2010年5月21日金曜日

出エジプト記 40章

出エジプト記 40章


1 主はモーセに告げて仰せられた。

2 「第一の月の一日に、あなたは会見の天幕である幕屋を建てなければならない。

3 その中にあかしの箱を置き、垂れ幕で箱の前を仕切り、

4 机を入れ、その備品を並べ、燭台を入れ、そのともしび皿を上げる。

5 あなたは香のための金の壇をあかしの箱の前に置き、垂れ幕を幕屋の入口に掛ける。

6 会見の天幕である幕屋の入口の前に、全焼のいけにえの祭壇を据え、

7 会見の天幕と祭壇との間に洗盤を据えて、これに水を入れる。

8 回りに庭を設け、庭の門に垂れ幕を掛ける。

9 あなたは、そそぎの油を取って、幕屋とその中のすべてのものにそそぎ、それと、そのすべての用具とを聖別する。それは聖なるものとなる。

10 あなたは全焼のいけにえの祭壇と、そのすべての用具に油をそそぎ、その祭壇を聖別する。祭壇は最も聖なるものとなる。

11 洗盤とその台とに油をそそいで、これを聖別する。祭壇は最も聖なるものとなる。

12 アロンとその子らを会見の天幕の入口に近づかせ、水で彼らを洗い、

13 アロンに聖なる装束を着けさせ、彼に油をそそぎ彼を聖別する。彼は祭司としてわたしに仕える。

14 彼の子らを近づかせ、これに長服を着せなければならない。

15 あなたは、彼らの父に油をそそいだように、彼らにも油をそそぐ。彼らは祭司としてわたしに仕える。彼らが油を注がれることは、彼らの代々にわたる永遠の祭司職のためである。」

16 モーセはそのようにした。すべて主が彼に命じられたとおりを行った。

17 第二年目の第一月、その月の第一日に幕屋は建てられた。

18 モーセは、幕屋を建てるとき、台座を据え、その板を立て、その横木を通し、その柱を立て、

19 幕屋の上に天幕を広げ、その上に天幕のおおいを掛けた。主が彼に命じられたとおりである。

20 また、彼はさとしを取って箱に納め、棒を箱につけ、「贖いのふた」を箱の上に置き、

21 箱を幕屋の中に入れ、仕切りのために垂れ幕を掛け、あかしの箱の前を仕切った。主がモーセに命じられたとおりである。

22 また、彼は会見の天幕の中に、すなわち、幕屋の北のほうの側で垂れ幕の外側に、机を置いた。

23 その上にパンを一列に並べて、主の前に供えた。主がモーセに命じられたとおりである。

24 彼は会見の天幕の中、机の反対側の幕屋の南側に、燭台を置いた。

25 そうして彼は主のともしび皿を上げた。主がモーセに命じられたとおりである。

26 それから彼は、会見の天幕の中の垂れ幕の前に、金の壇を置き、

27 その上でかおりの高い香をたいた、主がモーセに命じられたとおりである。

28 彼は、幕屋の入口に垂れ幕を掛け、

29 全焼のいけにえの祭壇を、会見の天幕である、幕屋の入口に置き、その上に全焼のいけにえと穀物のささげ物とをささげた。主がモーセに命じられたとおりである。

30 また彼は、会見の天幕と祭壇との間に洗盤を置き、洗いのために、それに水を入れた。

31 モーセとアロンとその子らは、それで手と足を洗った。

32 会見の天幕に入るとき、または、祭壇に近づくとき、彼らはいつも洗った。主がモーセに命じられたとおりである。

33 また、幕屋と祭壇の回りに庭を設け、庭の門に垂れ幕を掛けた。こうして、モーセはその仕事を終えた。

34 そのとき、雲は会見の天幕をおおい、主の栄光が幕屋に満ちた。

35 モーセは会見の天幕に入ることができなかった。雲がその上にとどまり、主の栄光が幕屋に満ちていたからである。

36 イスラエル人は、旅路にある間、いつも雲が幕屋から上ったときに旅立った。

37 雲が上らないと、上る日まで、旅立たなかった。

38 イスラエル全家の者は旅路にある間、昼は主の雲が幕屋の上に、夜は雲の中に火があるのを、いつも見ていたからである。

出エジプト記 39章

出エジプト記 39章


1 彼らは、青色、紫色、緋色の撚り糸で、聖所で仕えるための式服を作った。また、主がモーセに命じられたとおりに、アロンの聖なる装束を作った。

2 彼はまた、金色、青色、紫色、緋色の撚り糸と、撚り糸で織った亜麻布で、エポデを作った。

3 彼らは金の板を打ち延ばし、巧みなわざで青色、紫色、緋色の撚り糸に撚り込み、亜麻布に織り込むために、これを切って糸とした。

4 彼らは、エポデにつける肩当てを作った。それぞれ、エポデの両端につけられた。

5 エポデの上で結ぶあや織りの帯は、エポデと同じ材料で、主がモーセに命じられたとおり、金色、青色、紫色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で、エポデと同様に作った。

6 彼らは、しまめのうを、金のわくにはめ込み、これに印を彫るようにして、イスラエルの子らの名を彫った。

7 彼らはそれをエポデの肩当てにつけ、主がモーセに命じられたとおりに、イスラエルの子らの記念の石とした。

8 彼はまた、胸当てを巧みな細工で、エポデの細工と同じように、金色や青色、紫色、緋色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で作った。

