2010年11月29日月曜日

歴代誌 第一 29章

歴代誌 第一 29章


1 次に、ダビデ王は全集団に言った。「わが子ソロモンは、神が選ばれたただひとりの者であるが、まだ若く、力もなく、この仕事は大きい。この城は、人のためでなく、神である主のためだからである。

2 私は全力を尽くして、私の神の宮のために用意をした。すなわち、金製品のための金、銀製品のための銀、青銅製品のための青銅、鉄製品のための鉄、木製品のための木、しまめのう、色とりどりのモルタルの石の象眼細工、あらゆる宝石、大理石をおびただしく用意した。

3 そのうえ、私は、私の神の宮を喜ぶあまり、聖なる宮のために私が用意したすべてのものに加えて、私の宝としていた金銀を、私の神の宮のためにささげた。

4 家々の壁に着せるため、オフィルの金の中から金三千タラントと、精銀七千タラントを、

5 金は金製品のため、銀は銀製品のために、またすべて職人の手による仕事のために、ささげた。そこで、きょう、だれか、みずから進んでその手にあふれるほど、主にささげる者はないだろうか。」

6 すると、一族の長たち、イスラエルの各部族の長たち、千人隊、百人隊の長たち、王の仕事の係長たちは、みずから進んで、

7 神の宮の奉仕のために、金五千タラント一万ダリク、銀一万タラント、青銅一万八千タラント、鉄十万タラントをささげた。

8 宝石を持っている者は、これを主の宮の宝物倉にささげ、ゲルション人エヒエルの手に託した。

9 こうして、民は自分たちみずから進んでささげた物について喜んだ。彼らは全き心を持ち、みずから進んで主にささげたからである。ダビデ王もまた、大いに喜んだ。

10 ダビデは全集団の目の前で主をほめたたえた。ダビデは言った。「私たちの父イスラエルの神、主よ。あなたはとこしえからとこしえまでほむべきかな。

11 主よ。偉大さと力と栄えと栄光と尊厳とはあなたのものです。天にあるもの地にあるものはみなそうです。主よ。王国もあなたのものです。あなたはすべてのものの上に、かしらとしてあがむべき方です。

12 富と誉れは御前から出ます。あなたはすべてのものの支配者であられ、御手には勢いと力があり、あなたの御手によって、すべてが偉大にされ、力づけられるのです。

13 今、私たちの神、私たちはあなたに感謝し、あなたの栄えに満ちた御名をほめたたえます。

14 まことに、私は何者なのでしょう。私の民は何者なのでしょう。このようにみずから進んでささげる力を保っていたとしても。すべてはあなたから出たのであり、私たちは、御手から出たものをあなたにささげたにすぎません。

15 私たちは、すべての父祖たちのように、あなたの前では異国人であり、居留している者です。地上での私たちの日々は影のようなもので、望みもありません。

16 私たちの神、主よ。あなたの聖なる御名のために家をお建てしようと私たちが用意をしたこれらすべてのおびただしいものは、あなたの御手から出たものであり、すべてはあなたのものです。

17 私の神。あなたは心をためされる方で、直ぐなことを愛されるのを私は知っています。私は直ぐな心で、これらすべてをみずから進んでささげました。今、ここにいるあなたの民が、みずから進んであなたにささげるのを、私は喜びのうちに見ました。

18 私たちの父祖アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ。御民のその心を計る思いをとこしえにお守りください。彼らの心をしっかりとあなたに向けさせてください。

19 わが子ソロモンに、全き心を与えて、あなたの命令とさとしと定めを守らせ、すべてを行わせて、私が用意した城を建てさせてください。」

20 そして、ダビデは全集団に向かって、「あなたがたの神、主をほめたたえなさい」と言った。すると全集団は、父祖の神、主をほめたたえ、ひざまずいて、主と王とを礼拝した。

21 その日の翌日、彼らは主にいけにえをささげ、全焼のいけにえをささげた。雄牛千頭、雄羊千頭、子羊千頭、これらに添える注ぎのぶどう酒、それに全イスラエルのためのおびただしいいけにえをささげた。

22 彼らはその日、大いに喜んで、主の前に食べたり飲んだりし、あらためてダビデの子ソロモンを王とし、油をそそいで、主のために、君主とし、ツァドクを祭司とした。

23 こうしてソロモンは、主の設けられた王座に着き、父ダビデに代わり、王となって、栄えた。全イスラエルは彼に聞き従った。

24 すべてのつかさたち、勇士たち、および、ダビデ王のすべての子たちまで、ソロモン王に服した。

25 主はソロモンを全イスラエルの目の前に非常に大いなる者とし、彼より先にイスラエルを治めたどの王にも見られなかった王の尊厳を、彼らに与えられた。

26 このようにして、エッサイの子ダビデは全イスラエルを治めた。

27 彼がイスラエルの王であった期間は四十年であった。ヘブロンで七年治め、エルサレムで三十三年間治めた。

28 彼は長寿に恵まれ、齢も富みも誉れも満ち満ちて死んだ。彼の子ソロモンが代わって王となった。

29 ダビデ王の業績は、最初から最後まで、予見者サムエルの言行録、預言者ナタンの言行録、先見者ガドの言行録はまさにしるされている。

30 それには、彼のすべての統治、彼の力、また、彼およびイスラエル、それに各地の諸王国が過ごした時代についてしるされている。

歴代誌 第一 28章

歴代誌 第一 28章


1 さて、ダビデはイスラエルのすべてのつかさ、すなわち、各部族のつかさ、王に仕える各組のつかさ、千人隊の長、百人隊の長、王とその子らが所有している財産、家畜全体の係長たち、宦官たち、勇士たち、つまり、すべての勇士をエルサレムに召集した。

2 ダビデ王は立ち上がって、こう言った。「私の兄弟たち、私の民よ。私の言うことを聞きなさい。私は主の契約の箱のため、私たちの神の足台のために、安息の家を建てる志を持っていた。私は建築の用意をした。

3 しかし、神は私に仰せられた。『あなたはわたしの名のために家を建ててはならない。あなたは戦士であって、血を流してきたからである。』

4 けれども、イスラエルの神、主は、私の父の全家から私を選び、とこしえにイスラエルを治める王としてくださった。ユダの中から君たる者を選ばれたからである。私の父の家はユダの家に属している。主は私の父の子どもたちのうちで、私を愛し、全イスラエルを治める王としてくださった。

5 主は私に多くの子どもを授けてくださったが、私のすべての子どもの中から、私の子ソロモンを選び、イスラエルを治める主の王座に着けてくださった。

6 そして、私にこう仰せられた。『あなたの子ソロモンが、わたしの家とわたしの庭を建てる。わたしが彼をわたしの子として選び、わたしが彼の父となるからだ。

7 もし彼が今日のようにわたしの命令と定めを行おうと堅く決心しているなら、わたしは彼の王位をとこしえまでも確立しよう。』

8 今、主の集会、全イスラエルの前で、私たちの神が聞いてくださるこの所で、あなたがたは、あなたがたの神、主の命令をことごとく守り、求めなさい。それは、あなたがたがこの良い地を所有し、あなたがたの後、とこしえまでもあなたがたの子たちにゆずりとして与えるためである。

