたの貴人たちは寝込んでいる。あなたの民は山々の上に散らされ、だれも集める者はいない。

19 あなたの傷は、いやされない。あなたの打ち傷は、いやしがたい。あなたのうわさを聞く者はみな、あなたに向かって手をたたく。だれもかれも、あなたに絶えずいじめられていたからだ。

ナホム書 2章

ナホム書 2章


1 散らす者が、あなたを攻めに上って来る。塁を守り、道を見張り、腰をからげ、大いに力を奮い立たせよ。

2 主は、ヤコブの栄えを、イスラエルの栄えのように回復される。―かすめる者が彼らをかすめ、彼らのぶどうのつるをそこなったからだ。

3 その勇士の盾は赤く、兵士は緋色の服をまとい、戦車は整えられて鉄の火のようだ。槍は揺れ、

4 戦車は通りを狂い走り、広場を駆け巡る。

5 貴人たちは呼び出され、途上でつまずき倒れる。彼らはその城壁へ急ぎ、防柵を設ける。

6 町々の門は開かれ、宮殿は消え去る。

7 王妃は捕らえられて連れ去られ、そのはしためは鳩のような声で嘆き、胸を打って悲しむ。

8 ニネベは水の流れ出る池のようだ。みな逃げ出して、「止まれ、立ち止まれ」と言っても、だれも振り返りもしない。

9 銀を奪え。金も奪え。その財宝は限りない。あらゆる尊い品々が豊富だ。

10 破壊、滅亡、荒廃。心はしなえ、ひざは震え、すべての腰はわななき、だれの顔も青ざめる。

11 雄獅子の住みかはどこにあるのか。それは若い獅子のためのほら穴。雄獅子が出歩くとき、雌獅子と子獅子はそこにいるが、だれも脅かす者はない。

12 雄獅子は子獅子のために、十分な獲物を引き裂き、雌獅子のためにかみ殺し、そのほら穴を、獲物で、その巣を、引き裂いた物で満たした。

13 見よ。わたしはあなたに立ち向かう。―万軍の主の御告げ―わたしはあなたの戦車を燃やして煙とする。剣はあなたの若い獅子を食い尽くす。わたしはあなたの獲物を地から絶やす。あなたの使者たちの声はもう聞かれない。

ナホム書 1章

ナホム書 1章


1 ニネベに対する宣告。エルコシュ人ナホムの幻の書。

2 主はねたみ、復讐する神。主は復讐し、憤る方。主はその仇に復讐する方。敵に怒りを保つ方。

3 主は怒るのにおそく、力強い。主は決して罰せずにおくことはしない方。主の道はつむじ風とあらしの中にある。雲はその足でかき立てられる砂ほこり。

4 主は海をしかって、これをからし、すべての川を干上がらせる。バシャンとカルメルはしおれ、レバノンの花はしおれる。

5 山々は主の前に揺れ動き、丘々は溶け去る。大地は御前でくつがえり、世界とこれに住むすべての者もくつがえる。

6 だれがその憤りの前に立ちえよう。だれがその燃える怒りに耐えられよう。その憤りは火のように注がれ、岩も主によって打ち砕かれる。

7 主はいつくしみ深く、苦難の火のとりでである。主に身を避ける者たちを主は知っておられる。

8 しかし、主は、あふれみなぎる洪水で、その場所を滅ぼし尽くし、その敵をやみに追いやられる。

9 あなたがたは主に対して何をたくらむのか。主はすべてを滅ぼし尽くす。仇は二度と立ち上がれない。

10 彼らは、からみついたいばら。大酒を飲んだ酔っぱらいのようであっても、かわいた刈り株のように、全く焼き尽くされる。

11 あなたのうちから、主に対して悪巧みをし、よこしまなことを計る者が出たからだ。

12 主はこう仰せられる。「彼らは安らかで、数が多くても、刈り取られて消えうせる。わたしはあなたを苦しめたが、再び、あなたを苦しめない。

13 今、わたしは彼のくびきをあなたからはずして打ち砕き、あなたをなわめから解き放す。」

14 主はあなたについて命じられた。「あなたの子孫はもう散らされない。あなたの神々の宮から、わたしは彫像や鋳造を断ち滅ぼす。あなたはつまらない者であったが、わたしはあなたの墓を設けよう。」

15 見よ。良い知らせを伝える者、平和を告げ知らせる者の足が山々の上にある。ユダよ。あなたの祭りを祝い、あなたの請願を果たせ。よこしまな者は、もう二度と、あなたの間を通り過ぎない。彼らはみな、断ち滅ぼされた。

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