9 四角形で二重にし、その胸当てを作った。長さ一あたり、幅一あたりで、二重であった。

10 それに、四列の宝石をはめ込んだ。第一列は赤めのう、トパーズ、エメラルド。

11 第二列はトルコ玉、サファイア、ダイヤモンド。

12 第三列はヒヤシンス石、めのう、紫水晶。

13 第四列は緑柱石、しまめのう、碧玉。これらを金のわくに入れてはめ込んだ。

14 これらの宝石は、イスラエルの子らの名によるもので、彼らの名にしたがい、十二個で、十二の部族のために印の彫り物が、一つの名につき一つずつあった。

15 ついで、編んで撚った純金の鎖を、胸当ての上に作った。

16 彼らは金のわく二個と金の環を二個作り、二個の環を胸当ての両端につけた。

17 そして彼らは、二筋の金のひもを胸当ての両端の二個の環につけた。

18 その二筋のひもの他の端を、先の二つのわくにつけ、エポデの肩当てに外側に向くようにつけた。

19 ほかに、二個の金の環を作り、これを胸当ての両端、すなわち、エポデの前に来る胸当ての内側の縁につけた。

20 ほかに、二個の金の環を作り、エポデの二つの肩当ての下端の外側に、すなわち、エポデのあや織りの帯の上部の継ぎ目に接した面の上につけた。

21 胸当ては青ひもで、その環のところをエポデの環に結びつけ、エポデのあや織りの帯の上にあるようにし、胸当てがエポデからずり落ちないようにした。主がモーセに命じられた通りである。

22 また、エポデの下に着る青服を青色の撚り糸だけで織って作った。

23 青服の口は、その真ん中にあって、よろいのえりのようで、その口の周囲には縁をつけて、ほころびないようにした。

24 青服のすその上に、青色、紫色、緋色の撚り糸で、撚ったざくろを作った。

25 また彼らは、純金の鈴を作り、その鈴を青服のすそ回りの、ざくろとざくろの間につけた。

26 主がモーセに命じられたとおりに、仕えるための青服のすそ回りには、鈴のざくろ、鈴にざくろがあった。

27 彼らは、アロンとその子らのために、織った亜麻布で長服と、

28 亜麻布でかぶり物と、亜麻布で美しいターバンと、撚り糸で織った亜麻布でももひきを作った。

29 撚り糸で織った亜麻布や青色、紫色、緋色の撚り糸で、刺繍してできた飾り帯を作った。主がモーセに命じられたとおりである。

30 ついで、聖別の記章の札を純金で作り、その上に印を彫るように、「主の聖なるもの」という文字を書きつけた。

31 これに青ひもをつけ、それをかぶり物の回りに上から結びつけた。主がモーセに命じられたとおりである。

32 こうして、会見の天幕である幕屋の、すべての奉仕が終わった。イスラエル人は、すべて、主がモーセに命じられたとおりにした。そのようにした。

33 彼らは幕屋と天幕、および、そのすべての用具をモーセのところに持って来た。すなわち、それは、その留め金、その板、その横木、その柱、その台座、

34 赤くなめした雄羊の皮のおおい、じゅごんの皮のおおい、仕切りの垂れ幕、

35 あかしの箱と、その棒、「贖いのふた」、

36 机と、すべての器、供えのパン、

37 純金の燭台と、そのともしび皿、すなわち、一列に並べるともしび皿と、そのすべての用具、および、その燈火用の油、

38 金の祭壇、そそぎの油、かおりの高い香、天幕の入口の垂れ幕、

39 青銅の祭壇と、それにつく青銅の格子と、棒と、そのすべての用具、洗盤とその台、

40 庭の掛け幕とその柱と、その台座、庭の門のための垂れ幕とそのひもと、その釘、また、会見の天幕のための幕屋に用いるすべての用具、

41 聖所で仕えるための式服、祭司アロンの聖なる装束と、祭司として仕える彼の子らの装束である。

42 イスラエル人は、すべて、主がモーセに命じられたとおりに、そのすべての奉仕を行った。

43 モーセが、すべての仕事を彼らが、まことに主が命じられたとおりに、したのを見たとき、モーセは彼らを祝福した。

出エジプト記 38章

出エジプト記 38章


1 ついで、彼は、アカシヤ材で全焼のいけにえのための祭壇を作った。長さ五キュビト、幅五キュビトの四角形で、高さは三キュビト。

2 その四隅の上に、角を作った。その角はその一部である。彼は祭壇に青銅をかぶせた。

3 彼は、祭壇のすべての用具、すなわち、つぼ、十能、鉢、肉刺し、火皿を作った。そのすべての用具を青銅で作った。

4 祭壇のために、その下のほうに、すなわち、祭壇の出張りの下で、祭壇の高さの半ばに達する青銅の網細工の格子を作った。

5 彼は四つの環を鋳造して、青銅の格子の四隅で棒を通す所とした。

6 彼はアカシヤ材で棒を作り、それに青銅をかぶせた。

7 その棒を祭壇の両側にある環に通して、それをかつぐようにした。祭壇は板で中空に作った。

8 また彼は、青銅で洗盤を、また青銅でその台を作った。会見の天幕の入口で務めをした女たちの鏡でそれを作った。

9 彼はまた、庭を造った。南側では、庭の掛け幕は百キュビトの撚り糸で織った亜麻布でできていた。

10 柱は二十本、その二十個の台座は青銅で、柱の鉤と帯輪は銀であった。

11 北側も百キュビトで、柱は二十本、その二十個の台座は青銅で、柱の鉤と帯輪は銀であった。

12 西側には、五十キュビトの掛け幕があり、柱は十本、その台座は十個。柱の鉤と帯輪は銀であった。

13 前面の東側も、五十キュビト。

14 その片側には十五キュビトの掛け幕があり、柱は三本、その台座は三個であった。

15 庭の門の両側をなすもう一方の片側にも十五キュビトの掛け幕があり、柱は三本、台座は三個であった。

16 庭の周囲の掛け幕はみな、撚り糸で織った亜麻布であった。

17 柱のための台座は青銅で、柱の鉤と帯輪は銀、その柱の頭のかぶせ物も銀であった。それで、庭の柱はみな銀の帯輪が巻きつけられていた。

18 庭の門の幕は、刺繍されたもので、青色、紫色、緋色の撚り糸と、撚り糸で織った亜麻布とでできていた。長さは二十キュビト。高さ、あるいは幅は五キュビトで、庭の掛け幕に準じていた。