9 わが子ソロモンよ。今あなたはあなたの父の神を知りなさい。全き心と喜ばしい心持ちをもって神に仕えなさい。主はすべての心を探り、すべての思いの向かうところを読み取られるからである。もし、あなたが神を求めるなら、神はあなたにご自分を現される。もし、あなたが神を離れるなら、神はあなたをとこしえまでも退けられる。

10 今、心に留めなさい。主は聖所となる宮を建てさせるため、あなたを選ばれた。勇気を出して実行しなさい。」

11ダビデはその子ソロモンに、玄関広間、その神殿、宝物室、屋上の間、内部屋、贖いの間などの仕様書を授けた。

12 御霊により彼が示されていたすべてのものの仕様書であった。すなわち、主の宮の庭のこと、回りにあるすべての脇部屋のこと、神の宮の宝物倉のこと、聖なるささげ物の宝物倉のこと、

13 祭司とレビ人との組分けのこと、主の宮の奉仕のすべての仕事のこと、主の宮の奉仕に用いるすべての器具のことである。

14 金については、各種の奉仕に用いるすべての器具に使う金の目方が、すべての銀の器具については、各種の奉仕に用いるすべての器具の目方が示され、

15 金の燭台とその上にある金のともしび皿の目方は、一つ一つの燭台とその上にあるともしび皿の目方が、銀の燭台については、一つ一つの燭台の用途別に燭台とその上にあるともしび皿の目方が示されていた。

16 また、並べ供えるパンの机、一つ一つの机に使う金の目方、銀の机に使うその銀、

17 純金の、肉刺し、鉢、びん、金の杯については、それぞれの杯の目方、銀の杯について、それぞれの杯の目方、

18 精金の香の壇についてはその目方、主の契約の箱の上で翼を伸べ、防ぎ守っているケルビムの車のひな型の金のことが示されていた。

19 「これらすべては、私に与えられた主の手による書き物にある。彼は、この仕様書のすべての仕事を賢く行う。」

20 それから、ダビデはその子ソロモンに言った。「強く、雄々しく、事を成し遂げなさい。恐れてはならない。おののいてはならない。神である主、私の神が、あなたとともにおられるのだから―。主は、宮の奉仕のすべての仕事を完成させてくださる。

21 見なさい。神の宮のあらゆる奉仕のために祭司とレビ人の各組がいる。あらゆる奉仕のために知恵のある、進んで事に当たるすべての人が、どんな仕事にも、あなたとともにいる。つかさたちとすべての民は、あなたのすべての命令に従う。」

歴代誌 第一 27章

歴代誌 第一 27章


1 イスラエル人、すなわち、一族のかしらたち、千人隊の長、百人隊の長たち、および彼らのつかさたちは、王に仕えて一年のすべての月を通じ、月ごとの交代制にしたがって、各分団のすべての事に当たったが、その人数は一つの分団が二万四千人であった。