19 その柱は四本。その台座は四個で青銅であった。その鉤は銀であり、柱の頭のかぶせ物と帯輪とは銀であった。

20 ただし、幕屋と、その回りの庭の釘は、みな青銅であった。

21 幕屋、すなわち、あかしの幕屋の記録は、次のとおりである。これは、モーセの命令によって調べたもの、祭司アロンの子イタマルのもとでの、レビ人の奉仕である。

22 ユダ部族のフルの子であるウリの子ベツァルエルは、主がモーセに命じられたことを、ことごとく行った。

23 彼とともに、ダン部族のアヒサマクの子オホリアブがいた。彼は彫刻をし、設計をする者、また青色、紫色、緋色の撚り糸や亜麻布で刺繍をする者であった。

24 仕事すなわち聖所のあらゆる仕事のために用いられたすべての金は、奉献物の金であるが、聖所のシェケルで二十九タラント七百三十シェケルであった。

25 会衆のうちの登録された者による銀は、聖所のシェケルで百タラント千七百七十五シェケルであった。

26 これは、ひとり当たり、一ベカ、すなわち、聖所のシェケルの半シェケルであって、すべて、二十歳以上で登録された者が六十万三千五百五十人であったからである。

27 聖所の台座と垂れ幕の台座とを鋳造するために用いた銀は、百タラントであった。すなわち、一個の台座に一タラント、百の台座に百タラントであった。

28 また、千七百七十五シェケルで彼は柱の鉤を作り、柱の頭をかぶせ、柱の帯輪を巻きつけた。

29 奉献物の青銅は七十タラント二千四百シェケルであった。

30 これを用いて、彼は会見の天幕の入口の台座、青銅の祭壇と、それにつく青銅の格子、および、祭壇のすべての用具を作った。

31 また、庭の回りの台座、庭の門の台座、および、幕屋のすべての釘と、庭の回りのすべての釘を作った。

出エジプト記 37章

出エジプト記 37章


1 ベツァルエルはアカシヤ材で一つの箱を作った。長さはニキュビト半、幅は一キュビト半、高さは一キュビト半。

2 その内側と外側を純金でかぶせ、その回りに金の飾り縁を作った。

3 箱のために、金の環四つを鋳造し、その四隅の基部に取りつけた。一方の側に二つの環を、他の側にほかの二つの環を取りつけた。

4 また、アカシヤ材で棒を作り、これを金でかぶせ、

5 その棒を、箱をかつぐために箱の両側にある環に通した。

6 ついで彼は、純金で「贖いのふた」を作った。長さはニキュビト半、幅は一キュビト半。

7 また、槌で打って作った二つの金のケルビムを「贖いのふた」の両端に作った。

8 一つのケルブを一方の端に、他のケルブを他方の端に。ケルビムを「贖いのふた」の一部として、その両端に作った。

9 ケルビムは翼を上のほうに伸べ広げ、その翼で「贖いのふた」をおおい、ケルビムは互いに向かい合い、その顔は「贖いのふた」に向いていた。

10 彼は、アカシヤ材で、一つの机を作った。長さはニキュビト、幅は一キュビト、高さは一キュビト半。

11 これを純金でかぶせ、その回りに金の飾り縁を作った。

12 その回りに、手幅のわくを作り、そのわくの回りに金の飾り縁を作った。

13 その机のために、金の環四個を鋳造し、その四本の足のところの四隅に、その環を取りつけた。

14 その環はわくのわきにつけ、机をかつぐ棒を入れる所とした。

15 アカシヤ材で、机をかつぐ棒を作り、これを金でかぶせた。

16 さらに、机の上の器、すなわち、注ぎのささげ物を注ぐための皿や、ひしゃく、水差しや、びんを純金で作った。

17 また彼は、純金で燭台を作った。その燭台は、槌で打って作り、その台座と、支柱と、がくと、節と、花弁とで一個の燭台とした。

18 六つの枝をそのわきから、すなわち、燭台の他の三つの枝を他のわきから出した。

19 一方の一つの枝に、アーモンドの花の形をした節と花弁のある三つのがくを、また、他方の一つの枝にも、アーモンドの花の形をした節と花弁のある三つのがくをつけた。こうして燭台から出る六つの枝をみな、そのようにした。

20 燭台の支柱には、アーモンドの花の形をした節と花弁のある四つのがくをつけた。

21 それから出る一対の枝の下に一つの節、それから出る次の一対の枝の下に一つの節、それから出るその次の一対の枝の下に一つの節、このように六つの枝が燭台から出ていた。