2 第一の月、第一分団の長、ザブディエルの子ヤシュブアム。彼の分団は二万四千人。

3 彼はペレツの子孫のひとりで、第一の月を受け持つ将軍たちすべてのかしらであった。

4 第二の月、分団の長、アホアハ人ドダイ、―彼の分団といえば、つかさミクロテがいた。彼の分団は二万四千人。

5 第三の月、第三軍団の長は祭司エホヤダの子ベナヤ。彼がかしらであった。彼の分団は二万四千人。

6 彼は、あの三十人の勇士のひとり、三十人の長のベナヤである。彼の分団には、その子アミザバデがいた。

7 第四の月、第四軍は、ヨアブの兄弟アサエル。その子ゼバデヤが彼の跡を継いだ。彼の分団は二万四千人。

8 第五の月、第五軍は、あの長イズラフ人シャムフテ。彼の分団は二万四千人。

9 第六の月、第六軍は、テコア人イケシュの子イラ。彼の分団は二万四千人。

10 第七の月、第七軍は、エフライム族の出であるペロニ人ヘレツ。彼の分団は二万四千人。

11 第八の月、第八軍は、ゼラフ人に属するフシャ人シベカイ。彼の分団は二万四千人。

12 第九の月、第九軍は、ベニヤミン人に属するアナトテ人アビエゼル。彼の分団は二万四千人。

13 第十の月、第十軍は、ゼラフ人に属するネトファ人マフライ。彼の分団は二万四千人。

14 第十一の月、第十一軍は、エフライム族の出であるピルアトン人ベナヤ。彼の分団は二万四千人。

15 第十二の月、第十二軍は、オテニエルに属するネトファ人ヘルダイ。彼の分団は二万四千人。

16 なお、イスラエルの各部族の長は、ルベン人では、ジクリの子エリエゼルがつかさ。シメオン人ではマアカの子シャファテヤ。

17 レビではケムエルの子ハシャブヤ。アロンではツァドク。

18 ユダではダビデの兄弟のひとりエリフ。イッサカルではミカエルの子オムリ。

19 ゼブルンではオバデヤの子イシェマヤ。ナフタリではアズリエルの子オムリ。

20 エフライム族ではアザズヤの子ホセア。マナセの半部族ではペダヤの子ヨエル。

21 ギルアデのマナセの半部族ではゼカリヤの子イド。ベニヤミンではアブネルの子ヤアシエル。

22 ダンではエロハムの子アザルエル。これがイスラエル各部族のつかさたちであった。

23 ダビデは二十歳以下の人々は数に入れなかった。主がイスラエルを天の星のようにふやそうと言われたからである。

24 ツェルヤの子ヨアブが数え始めたが、終わらなかった。このため、御怒りがイスラエルの上に下って、その数はダビデ王の年代記の統計には載らなかった。

25 王の宝物倉をつかさどったのは、アディエルの子アズマベテ。野と町々と村々とおのおののやぐらにある宝物倉をつかさどったのは、ウジヤの子ヨナタン。

26 土地を耕して畑仕事をする者たちをつかさどったのは、ケルブの子エズリ。

27 ぶどう畑をつかさどったのは、ラマ人シムイ。ぶどう酒の倉にあるぶどう畑の産物をつかさどったのは、シェファム人ザブディ。

28 低地にあるオリーブの木といちじく桑の木をつかさどったのは、ゲデル人バアル・ハナン。油の倉をつかさどったのはヨアシュ。

29 シャロンで飼われる牛の群れをつかさどったのは、シャロン人シルタイ。谷にいる牛の群れをつかさどったのは、アデライの子シャファテ。

30 らくだをつかさどったのは、イシュマエル人オビル。雌ろばをつかさどったのは、メロノテ人エフデヤ。

31 羊の群れをつかさどったのは、ハガル人ヤジズ。これらはみな、ダビデ王の所有する財産の係長であった。

32 ダビデのおじヨナタンは議官であり、英知の人で、彼は書記でもあった。ハクモニの子エヒエルは王の子らとともにいた。

33 アヒトフェルは王の議官で、アルキ人フシャイは王の友であった。

34 アヒトフェルの跡を継いだのは、ベナヤの子エホヤダとエブヤタルであり、王の将軍はヨアブであった。

歴代誌 第一 26章

歴代誌 第一 26章


1 門衛の組分け。コラ人ではアサフ族のコレの子メシェレムヤ。

2 メシェレムヤには子どもがあった。長男ゼカリヤ、次男エディアエル、三男ゼバデヤ、四男ヤテニエル、

3 五男エラム、六男ヨハナン、七エルエホエナイ。

4 オベデ・エドムには子どもがあった。長男シェマヤ、次男エホザバデ、三男ヨアフ、四男サカル、五男ネタヌエル、

5 六男アミエル、七男イッサカル、八男ペウルタイ。神が彼を祝福されたからである。

6 彼の子シェマヤに子どもたちが生まれた。彼らは勇士だったので、その父の家を治める者となった。

7 シェマヤの子はオテニ、レファエル、オベデ、エルザバデ―彼の兄弟は勇者、エリフとセマクヤ。

8 これはみな、オベデ・エドムの子たちで。彼らとその子、兄弟たちは、その奉仕にふさわしい力のある勇敢な人であった。オベデ・エドムに属する者は六十二人であった。

9 メシェレムヤには子どもと兄弟たちがあり、彼らは勇者で、十八人であった。

10 また、メラリ族のホサには、子どもがあり、そのかしらはシムリであった。彼は長男ではなかったが、父が彼をかしらにしたからである。

11 第二はヒルキヤ、第三はテバルヤ、第四はゼカリヤであった。ホサの子ども、兄弟たちは合計で十三人であった。

12 門衛のこれらの各組に対し、主の宮で仕える任務が、彼らのかしらごとに、彼らの兄弟たちと全く同じように割り当てられた。

13 こうして、彼らは、下の者も上の者もひとしく、その父祖の家ごとに、一つ一つの門についてくじを引いた。

14 すると、東方のくじはシャレムヤに当たった。彼の子で思慮深い議官ゼカリヤのためにくじが引かれ、彼のくじは北方と出た。

15 オベデ・エドムには南方、彼の子らには倉、

16 シュピムとホサには西方、それに上り坂の大路のシャレケテ門が当たった。見張りの組と組には並び合っていた。

17 東方には六人のレビ人、北方には毎日四人、南方には毎日四人、倉にはふたりずつ、

18 西方の庭前には、大路に四人、前庭にふたりであった。

19 以上はコラ族とメラリ族の門衛の組分けである。

20 レビ人のアヒヤは、神の宮の宝物倉および聖なるささげ物の宝物倉をつかさどった。

21 ゲルション族でラダンに属するラダンの子ら、ゲルション人ラダンに属する一族のかしらたち、すなわちエヒエル人、

22 エヒエル人の子孫、その兄弟ゼタムとヨエルは、、主の宮の宝物倉をつかさどった。

23 アムラム人、イツハル人、ヘブロン人、ウジエル人については、

24 モーセの子ゲルショムの子シェブエルが宝物倉のつかさであった。

25 彼の同族で、エリエゼルに属する者は、その子レハブヤ、その子エシャヤ、その子ヨラム、その子ジクリ、その子シェロミテであるが、

26 このシェロミテと彼の兄弟たちは、ダビデ王と一族のかしらたち、および、千人隊の長、百人隊の長たち、将軍たちが聖別してささげた聖なるささげ物のすべての宝物倉をつかさどった。

27 彼らは、戦いで得た分捕り物を、主の宮を修理するために聖別してささげた。

28 すべて予見者サムエル、キシュの子サウル、ネルの子アブネル、ツェルヤの子ヨアブが聖別してささげた物、すなわち、すべての聖なるささげ物は、シェロミテとその兄弟たちにゆだねられた。

29 イツハル人のうち、ケナヌヤとその子らは、イスラエルに関する外の仕事につき、つかさとさばきつかさとなった。

30 ヘブロン人のうち、ハシャブヤとその同族の者は勇者であり、千七百人いたが、ヨルダン川を渡った所から西方に至る地域のイスラエルの管理に当たり、すべての主の仕事、王への奉仕に当たった。

31 ヘブロン人のうち、エリヤは、その一族その家系によるヘブロン人のかしらであった。ダビデの治世の第四十年に、彼らは調べられ、そのとき彼らのうちにギルアデのヤゼルで勇士が見いだされた。

32 彼の同族の者たちは勇者であって、二千七百人いたが、一族のかしらたちであった。ダビデ王は彼らをルベン人、ガド人、マナセ人の半部族の上に任命し、すべて神に関する事がら、王に関する事がらに当たらせた。

歴代誌 第一 25章

歴代誌 第一 25章


1 また、ダビデと将軍たちは、アサフとヘマンとエドトンの子らを奉仕のために取り分け、立琴と十弦の琴とシンバルをもって預言する者とした。その奉仕に従って、仕事についた者の数は次のとおりである。

2 アサフの子では、ザクル、ヨセフ、ネタヌヤ、アサルエラ。これらはアサフの子で、王の指揮に従って、預言するアサフの指揮下にあった。

3 エドトンについて、エドトンの子は、ゲダルヤ、ツェリ、エシャヤ、シムイ、ハシャブヤ、マティテヤの六人。立琴をもって主をほめたたえ、賛美しながら預言する彼らの父エドトンの指揮下にあった。

4 ヘマンについて、ヘマンの子は、ブキヤ、マタヌヤ、ウジエル、シェブエル、エリモテ、ハナヌヤ、ハナニ、エリヤタ、ギダルティ、ロマムティ・エゼル、ヨシュベカシャ、マロティ、ホティル、マハジオテ。

5 これらはみな、神のことばに従って、角笛を高く上げる王の先見者ヘマンの子らであった。神はヘマンに息子十四人と、娘三人を与えられた。

6 これらはみな、その父の指揮下にあって、シンバル、十弦の琴、立琴を手に、主の宮で歌を歌って、王の指揮の下に神の宮の奉仕に当たる者たちである。アサフ、エドトン、ヘマン、