22 それらの節と枝とは燭台と一体にし、その全体は一つの純金を打って作った。

23 また、そのともしび皿七つと、その心切りばさみと、心取り皿とを純金で作った。

24 すなわち、純金一タラントで、燭台とそのすべての用具を作った。

25 彼は、アカシヤ材で香の壇を作った。長さは一キュビト、幅は一キュビトの四角形で、高さは二キュビト。これの一部として角をつけた。

26 そして、上面と回りの側面と角を純金でかぶせ、その回りに金の飾り縁を作った。

27 その壇のために、その飾り縁の下の両わきに、相対する両側に二つの金環を作った。それは、壇をかつぐ棒を通すところである。

28 その棒をアカシヤ材で作り、それに金をかぶせた。

29 彼はまた、調合法にしたがい、聖なるそそぎの油と純粋なかおりの高い香を作った。

出エジプト記 36章

出エジプト記 36章


1 ベツァルエルとオホリアブ、および、聖所の奉仕のすべての仕事をすることのできる知恵と英知を主に与えられた、心に知恵のある者はみな、主が命じられたすべてのことを成し遂げなければならない。」

2 モーセは、ベツァルエルとオホリアブ、および、主が知恵を授けられた、心に知恵のある者すべて、すなわち感動して、進み出てその仕事をしたいと思う者すべてを、呼び寄せた。

3 彼らは、聖所の奉仕の仕事をするためにイスラエル人が持って来たすべての奉納物をモーセから受け取った。しかしイスラエル人は、なおも朝ごとに、進んでささげるささげ物を彼のところに持って来た。

4 そこで、聖所のすべての仕事をしていた、知恵のある者はみな、それぞれ自分たちがしていた仕事から離れてやって来て、

5 モーセに告げて言った。「民は幾たびも、持って来ています。主がせよと命じられた仕事のために、あり余る奉仕です。」

6 それでモーセは命じて、宿営中にふれさせて言った。「男も女も、もはや聖所の奉納物のための仕事をしないように。」こうして、民は持って来ることをやめた。

7 手持ちの材料は、すべての仕事をするのに十分であり、あり余るほどであった。

8 仕事に携わっている者のうち、心に知恵のある者はみな、幕屋を十枚の幕で造った。撚り糸で織った亜麻布、青色、紫色、緋色の撚り糸で作り、巧みな細工でケルビムを織り出した。

9 幕の長さは、おのおの二十八キュビト、幕の幅は、おのおの四キュビト、幕はみな同じ寸法とした。

10 五枚の幕を互いにつなぎ合わせ、また、他の五枚の幕も互いにつなぎ合わせた。

11 そのつなぎ合わせたものの端にある幕の縁に青いひもの輪をつけた。他のつなぎ合わせたものの端にある幕の縁にも、そのようにした。

12 その一枚の幕に輪五十個をつけ、他のつなぎ合わせた幕の端にも輪五十個をつけ、その輪を互いに向かい合わせにした。

13 そして、金の留め金五十個を作り、その留め金で、幕を互いにつなぎ合わせて、一つの幕屋にした。

14 また、幕屋の上に掛ける天幕のために、やぎの毛の幕を作った。その幕を十一枚作った。

15 その一枚の幕の長さは三十キュビト。その一枚の幕の幅は四キュビト。その十一枚の幕は同じ寸法とした。

16 その五枚の幕を一つにつなぎ合わせ、また、ほかの六枚の幕を一つにつなぎ合わせ、

17 そのつなぎ合わせたものの端にある幕の縁に、輪五十個をつけ、他のつなぎ合わせた幕の縁にも輪五十個をつけた。

18 また、青銅の留め金五十個を作り、その天幕をつなぎ合わせて、一つにした。

19 また、天幕のために、赤くなめした雄羊の皮のおおいと、じゅごんの皮でその上に掛けるおおいとを作った。

20 さらに、幕屋のためにアカシヤ材で、まっすぐに立てる板を作った。

21 板一枚の長さは十キュビト、板一枚の幅は一キュビト半であった。

22 板一枚ごとに、はめ込みのほぞ二つを作った。幕屋の板、全部にこのようにした。

23 幕屋のために板を作った。南側に板二十枚。

24 その二十枚の板の下に銀の台座四十個を作った。一枚の板の下に、二つのほぞに二個の台座、ほかの板の下にも、二つのほぞに二個の台座を作った。

25 幕屋の他の側、すなわち、北側に板二十枚を作った。

26 銀の台座四十個、すなわち、一枚の板の下に二個の台座。ほかの板の下にも二個の台座。

27 幕屋のうしろ、すなわち、西側に板六枚を作った。

28 幕屋のうしろの両隅のために、板二枚を作った。

29 底部では重なり合い、上部では一つの環で一つに合わさるようにした。二枚とも、そのように作った。それが両隅であった。

30 板は八枚、その銀の台座は十六個、すなわち一枚の板の下に、二つずつ台座があった。

31 ついで、アカシヤ材で横木を作った。すなわち、幕屋の一方の側の板のために五本、

32 幕屋の他の側の板のために横木五本、幕屋のうしろ、すなわち西側の板のために横木五本を作った。

33 それから、板の中間を、端から端まで通る中央横木を作った。

34 板には金をかぶせ、横木を通す環を金で作った。横木には金をかぶせた。

35 ついで、青色、紫色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で、垂れ幕を作った。これに巧みな細工でケルビムを織り出した。

36 そのために、アカシヤ材の四本の柱を作り、それに金をかぶせた。柱の鉤は金であった。そしてこの柱のために銀の四つの台座を鋳造した。

37 ついで、天幕の入口のために、青色、紫色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で、刺繍をした幕を作った。

38 五本の柱と、その鉤を作り、その柱の頭部と帯輪に金をかぶせた。その五つの台座は青銅であった。

出エジプト記 35章

出エジプト記 35章


1 モーセはイスラエル人の全会衆を集めて彼らに言った。「これは、主が行えと命じられたことばである。

2 六日間は仕事をしてもよい。しかし、七日目には、主の聖なる全き休みの安息を守らなければならない。この日に仕事をする者は、だれでも殺されなければならない。

3 安息の日には、あなたがたのどの住まいのどこででも、火をたいてはならない。」

4 モーセはイスラエル人の全会衆に告げて言った。「これは、主が命じて仰せられたことである。

5 あなたがたの中から主への奉納物を受け取りなさい。すべて、心から進んでささげる者に、主への奉納物を持って来させなさい。すなわち、金、銀、青銅、

6 青色、紫色、緋色の撚り糸、亜麻布、やぎの毛、

7 赤くなめした雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、

8 燈油、そそぎの油とかおりの高い香のための香料、

9 エポデや胸当てにはめ込むしまめのうや宝石である。

10 あなたがたのうちの心に知恵のある者は、みな来て、主が命じられたものをすべて造らなければならない。

11 幕屋、その天幕と、そのおおい、その留め金とその板、その横木、その柱と、その台座、

12 箱と、その棒、『贖いのふた』とおおいの垂れ幕、

13 机と、その棒とそのすべての用具と供えのパン、

14 燈火のための燭台と、その用器とともしび皿と、燈火用の油、

15 香の壇と、その棒とそそぎの油とかおりの高い香と幕屋の入口につける入口の垂れ幕、

16 全焼のいけいえの祭壇とそれに付属する青銅の格子、その棒とそのすべての用具、洗盤と、その台、

17 庭の掛け幕、その柱とその台座と庭の門の垂れ幕、

18 幕屋の釘と庭の釘と、そのひも、

19 聖所で仕えるための式服、すなわち、祭司アロンの聖なる装束と、祭司として仕える彼の子らの装束である。」

20 イスラエル人の全会衆は、モーセの前から立ち去った。

21 感動した者と、心から進んでする者とはみな、会見の天幕の仕事のため、また、そのすべての作業のため、また、聖なる装束のために、主への奉納物を持って来た。

22 すべて心から進んでささげる男女は、飾り輪、耳輪、指輪、首飾り、すべての金の飾り物を持って来た。金の奉納物を主にささげた者はみな、そうした。

23 また、青色、紫色、緋色の撚り糸、亜麻布、やぎの毛、赤くなめした雄羊の皮、じゅごんの皮を持っている者はみな、それを持って来た。

24 銀や青銅の奉納物をささげる者はみな、それを主への奉納物として持って来た。アカシヤ材を持っている者はみな、奉仕のすべての仕事のため、それを持って来た。

25 また、心に知恵のある女もみな、自分の手で紡ぎ、その紡いだ青色、紫色、緋色の撚り糸、それに亜麻布を持って来た。

26 感動して、知恵を用いたいと思った女たちはみな、やぎの毛を紡いだ。

27 上に立つ者たちはエポデと胸当てにはめるしまめのうや宝石を持って来た。

28 また、燈火、そそぎの油、かおりの高い香のためのバルサム油とオリーブ油とを持って来た。

29 イスラエル人は、男も女もみな、主がモーセを通して、こうせよと命じられたすべての仕事のために、心から進んでささげたのであって、彼らはそれを進んでささげるささげ物として主に持って来た。

30 モーセはイスラエル人に言った。「見よ。主はユダ部族のフルの子であるウリの子ベツァルエルを名ざして召し出し、

31 彼に、知恵と英知と知識とあらゆる仕事において、神の霊を満たされた。

32 それは彼が金や銀や青銅の細工を巧みに設計し、

33 はめ込みの宝石を彫刻し、木を彫刻し、あらゆる設計的な仕事をさせるためである。

34 また、彼の心に人を教える力を授けられた。彼とダン部族のアヒサマクの子オホリアブとに、そうされた。

35 主は彼らをすぐれた知恵で満たされた。それは彼らが、あらゆる仕事と巧みな設計をなす者として、彫刻するもの、設計する者、および、青色、紫色、緋色の撚り糸や亜麻布で刺繍する者、また機織りする者の仕事を成し遂げるためである。

出エジプト記 34章

出エジプト記 34章


1 主はモーセに仰せられた。「前と同じような二枚の石の板を、切り取れ。わたしは、あなたが砕いたこの前の石の板にあったあのことばを、その石の板の上に書きしるそう。

2 朝までに準備をし、朝シナイ山に登って、その山の頂でわたしの前に立て。

3 だれも、あなたといっしょに登ってはならない。また、だれも、山のどこにも姿を見せてはならない。また、羊や牛であっても、その山のふもとで草を食べていてはならない。」

4 そこで、モーセは前のと同じような二枚の石の板を切り取り、翌朝早く、主が命じられたとおりに、二枚の石の板を手に持って、シナイ山に登った。

5 主は雲の中にあって降りて来られ、彼とともにそこに立って、主の名によって宣言された。

6 主は彼の前を通り過ぎるとき、宣言された。「主、主は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、

7 恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」

8 モーセは急いで地にひざまずき、伏し拝んで、

9 お願いした。「ああ、主よ。もし私があなたのお心にかなっているのでしたら、どうか主が私たちの中にいて、進んでくださいますように。確かに、この民は、うなじのこわい民ですが、どうか私たちの咎と罪を赦し、私たちをご自身のものとしてくださいますように。」