7 彼らおよび主にささげる歌の訓練を受けた彼らの同族―彼らはみな達人であった―の人数は二百八十八人であった。

8 彼らは、下の者も上の者も、達人も弟子も、みな同じように任務のためのくじを引いた。

9 第一のくじは、アサフに属するヨセフに当たり、第二はゲダルヤに当たった。彼と兄弟たち、子たち、十二人。

10 第三はザクル、その子たち、兄弟たち、十二人。

11 第四はイツェリ、その子たち、兄弟たち、十二人。

12 第五はネタヌヤ、その子たち、兄弟たち、十二人。

13 第六はブキヤ、その子たち、兄弟たち、十二人。

14 第七はエサルエラ、その子たち、兄弟たち、十二人。

15 第八はエシャヤ、その子たち、兄弟たち、十二人。

16 第九はマタヌヤ、その子たち、兄弟たち、十二人。

17 第十はシムイ、その子たち、兄弟たち、十二人。

18 第十一はアザルエル、その子たち、兄弟たち、十二人。

19 第十二はハシャブヤ、その子たち、兄弟たち、十二人。

20 第十三はシュバエル、その子たち、兄弟たち、十二人。

21 第十四はマティテヤ、その子たち、兄弟たち、十二人。

22 第十五はエレモテ、その子たち、兄弟たち、十二人。

23 第十六はハナヌヤ、その子たち、兄弟たち、十二人。

24 第十七はヨシュベカシャ、その子たち、兄弟たち、十二人。

25 第十八はハナニ、その子たち、兄弟たち、十二人。

26 第十九はマロティ、その子たち、兄弟たち、十二人。

27 第二十はエリヤタ、その子たち、兄弟たち、十二人。

28 第二十一はホティル、その子たち、兄弟たち、十二人。

29 第二十二はギダルティ、その子たち、兄弟たち、十二人。

30 第二十三はマハジオテ、その子たち、兄弟たち、十二人。

31 第二十四はロマムティ・エゼル、その子たち、兄弟たち、十二人に当たった。

歴代誌 第一 24章

歴代誌 第一 24章


1 アロンの子らの組分け。アロンの子らは、ナダブ、アビフ、エルアザル、イタマル。

2 ナダブとアビフはその父に先立って死に、彼らには子どもがなかったので、エルアザルとイタマルが祭司の務めについた。

3 ダビデは、エルアザルの子孫のひとりツァドク、およびイタマルの子孫のひとりアヒメレクと協力して、彼らをそれぞれの奉仕に任命し、それぞれの組に分けた。

4 エルアザルの子孫のほうが、イタマルの子孫よりも一族のかしらが多かったので、エルアザルの子孫は、父祖の家のかしらごとに十六組に、イタマルの子孫は、父祖の家ごとに八組に分けられた。

5 彼らはくじを引いて互いにそれぞれの組に分かれた。聖所の組のつかさたち、神の組のつかさたちは、エルアザルの子孫の中にも、イタマルの子孫の中にもいたからである。

6 レビ人の出の書記、ネタヌエルの子シェマヤが、王とつかさたち、および祭司ツァドクとエブヤタルの子アヒメレク、それに祭司とレビ人の一族のかしらたちの前で、それらを書きしるした。エルアザルの父祖の家を一つ一つ、イタマルのを一つ一つ。

7 第一のくじは、エホヤリブに当たった。第二はエダヤに、

8 第三はハリムに、第四はセオリムに、

9 第五はマルキヤに、第六はミヤミンに、

10 第七はコツに、第八はアビヤに、

11 第九はヨシュアに、第十はシェカヌヤに、

12 第十一はエルヤシブに、第十二はヤキムに、

13 第十三はフパに、第十四はエシェブアブに、

14 第十五はビルガに、第十六はイメルに、

15 第十七はヘジルに、第十八はピツェツに、

16 第十九はペタフヤに、第二十はエヘズケルに、

17 第二十一はヤキンに、第二十二はガムルに、

18 第二十三はデラヤに、第二十四はアマズヤに当たった。

19 これは主の宮に入る彼らの奉仕のために登録された者たちで、彼らの先祖アロンがイスラエルの神、主の彼に命じられたところによって、定めたとおりである。

20 残りのレビ族については、アムラムの子孫ではシュバエル。シュバエルの子ではエフデヤ。

21 レハブヤについて、レハブヤの子では、そのかしらイシヤ。

22 イツハル人では、シェロミテ。シェロミテの子ではヤハテ。

23 ヘブロンの子は、そのかしらがエリヤ、第二はアマルヤ、第三はヤハジエル、第四はエカムアム。

24 ウジエルの子孫はミカ。ミカの子はシャミル。

25 ミカの兄弟はイシヤ。イシヤの子ではゼカリヤ。

26 メラリの子はマフリとムシ。彼の子ヤアジヤの子孫、

27 すなわち、メラリの子孫で、彼の子ヤアジヤから出た者は、ショハム、ザクル、イブリ。

28 マフリからは、エルアザル。彼に子どもがなかった。

29 キシュからは、キシュの子孫のエラフメエル。

30 ムシの子孫は、マフリ、エデル、エリモテ。これが、それぞれその父祖の家に属するレビの子孫である。

31 彼らもまた、彼らの同族であるアロンの子らと全く同じように、ダビデ王とツァドクとアヒメレク、および祭司とレビ人の一族のかしらたちの前で、くじを引いた。一族では、かしらもその弟と全く同じであった。

歴代誌 第一 23章

歴代誌 第一 23章


1 ダビデは老年を迎え、長寿を全うして、その子ソロモンをイスラエルの王とした。

2 ついで、彼はイスラエルのすべてのつかさ、祭司、レビ人を集めた。

3 レビ人のうち、三十歳以上の者を数えたところ、ひとりずつ人数を調べた合計は三万八千であった。

4 「そのうち、主の宮の仕事を指揮する者は二万四千、つかさとさばきつかさは六千、

5 そして、四千人は門衛となり、四千人は私が賛美するために作った楽器を手にして、主を賛美する者となりなさい。」

6 そして、ダビデは彼らを組に分けた。レビ族を、ゲルション、ケハテ、メラリに分け、

7 ゲルション人をラダンとシムイに分けた。

8 ラダンの子は、そのかしらエヒエルと、ゼタム、ヨエルの三人。

9 シムイの子は、シェロミテ、ハジエル、ハランの三人。これらはラダンの一族のかしらであった。

10 シムイの子は、ヤハテ、ジザ、エウシュ、ベリア。これらの四人はシムイの子であった。

11 ヤハテはそのかしら、ジザはその次であった。エウシュとベリアは子どもを多く持たなかった。そこで父の家にいて、同じ役についた。

12 ケハテの子は、アムライ、イツハル、ヘブロン、ウジエルの四人。

13 アムラムの子は、アロンとモーセ。アロンは、至聖所を聖別するために取り分けられた。それは、彼とその子らが、とこしえまでも主の前に香をたき、主に仕え、主の御名によって、とこしえまでも祝福するためである。

14 神の人モーセの子孫は、レビ部族の者として名を呼ばれた。

15 モーセの子は、ゲルショムとエリエゼル。

16 ゲルショムの子は、かしらがシェブエル。

17 エリエゼルの子は、かしらがレハブヤで、エリエゼルにはほかの男の子がなかった。レハブヤの子は非常に多かった。

18 イツハルの子は、かしらがシェロミテ。

19 ヘブロンの子は、かしらがエリヤ、第二はアマルヤ、第三はヤハジエル、第四はエカムアム。

20 ウジエルの子は、かしらがミカ、第二はイシヤ。

21メラリの子は、マフリとムシ。マフリの子はエルアザルとキシュ。

22 エルアザルは死に、彼には息子がなく、娘だけであったので、彼らのいとこであるキシュの子らが彼らをめとった。

23 ムシの子は、マフリ、エデル、エレモテの三人。

24 これは、それぞれ父祖の家に属するレビ族で二十歳以上になり、主の宮の奉仕の仕事をした者であり、ひとりひとり、その名が数えられ登録された一族のかしらたちであった。

25 ダビデがこう言ったからである。「イスラエルの神、主は、御民に安息を与え、とこしえまでもエルサレムに住まわれる。

26 レビ人も、幕屋を運んだり、奉仕に用いるすべての器具を運んだりする必要はない。」

27 これらは、ダビデの最後のことばに従って数えられた二十歳以上のレビ族の数である。

28 彼らの役目は、アロンの子らを助け、庭のこと、脇部屋のこと、きよめて聖なるものとすることに関する主の宮の奉仕をし、神の宮で奉仕をすることである。

29 並べ供えるパン、穀物のささげ物である小麦粉、種を入れないせんべい、平なべ、混ぜ合わせたもの、また、各種の量や大きさを計ること。

30 立って朝ごとに主をほめたたえ、賛美し、夕べにも同じようにすること。

31 安息日、新月の祭りおよび例祭の時に、定められた数にしたがって絶やさずに主の前にささげる主へのすべての全焼のいけにえのこと。

32 彼らは、会見の天幕の任務、聖所の任務、および、主の宮で奉仕をする彼らの同族アロンの子らの任務を果たさなければならない。

歴代誌 第一 22章

歴代誌 第一 22章


1 そこで、ダビデは言った。「これこそ、神である主の宮だ。これこそ、イスラエルの全焼のいけにえの祭壇だ。」

2 そして、ダビデは命じて、イスラエルの地にいる在留異国人を召集し、神の宮を建てるため石材を切り出す石切り工を任命した。

3 ダビデは、門のとびらの釘および留め金用の鉄をたくさん用意し、青銅も、量りきれないほどおびただしく用意した。

4 また、杉の木も数えきれないほど用意した。シドン人とツロ人がダビデのもとに杉の木をおびただしく運んで来たからである。

5 ダビデは言った。「わが子ソロモンは、まだ若く力もない。主のために建てる宮は、全地の名となり栄えるように大いなるものとしなければならない。それで私は、そのために用意をしておく。」こうして、ダビデは彼が死ぬ前に多くの用意をしておいた。

6 彼はその子ソロモンを呼び、イスラエルの神、主のために宮を建てるように彼に命じた。

7 ダビデはソロモンに言った。「わが子よ。私は、わが神、主の御名のために宮を建てようとする志を持ち続けてきた。

8 ある時、私に次のような主のことばがあった。『あなたは多くの血を流し、大きな戦いをしてきた。あなたはわたしの名のために家を建ててはならない。あなたは、わたしの前に多くの血を流してきたからである。

9 見よ。あなたにひとりの子が生まれる。彼は穏やかな人になり、わたしは、彼に安息を与えて、回りのすべての敵に煩わされないようにする。彼の名がソロモンと呼ばれるのはそのためである。彼の世に、わたしはイスラエルに平和と平穏を与えよう。

10 彼がわたしの名のために家を建てる。彼はわたしにとって子となり、わたしは彼にとって父となる。わたしはイスラエルの上に彼の王座をとこしえまでも堅く立てる。』

11 そこで今、わが子よ、主があなたとともにおられ、主があなたについて語られたとおり、あなたが、あなたの神、主の宮をりっぱに建て上げることができるように。

12 ただ、主があなたに思慮と分別を与えて、あなたをイスラエルの上に任命し、あなたの神、主の律法を守らせてくださるように。

13 主がイスラエルについてモーセに命じれらたおきてと定めをあなたが守り行うなら、あなたは栄える。強くあれ、雄々しくあれ、恐れてはならない。おののいてはならない。

14 見なさい。私は困難な中にも主の家のために、金十万タラント、銀百万タラントを用意した。また、青銅と鉄はあまりに多くて量りきれない。それに、木材と石材も用意した。あなたが、これらにもっと加えてほしい。

15 あなたのもとには、石を切り出す者、石や木に細工する者、各種の仕事に熟練した者など、多くの仕事をする者がいて、

16 金、銀、青銅、鉄を扱うか、その人数は数えきれない。立ち上がって、行いなさい。主があなたとともにおられるように。」

17 そして、ダビデはイスラエルのすべてのつかさたちに、その子ソロモンを助けるよう命じた。

18 「あなたがたの神、主は、あなたがたとともにおられ、周囲の者から守ってあなたがたに安息を与えられたではありませんか。主はこの地の住民を私の手に渡され、この地は主の前とその民の前に服したからです。

19 そこで今、あなたがたは心を尽くし、精神を尽くして、あなたがたの神、主に求めなさい。立ち上がって、神である主の聖所を建て上げ、主の御名のために建てられた宮に、主の契約の箱と神の聖なる器具を運び入れなさい。」

歴代誌 第一 21章

歴代誌 第一 21章


1 ここに、サタンがイスラエルに逆らって立ち、ダビデを誘い込んで、イスラエルの人口を数えさせた。

2 ダビデはヨアブと民のつかさたちに言った。「さあ、ベエル・シェバからダンに至るまでのイスラエルを数えなさい。そして、その人数を私に報告して、知らせてほしい。」

3 すると、ヨアブは言った。「主が、御民を今より百倍も増してくださいますように。王さま。彼らはみな、わが君のもの、そのしもべではないのでしょうか。なぜ、わが君はこんなことを要求なさるのですか。なぜ、イスラエルに対して罪過ある者となられるのですか。」

4 王はヨアブを説き伏せた。そこでヨアブは出て行って、イスラエルをあまねく行き巡り、エルサレムに帰って来た。

5 そして、ヨアブは民の登録人数をダビデに報告した。全イスラエルには剣を使う者が百十万人、ユダには剣を使う者が四十七万人であった。

6 彼はレビとベニヤミンとを、その中に登録しなかった。ヨアブは王の命令を忌みきらったからである。

7 この命令で、王は神のみこころをそこなった。神はイスラエルを打たれた。

8 そこで、ダビデは神に言った。「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました。今、あなたのしもべの咎を見のがしてください。私はほんとうに愚かなことをしました。」

9 そこで、主はダビデの先見者ガドに告げて仰せられた。

10 「行って、ダビデに告げて言え。『主はこう仰せられる。わたしがあなたに出す三つのことがある。そのうち一つを選べ。わたしはあなたのためにそれをしよう。』」

11 ガドはダビデのもとに行き、彼に言った。「主はこう仰せられる。『受け入れよ。

12 三年間のききんか。三か月間、あなたが仇の前で取り去られ、あなたの敵の剣が追い迫ることか。あるいは三日間、主の剣、疫病がこの地に及び、主の使いがイスラエルの国中を荒らすことか。』今、私を遣わされた方に何と答えたらよいかを決めてください。」

13 ダビデはガドに言った。「それは私には非常につらいことです。私を主の手に陥らせてください。主のあわれみは深いからです。人の手には陥りたくありません。」

14 すると、主はイスラエルに疫病を下されたので、イスラエルのうち七万の人が倒れた。

15 神はエルサレムに御使いを遣わして、これを滅ぼそうとされた。主は御使いが滅ぼしているのをご覧になって、わざわいを下すことを思い直し、滅ぼしている御使いに仰せられた。「もう十分だ。あなたの手を引け。」主の使いは、エブス人オルナンの打ち場のかたわらに立っていた。

16 ダビデは、目を上げたとき、主の使いが、抜き身の剣を手に持ち、それをエルサレムの上に差し伸べて、地と天の間に立っているのを見た。ダビデと長老たちは、荒布で身をおおい、ひれ伏した。