10 主は仰せられた。「今ここで、わたしは契約を結ぼう。わたしは、あなたの民すべての前で、地のどこにおいても、また、どの国々のうちにおいても、かつてなされたことのない奇しいことを行おう。あなたとともにいるこの民はみな、主のわざを見るであろう。わたしがあなたとともに行うことは恐るべきものである。

11 わたしがきょう、あなたに命じることを、守れ。見よ。わたしはエモリ人、カナン人、ヘテ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人を、あなたの前から追い払う。

12 あなたは、注意して、あなたが入って行くその地の住民と契約を結ばないようにせよ。それがあなたの間で、わなとならないように。

13 いや、あなたがたは彼らの祭壇を取りこわし、彼らの石柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒さなければならない。

14 あなたはほかの神を拝んではならないからである。その名がねたみである主は、ねたむ神であるから。

15 あなたはその地の住民と契約を結んではならない。彼らは神々を慕って、みだらなことをし、自分たちの神々にいけにえをささげ、あなたを招くと、あなたはそのいけにえを食べるようになる。

16 あなたがその娘たちを自分たちの神々を慕ってみだらなことをし、あなたの息子たちに、彼らの神々を慕わせてみだらなことをさせるようになる。

17 あなたは、自分のために鋳物の神々を造ってはならない。

18 あなたは、種を入れないパンの祭りを守らなければならない。わたしが命じたように、アビブの月の定められた時に、七日間、種を入れないパンを食べなければならない。あなたがアビブの月にエジプトを出たからである。

19 最初に生まれるものは、すべて、わたしのものである。あなたの家畜はみな、初子の雄は、牛も羊もそうである。

20 ただし、ろばの初子は羊で贖わなければならない。もし、贖わないなら、その首を折らなければならない。あなたの息子のうち、初子はみな、贖わなければならない。だれも、何も持たずに、わたしの前に出てはならない。

21 あなたは六日間は働き、七日目には休まなければならない。耕作の時も、刈り入れの時にも、休まなければならない。

22 小麦の刈り入れの初穂のために七週の祭りを、年の変わり目に収穫祭を、行わなければならない。

23 年に三度、男子はみな、イスラエルの神、主、主の前に出なければならない。

24 わたしがあなたの前から、異邦の民を追い出し、あなたの国境を広げるので、あなたが年に三度、あなたの神、主の前に出るために上る間にあなたの地を欲しがる者はだれもいないであろう。

25 わたしのいけにえの血を、種を入れたパンに添えて、ささげてはならない。また、過越の祭りのいけにえを朝まで残しておいてはならない。

26 あなたの土地から取れる初穂の最上のものを、あなたの神、主の家に持って来なければならない。子やぎをその母の乳で煮てはならない。」

27 主はモーセに仰せられた。「これらのことばを書きしるせ。わたしはこれらのことばによって、あなたと、またイスラエルと契約を結んだのである。」

28 モーセはそこに、四十日四十夜、主とともにいた。彼はパンも食べず、水も飲まなかった。そして、彼は石の板に契約のことば、十のことばを書きしるした。

29 それから、モーセはシナイ山から降りて来た。モーセが山を降りて来たとき、その手に二枚のあかしの石の板を持っていた。彼は、主と話したので自分の顔のはだが光を放ったのを知らなかった。

30 アロンとすべてのイスラエル人はモーセを見た。なんと彼の顔のはだが光を放つではないか。それで彼らは恐れて、彼に近づけなかった。

31 モーセが彼らを呼び寄せたとき、アロンと会衆の上に立つ者がみな彼のところに戻って来た。それでモーセは彼らに話しかけた。

32 それから後、イスラエル人全部が近寄って来たので、彼は主がシナイ山で彼に告げられたことを、ことごとく彼らに命じた。

33 モーセは彼らと語り終えたとき、顔におおいを掛けた。

34 モーセが主の前に入って行って主と話すときには、いつも、外に出るときまで、おおいをはずしていた。そして出て来ると、命じられたことをイスラエル人に告げた。

35 イスラエル人はモーセの顔を見た。まことに、モーセの顔のはだは光を放った。モーセは、主と話すために入って行くまで、自分の顔におおいを掛けていた。

出エジプト記 33章

出エジプト記 33章


1 主はモーセに仰せられた。「あなたも、あなたがエジプトの地から連れ上った民も、わたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓って、『これをあなたの子孫に与える』と言った地にここから上って行け。

2 わたしはあなたがたの前にひとりの使いを遣わし、わたしが、カナン人、エモリ人、ヘテ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人を追い払い、

3 乳と蜜の流れる地にあなたがたを行かせよう。わたしは、あなたがたのうちにあっては上らないからである。あなたがたはうなじのこわい民であるから、わたしが途中であなたがたを絶ち滅ぼすようなことがあるといけないから。」

4 民はこの悪い知らせを聞いて悲しみ痛み、だれひとり、その飾り物を身に着ける者はいなかった。

5 主はモーセに、仰せられた。「イスラエル人に言え。あなたがたは、うなじのこわい民だ。一時でもあなたがたのうちにあって、上って行こうものなら、わたしはあなたがたを絶ち滅ぼしてしまうだろう。今、あなたがたがの飾り物を身から取りはずしなさい。そうすれば、わたしはあなたがたをどうするかを考えよう。」

6 それで、イスラエル人はホレブの山以来、その飾り物を取りはずしていた。

7 モーセはいつも天幕を取り、自分のためにこれを宿営の外の、宿営から離れた所に張り、そしてこれを会見の天幕と呼んでいた。だれでも主に伺いを立てる者は、宿営の外にある会見の天幕に行くのであった。

8 モーセがこの天幕に出て行くときは、民はみな立ち上がり、おのおの自分の天幕の入口に立って、モーセが天幕に入るまで、彼を見守った。

9 モーセが天幕に入ると、雲の柱が降りて来て、天幕の入口に立った。主はモーセと語られた。

10 民は、みな、天幕の入口に雲の柱が立つのを見た。民はみな立って、おのおの自分の天幕の入口で伏し拝んだ。

11 主は、人が自分の友と語るように、顔と顔とを合わせてモーセに語られた。モーセが宿営に帰ると、彼の従者でヌンの子ヨシュアという若者が幕屋を離れないでいた。

12 さて、モーセは主に申し上げた。「ご覧ください。あなたは私に、『この民を連れて上れ』と仰せになりました。しかし、だれを私といっしょに遣わすかを知らせてくださいません。しかも、あなたご自身で、『わたしは、あなたを名ざして選び出した。あなたは特にわたしの心にかなっている』と仰せになりました。

13 今、もしも、私があなたのお心にかなっているのでしたら、どうか、あなたの道を教えてください。そうすれば、私はあなたを知ることができ、あなたのお心にかなうようになれるでしょう。この国民があなたの民であることをお心に留めてください。」

14 すると主は仰せられた。「わたし自身がいっしょに行って、あなたを休ませよう。」

15 それでモーセは申し上げた。「もし、あなたご自身がいっしょにおいでにならないなら、私たちをここから上らせないでください。

16 私とあなたの民とが、あなたのお心にかなっていることは、いったい何によって知られるのでしょう。それは、あなたが私たちといっしょにおいでになって、私とあなたの民が、地上のすべての民と区別されることによるのではないでしょうか。」

17 主はモーセに仰せられた。「あなたの言ったそのことも、わたしはしよう。あなたはわたしの心にかない、あなたを名ざして選び出したのだから。」

18 すると、モーセは言った。「どうか、あなたの栄光を私に見せてください。」

19 主は仰せられた。「わたし自身、わたしのあらゆる善をあなたの前に通らせ、主の名で、あなたの前に宣言しよう。わたしは、恵もうと思う者を恵み、あわれもうと思う者をあわれむ。」

20 また仰せられた。「あなたはわたしの顔を見ることはできない。人はわたしを見て、なお生きていることはできないからである。」

21 また主は仰せられた。「見よ。わたしのかたわらに一つの場所がある。あなたは岩の上に立て。

22 わたしの栄光が通り過ぎるときには、わたしはあなたを岩の裂け目に入れ、わたしが通り過ぎるまで、この手であなたをおおっておこう。

23 わたしが手をのけたら、あなたはわたしのうしろを見るであろうが、わたしの顔は決して見られない。」

出エジプト記 32書

出エジプト記 32書


1 民はモーセが山から降りて来るのに手間取っているの見て、アロンのもとに集まり、彼に言った。「さあ、私たちに先立って行く神を、造ってください。私たちをエジプトの地から連れ上ったあのモーセという者が、どうなったのか、私たちにはわからないから。」

2 それで、アロンは彼らに言った。「あなたがたの妻や、息子、娘たちの耳にある金の耳輪をはずして、私のところに持って来なさい。」

3 そこで、民はみな、その耳にある金の耳輪をはずして、アロンのところに持って来た。

4 彼がそれを、彼らの手から受け取り、のみで型を造り、鋳物の子牛にした。彼らは、「イスラエルよ。これがあなたをエジプトの地から連れ上ったあなたの神だ」と言った。

5 アロンはこれを見て、その前に祭壇を築いた。そして、アロンは呼ばわって言った。「あすは主への祭りである。」

6 そこで、翌日、朝早く彼らは全焼のいけにえをささげ、和解のいけにえを供えた。そして、民はすわっては、飲み食いし、立っては、戯れた。

7 主はモーセに仰せられた。「さあ、すぐ降りて行け。あなたがエジプトの地から連れ上ったあなたの民は、堕落してしまったから。

8 彼らは早くも、わたしが彼らに命じた道からはずれ、自分たちのための鋳物の子牛を造り、それを伏し拝み、それにいけにえをささげ、『イスラエルよ。これがあなたをエジプトの地から連れ上ったあなたの神だ』と言っている。」

9 主はまた、モーセに仰せられた。「わたしはこの民を見た。これは、実にうなじのこわい民だ。

10 今はただ、わたしのするままにせよ。わたしの怒りが彼らに向かって燃え上がって、わたしが彼らを絶ち滅ぼすためだ。しかし、わたしはあなたを大いなる国民としよう。」

11 しかしモーセは、彼の神、主に嘆願して言った。「主よ。あなたが偉大な力と力強い御手をもって、エジプトの地から連れ出されたご自分の民に向かって、どうして、あなたは御怒りを燃やされるのですか。

12 また、どうしてエジプト人が、『神は彼らを山地で殺し、地の面から絶ち滅ぼすために、悪意をもって彼らを連れ出したのだ』と言うようにされるのですか。どうか、あなたの燃える怒りをおさめ、あなたの民へのわざわいを思い直してください。

13 あなたのしもべアブラハム、イサク、イスラエルを覚えてください。あなたはご自身にかけて彼らに誓い、そうして、彼らに、『わたしはあなたがたの子孫を空の星のようにふやし、わたしが約束したこの地をすべて、あなたがたの子孫に与え、彼らは永久にこれを相続地とするようになる』と仰せられたのです。」