17 ダビデは神に言った。「民を数えよと命じたのは私ではありませんか。罪を犯したのは、はなはだしい悪を行ったのは、この私です。この羊の群れがいったい何をしたというのでしょう。わが神、主よ。どうか、あなたの御手を、私と私の一家に下してください。あなたの民は、疫病に渡さないでください。」

18 すると、主の使いはガドに、ダビデに言うように言った。「ダビデは上って行って、エブス人オルナンの打ち場に、主のために祭壇を築かなければならない。」

19 そこでダビデは、ガドが主の御名によって語ったことばに従って上って行った。

20 オルナンが振り返ると御使いが見えた。彼とともにいた彼の四人の子は身を隠し、オルナンは小麦の打穀をしていた。

21 ダビデがオルナンのもとに行くと、オルナンは目を留めてダビデを見、打ち場から出て来て、地にひれ伏して、ダビデに礼をした。

22 そこで、ダビデはオルナンに言った。「私に打ち場の地所を下さい。そこに主のために祭壇を建てたいのです。十分な金額で、それを私に下さい。神罰が民に及ばないようになるためです。」

23 オルナンはダビデに言った。「王さま。どうざ、お取りになってお気に召すようになさってください。ご覧ください。私は、全焼のいけにえのための牛、たきぎにできる打穀機、穀物のささげ物のための小麦を差し上げます。すべてを差し上げます。」

24 しかし、ダビデ王はオルナンに言った。「いいえ、私はどうしても、十分な金額を払って買いたいのです。あなたのものを主にささげるわけにはいきません。費用もかけずに全焼のいけにえをささげたくないのです。」

25 そしてダビデは、その地所代として、金のシェケルで重さ六百シェケルに当たるものを、オルナンに与えた。

26 こうしてダビデは、そこに主のために祭壇を築き、全焼のいけにえと和解のいけにえとをささげて、主に呼ばわった。すると、主は全焼のいけにえの祭壇の上に天から火を下して、彼に答えられた。

27 主が御使いに命じられたので、御使いは剣をさやに納めた。

28 そのとき、ダビデは主がエブス人オルナンの打ち場で彼に答えられたのを見て、そこでいけにえをささげた。

29 モーセが荒野で造った主の幕屋と全焼のいけにえの祭壇は、その時、ギブオンの高き所にあった。

30 ダビデは神を求めて、その前に出て行くことができなかった。主の使いの剣を恐れたからである。

歴代誌 第一 20章

歴代誌 第一 20章


1 年が改まり、王たちが出陣するころ、ヨアブは軍勢を率いてアモン人の地を荒らし、さらに進んで、ラバを包囲した。ダビデはエルサレムにとどまっていた。ヨアブはラバを打ち、これを破壊した。

2 ダビデが、彼らの王の冠をその頭から取ったとき、それは金一タラントの重さがあり、それには宝石がはめ込まれているのがわかった。その冠はダビデの頭に置かれた。彼はまた、その町から非常に多くの分捕り物を持って来た。

3 彼はその町の人々を連れて来て、石のこぎりや、鉄のつるはしや斧を使う仕事につかせた。ダビデはアモン人のすべての町々に対して、このようにした。こうして、ダビデと民のすべてはエルサレムに帰った。

4 その後、ゲゼルでペリシテ人との戦いが起こり、そのとき、フシャ人シベカイは、ラファの子孫のひとりシパイを打ち殺した。こうして、彼らは征服された。

5 またペリシテ人との戦いがあったとき、ヤイルの子エルハナンは、ガテ人ゴリヤテの兄弟ラフミを打ち殺した。ラフミの槍の柄は、機織りの巻き棒のようであった。

6 さらに、ガテで戦いがあったとき、そこに、指が六本ずつ、二十四本ある背の高い男がいた。彼もまたラファの子孫であった。

7 彼はイスラエルをそしったが、ダビデの兄弟シムアの子ヨナタンが彼を打ち殺した。

8 これらはガテのラファの子孫で、ダビデとその家来たちの手にかかって倒れた。

歴代誌 第一 19章

歴代誌 第一 19章


1 この後、アモン人の王ナハシュが死に、その子が代わって王となった。

2 ダビデは、「ナハシュの子ハヌンに真実を尽くそう。彼の父が私に真実を尽くしてくれたのだから」と考えた。そこで、ダビデは使者を送って、彼の父の悔やみを言わせた。ダビデの家来たちがハヌンに悔やみを言うため、彼のもと、アモン人の地に来たとき、

3 アモン人のつかさたちは、ハヌンに言った。「ダビデがあなたのもとに悔やみの使者をよこしたからといって、彼が父君を敬っているとでもお考えですか。この地を調べ、くつがえし、探るために、彼の家来たちがあなたのところに来たのではありませんか。」

4 そこでハヌンはダビデの家来たちを捕らえ、彼らのひげをそり落とし、その衣を半分に切って腰のあたりまでにし、彼らを送り返した。

5 人々が来て、ダビデにこの人たちのことを告げたので、彼は彼らを迎えに人をやった。この人たちが非常に恥じていたからである。王は言った。「あなたがたのひげが伸びるまで、エリコにとどまり、それから帰りなさい。」

6 アモン人は、自分たちがダビデの憎しみを買ったのを見て取った。そこでハヌンおよびアモン人は、銀一千タラントを送って、アラム・ナハライムとアラム・マアカとツォバとから戦車と騎兵を雇った。

7 彼らは自分たちのもとに、戦車三万二千台とマアカの王とその軍勢を雇った。彼らは出て来て、メデバの前に陣を敷いた。アモン人も、彼らの町々から集まり、いくさに臨もうと出て来た。

8 ダビデはこれを聞き、ヨアブと勇士たちの全軍を送った。

9 アモン人は出て、町の入口に戦いの備えをした。共に来た王たちは、別の野にいた。

10 ヨアブは、彼の前とうしろに戦いの前面があるのを見て、イスラエルの精鋭全員からさらに兵を選び、アラムに立ち向かう陣ぞなえをし、

11 民の残りの者は彼の兄弟アブシャイの手に託して、アモン人に立ち向かう陣ぞなえをした。

12 ヨアブは言った。「もし、アラムが私より強ければ、おまえが私を救ってくれ。もし、アモン人がおまえより強かったら、私がおまえを救おう。

13 強くあれ。われわれの民のため、われわれの神の町々のために全力を尽くそう。主はみこころにかなうことをされる。」

14 ヨアブと彼の部下の兵士たちが戦おうとしてアラムの前方に近づいたとき、アラムは彼の前から逃げた。

15 アモン人はアラムが逃げるのを見て、彼らもまた、ヨアブの兄弟アブシャイの前から逃げて、町に入り込んだ。そこでヨアブはエルサレムに帰った。

16 アラムは、自分たちがイスラエルに打ち負かされたのを見て、使いを送り、川向こうのアラムを連れ出した。ハダデエゼルの将軍ショファクが彼らを率いていた。

17 このことがダビデに報告された。すると、彼は全イスラエルを集結し、ヨルダン川を渡って、彼らのほうに進み、彼らに向かって陣ぞなえをした。ダビデはアラムに立ち向かうために戦いの備えをした。彼らは彼と戦った。