14 すると、主はその民に下すと仰せられたわざわいを思い直された。

15 モーセは向き直り、二枚のあかしの板を手にして山から降りた。板は両面から書いてあった。すなわち、表と裏に書いてあった。

16 板はそれ自体神の作であった。その字は神の字であって、その板に刻まれていた。

17 ヨシュアは民の叫ぶ大声を聞いて、モーセに言った。「宿営の中にいくさの声がします。」

18 するとモーセは言った。「それは勝利を叫ぶ声ではなく、敗北を嘆く声でもない。私の聞くのは、歌を歌う声である。」

19 宿営に近づいて、子牛と踊りを見るなり、モーセの怒りは燃え上がった。そして手からあの板を投げ捨て、それを山のふもとで砕いてしまった。

20 それから、彼らが造った子牛を取り、これを火で焼き、さらにそれを粉々に砕き、それを水の上にまき散らし、イスラエル人に飲ませた。

21 モーセはアロンに言った。「この民はあなたに何をしたのですか。あなたが彼らにこんな大きな罪を犯させたのは。」

22 アロンは言った。「わが主よ。どうか怒りを燃やさないでください。あなた自身、民の悪いのを知っているでしょう。

23 彼らは私に言いました。『私たちに先立って行く神を造ってくれ。私たちをエジプトの地から連れ上ったあのモーセという者が、どうなったのか、私たちにわからないから。』

24 それで、私は彼らに、『だれでも、金を持っている者は私のために、それを取りはずせ』と言いました。彼らはそれを私に渡したので、私がこれを火に投げ入れたところ、この子牛が出て来たのです。」

25 モーセは、民が乱れており、アロンが彼らをほうっておいたので、敵の物笑いとなっているのを見た。

26 そこでモーセは宿営の入口に立って、「だれでも、主につく者は、私のところに」と言った。するとレビ族がみな、彼のところに集まった。

27 そこで、モーセは彼らに言った。「イスラエルの神、主はこう仰せられる。おのおの腰に剣を帯び、宿営の中を入口から入口へ行き巡って、おのおのその兄弟、その友、その隣人を殺せ。」

28 レビ族は、モーセのことばどおりに行った。その日、民のうち、おおよそ三千人が倒れた。

29 そこで、モーセは言った。「あなたがたは、おのおのその子、その兄弟に逆らっても、きょう、主に身をささげよ。主が、きょう、あなたがたに祝福をお与えになるために。」

30 翌日になって、モーセは民に言った。「あなたがたは大きな罪を犯した。それで今、私は主のところに上って行く。たぶんあなたがたの罪のために贖うことができるでしょう。」

31 そこでモーセは主のところに戻って、申し上げた。「ああ、この民は大きな罪を犯してしまいました。自分たちのために金の神を造ったのです。

32 今、もし、彼らの罪をお赦しくだされるものなら—。しかし、もしも、かないませんなら、どうか、あなたがお書きになったあなたの書物から、私の名を消し去ってください。」

33 すると主はモーセに仰せられた。「わたしに罪を犯した者はだれであれ、わたしの書物から消し去ろう。

34 しかし、今は行って、わたしがあなたに告げた場所に、民を導け。見よ。わたしの使いが、あなたの前を行く。わたしのさばきの日にわたしが彼らの罪をさばく。」

35 こうして、主は民を打たれた。アロンが造った子牛を彼らが礼拝したからである。

出エジプト記 31章

出エジプト記 31章


1 主はモーセに告げて仰せられた。

2 「見よ。わたしは、ユダ部族のフルの子であるウリの子ベツァルエルを名ざして召し、

3 彼に知恵と英知と知識とあらゆる仕事において、神の霊を満たした。

4 それは、彼が、金や銀や青銅の細工を巧みに設計し、

5 はめ込みの宝石を彫り、木を彫刻し、あらゆる仕事をするためである。

6 見よ。わたしは、ダン部族のアヒサマクの子オホリアブを、彼のもとに任命した。わたしはすべて心に知恵のある者に知恵を授けた。彼らはわたしがあなたに命じたものを、ことごとく作る。

7 すなわち、会見の天幕、あかしの箱、その上の『贖いのふた』、天幕のあらゆる設備品、

8 机とその付属品、純金の燭台と、そのいろいろな器具、香の壇、

9 全焼のいけにえの祭壇と、そのあらゆる道具、洗盤とその台、

10 式服、すなわち、祭司として仕える祭司アロンの聖なる装束と、その子らの装束、

11 そそぎの油、聖所のためのかおりの高い香である。彼らは、すべて、わたしがあなたに命じたとおりに作らなければならない。」

12 主はモーセに告げて仰せられた。

13 「あなたはイスラエル人に告げて言え。あなたがたは、必ずわたしの安息を守らなければならない。これは、代々にわたり、わたしとあなたがたとの間のしるし、わたしがあなたがたを聖別する主であることを、あなたがたが知るためのものである。

14 これは、あなたがたにとって聖なるものであるから、あなたがたはこの安息を守らなければならない。これを汚す者は必ず殺されなければならない。この安息中に仕事をする者は、だれでも、その民から断ち切られる。

15 六日間は仕事をしてもよい。しかし、七日目は、主の聖なる全き休みの安息日である。安息の日に仕事をする者は、だれでも必ず殺されなければならない。

16 イスラエル人はこの安息を守り、永遠の契約として、代々にわたり、この安息を守らなければならない。

17 これは、永遠に、わたしとイスラエル人との間のしるしである。それは主が六日間に天と地を造り、七日目に休み、いこわれたからである。」

18 こうして主は、シナイ山でモーセと語り終えられたとき、あかしの板二枚、すなわち、神の指で書かれた石の板をモーセに授けられた。

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