18 アラムがイスラエルの前から逃げたので、ダビデはアラムの戦車七千と歩兵四万をほふり、将軍ショファクを殺した。

19 ハダデエゼルのしもべたちは、彼らがイスラエルに打ち負かされたのを見て、ダビデと和を講じ、彼のしもべとなった。アラムはそれからはもう、アモン人を救おうと思わなかった。

歴代誌 第一 18章

歴代誌 第一 18章


1 その後、ダビデはペリシテ人を打って、これを屈服させ、ガテとそれに属する村落をペリシテ人の手から奪った。

2 彼がモアブを打ったとき、モアブはダビデのしもべとなり、みつぎものを納める者となった。

3 ダビデは、ツォバの王ハダデエゼルが、ユーフラテス川流域にその勢力を確保しようと出て来たとき、ハマテに出て、彼を打った。

4 ダビデは、彼から戦車一千、騎兵七千、歩兵二万を取った。ダビデは、その戦車全部の馬の足の筋を切った。ただし、戦車の馬百頭を残した。

5 ダマスコのアラムが、ツォバの王ハダデエゼルを助けに来たが、ダビデはアラムの二万二千人を打った。

6 ダビデはダマスコのアラムに守備隊を置いた。アラムはダビデのしもべとなり、みつぎものを納める者となった。こうして主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。

7 ダビデはハダデエゼルの家来たちの持っていた金の丸い小楯を奪い取り、エルサレムに持ち帰った。

8 ダビデは、ハダデエゼルの町ティバハテとクンから、非常に多くの青銅を奪い取った。これを用いて、ソロモンは青銅の海や柱、および青銅の器を作った。

9 ハマテの王トウは、ダビデがツォバの王ハダデエゼルの全軍勢を打ち破ったことを聞いた。

10 そこで、その子ハドラムをダビデ王のもとにやって、安否を尋ねさせ、ダビデがハダデエゼルと戦ってこれを打ち破ったことについて、祝福のことばを述べさせた。ハダデエゼルがトウに戦いをいどんでいたからである。トウは金、銀、青銅のすべての器を贈り物とした。

11 ダビデ王は、それをもまた、彼がすべての異邦の民、すなわちエドム、モアブ、アモン人、ペリシテ人、アマレクのところから運んで来た銀や金とともに、主に聖別してささげた。

12 また、ツェルヤの子アブシャイは、塩の谷でエドム人一万八千を打ち殺した。

13 彼はエドムに守備隊を置いた。こうして、エドムの全部がダビデのしもべとなった。このように主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。

14 ダビデはイスラエルの全部を治め、その民のすべての者に正しいさばきを行った。

15 ツェルヤの子ヨアブは軍団長、アヒルデの子ヨシャパテは参議、

16 アヒトブの子ツァドクとエブヤタルの子アビメレクは祭司、シャウシャは書記、

17 エホヤダの子ベナヤはケレテ人とペレテ人の上に立つ者、ダビデの子らは王の側近の者であった。

歴代誌 第一 17章

歴代誌 第一 17章


1 ダビデが自分の家に住んでいたとき、ダビデは預言者ナタンに言った。「ご覧のように、この私が杉材の家に住んでいるのに、主の契約の箱は天幕の下にあります。」

2 すると、ナタンはダビデに言った。「あなたの心にあることをみな行いなさい。神があなたとともにおられるのですから。」

3 その夜のことである。次のような神のことばがナタンにあった。

4 「行って、わたしのしもべダビデに言え。主はこう仰せられる。あなたはわたしのために住む家を建ててはならない。

5 わたしは、イスラエルを導き上った日以来、今日まで、家に住んだことはなく、天幕から天幕に、幕屋から幕屋にいた。

6 わたしが全イスラエルと歩んできたどんな所ででも、わたしの民を牧せよとわたしが命じたイスラエルのさばきつかさのひとりにでも、『なぜ、あなたがたはわたしのために杉材の家を建てなかったのか』と、一度でも、言ったことがあろうか。

7 今、わたしのしもべダビデにこう言え。万軍の主はこう仰せられる。わたしはあなたを、羊の群れを追う牧場からとり、わたしの民イスラエルの君主とした。

8 そして、あなたがどこに行っても、あなたとともにおり、あなたの前で、あなたのすべての敵を断ち滅ぼした。わたしは地上の大いなる者の名に等しい名をあなたに与える。

9 わたしが、わたしの民イスラエルのために一つの場所を定め、民を住みつかせ、民がその所に住むなら、もはや民は恐れおののくことはない。不正な者たちも、初めのころのように、重ねて民を押さえつけることはない。

10 それは、わたしが、わたしの民イスラエルの上にさばきつかさを任命したころのことである。わたしはあなたのすべての敵を屈服させる。わたしはあなたに告げる。『主があなたのために一つの家を建てる。』

11 あなたの日数が満ち、あなたがたの先祖たちのもとに行くようになるなら、わたしは、あなたの息子の中から、あなたの世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。

12 彼はわたしのために一つの家を建て、わたしはその王座をとこしえまでも堅く立てる。

13 わたしは彼にとって父となり、彼はわたしにとって子となる。わたしはわたしの恵みをあなたの先にいた者から取り去ったが、わたしの恵みをそのように、彼から取り去ることはない。

14 わたしは、彼をわたしの家とわたしの王国の間に、とこしえまでも立たせる。彼の王座は、とこしえまでも堅く立つ。」

15 ナタンはこれらのすべてのことばと、これらすべての幻とを、そのままダビデに告げた。

16 ダビデ王は行って、主の前に座し、そして行った。「神、主よ。私がいったい何者であり、私の家が何であるからというので、あなたはここまで私を導いてくださったのですか。

17 神よ。この私はあなたの御目には取るに足らない者ででしたのに、あなたは、このしもべの家について、はるか先のことまで告げてくださいました。神、主よ。あなたは私を、高い者として見ておられます。

18 このしもべに誉れを与えてくださったことについて、ダビデはこのうえあなたに向かって何をつけ加えることができましょう。あなたはこのしもべをよくご存じです。

19 主よ。あなたは、このしもべのために、あなたのみこころのままに、この大いなることのすべてを行い、この大いなることをすべて知らせてくださいました。

20 主よ。私たちの耳に入るすべてについて、あなたのような方はほかになく、あなたのほかに神はありません。

21 また、地上のどの国民があなたの民イスラエルのようでしょう。神ご自身が来られて、この民を贖い、これをご自身の民となさいました。あなたがエジプトから贖い出してくださったあなたの民の前から、国々を追い払うという大いなる恐るべきことを行って、名を得られるためでした。

22 こうして、あなたの民イスラエルはをとこしえまでもあなたの民とされました。主よ。あなたは彼らの神となられました。

23 どうか、主よ。あなたが、このしもべとその家について約束されたことが、とこしえまでも真実をもって行われますように。あなたの約束どおりに行ってください。

24 あなたの御名がとこしえまでも真実なものとされ、あがめられ、『イスラエルの神、万軍の主は、イスラエルの神』と言われますように。あなたのしもべダビデの家が御前に堅く立ちますように。

25 わが神よ。あなたは、このしもべの耳にはっきり、しもべのために家を建てようと言われました。それゆえ、このしもべは、御前に祈りえたのです。

26 今、主よ。あなたこそ神であられます。あなたは、このしもべに、この良いことを約束してくださいました。

27 今、あなたは、おぼしめしにより、あなたのしもべの家を祝福して、とこしえに御前に続くようにしてくださいました。主よ。あなたが、祝福してくださいました。それはとこしえに祝福されています。」

歴代誌 第一 16章

歴代誌 第一 16章


1 こうして、彼らは、神の箱を運び込み、ダビデがそのために張った天幕の真ん中に安置した。それから、彼らは神の前に、全焼のいけにえと和解のいけにえをささげた。

2 ダビデは、全焼のいけにえと和解のいけにえをささげ終えてから、主の名によって民を祝福した。

3 そしてイスラエルのひとりひとりみなに、男にも女にも、それぞれ、丸型のパン、なつめやしの菓子、干しぶどうの菓子を分け与えた。

4 それから、レビ人の中にある者たちを、主の箱の前で仕えさせ、イスラエルの神、主を覚えて感謝し、ほめたたえるようにした。

5 かしらはアサフ、彼に次ぐ者は、ゼカリヤ、エイエル、シェミラモテ、エヒエル、マティテヤ、エリアブ、ベナヤ、オベデ・エドム、エイエル。彼らは十弦の琴や、立琴などの楽器を携え、アサフはシンバルを響かせた。

6 祭司ベナヤとヤハジエルは、ラッパを携え、常に神の契約の箱の前にいた。

7 その日その時、ダビデは初めてアサフとその兄弟たちを用いて、主をほめたたえた。

8 主に感謝して、御名を呼び求めよ。そのみわざを国々の民の中に知らせよ。

9 主に歌え、主にほめ歌を歌え。そのすべての奇しいみわざに思いを潜めよ。

10 主の聖なる名を誇りとせよ。主を慕い求める者の心を喜ばせよ。

11 主とその御力を尋ね求めよ。絶えず御顔を慕い求めよ。

12 主が行われた奇しいみわざを思い起こせ。その奇蹟と御口のさばきとを。

13 主のしもべイスラエルのすえよ。主に選ばれた者、ヤコブの子らよ。

14 この方こそ、私たちの神、主。そのさばきは全地にわたる。

15 覚えよ。主の契約をとこしえに。お命じになったみことばは千代にも及ぶ。

16 その契約はアブラハムと結んだもの、イサクへの誓い。

17 主はヤコブのためにそれをおきてとして立て、イスラエルに対する永遠の契約とされた。

18 そのとき主は仰せられた。「わたしはあなたがたの相続地としてあなたに、カナンの地を与える。」

19 そのころ、あなたがたの数は少なかった。まことにわずかで、そのうえそこでは、寄留の他国人であった。

20 彼らは、国から国へ、一つの王国から他の民へと渡り歩いた。

21 しかし主は、だれにも彼らをしいたげさせず、かえって、彼らのために王たちを責められた。

22 「わたしの油そそがれた者たちに触れるな。わたしの預言者たちに危害を加えるな。」

23 全地よ。主に歌え。日から日へと、御救いの良い知らせを告げよ。

24 主の栄光を国々の中で語り告げよ。その奇しいみわざを、すべての国々の民の中で。

25 まことに主は大いなる方、大いに賛美されるべき方。すべての神々にまさって恐れられる方だ。

26 まことに、国々の民の神々はみな、むなしい。しかし主は天をお造りになった。 

27 尊厳と威光は御前にあり、力と歓喜はみもとにある。

28 国々の民の所属よ。主にささげよ。栄光と力を主にささげよ。

29 御名の栄光を主にささげよ。ささげ物を携えて、御前に行け。聖なる飾り物を着けて、主にひれ伏せ。

30 全地よ。主の御前に、おののけ、まことに、世界は堅く建てられ、揺らぐことはない。

31 天は喜び、地は、こおどりせよ。国々の中で言え。主は王である。

32 海とそれに満ちているものは鳴りとどろけ。野とその中にあるものはみな、勝ち誇れ。

33 そのとき、森の木々も、主の御前で、喜び歌おう。確かに、主は地をさばくために来られる。

34 主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。

35 言え。「私たちの救いの神よ。私たちをお救い下さい。国々から私たちを集め、私たちを救い出してください。あなたの聖なる御名に感謝し、あなたの誉れを誇るために。」

36 ほむべきかな。イスラエルの神、主。とこしえから、とこしえまで。それから、すべての民はアーメンと言い、主をほめたたえた。

37 彼は、その場所、すなわち、主の契約の箱の前に、アサフとその兄弟たちをとどめておき、毎日の日課として、常に箱の前で仕えさせた。

38 オペデ・エドムと彼らの兄弟たちは六十八人いたが、エドトンの子オベデ・エドムとホサを門衛とした。

39 祭司ツァドクと彼の兄弟である祭司たちを、ギブオンの高き所にある主の住まいの前におらせ、

40 全焼のいけにえを、朝ごと、夕ごとに、絶えず、また、すべて主のイスラエルに命じた律法に書かれているとおりに、全焼のいけにえの壇上で、主にささげさせた。

41 彼らとともにヘマン、エドトン、その他、はっきりと名を示された者で、選ばれた者たちを置き、主をほめたたえさせた。「まことに主の恵みは、とこしえまで。」

42 ヘマンとエドトンの手には、歌う者たちのためにラッパとシンバルとがあり、また、神の歌に用いる楽器があった。また、エドトンの子らは門にいた。

43 民がみなそれぞれ自分の家に帰ってから、ダビデは自分の家族を祝福するために戻って行った。

歴代誌 第一 15章

歴代誌 第一 15章


1 彼はダビデの町に自分のために家を造り、また、神の箱のために場所を定め、そのために天幕を張った。

2 そのとき、ダビデは言った。「レビ人でなければ、神の箱をかついではならない。主は、主の箱をかつがせ、とこしえまでも、ご自身に仕えさせるために、彼らを選ばれたからである。」

3 ダビデは全イスラエルをエルサレムに呼び出して、主の箱を定めておいた場所へ運び上らせようとした。

4 そこで、ダビデは、アロンの子らとレビ人とを集めた。

5 ケハテ族から、そのつかさウリエルと、彼の同族の者百二十人。

6 メラリ族から、そのつかさアサヤと、彼の同族の者二百二十人。

7 ゲルショム族から、そのつかさヨエルと、彼の同族の者百三十人。

8 エリツァファン族から、そのつかさシェマヤと、彼の同族の者二百人。

9 ヘブロン族から、そのつかさエリエルと、彼の同族の者八十人。

10 ウジエル族から、そのつかさアミナダブと、彼の同族の者百十二人。

11 ダビデは祭司ツァドクとエブヤタル、それにレビ人たち、ウリエルとアサヤ、ヨエルとシェマヤ、エリエル、アミナダブを呼び、

12 彼らに言った。「あなたがたはレビ人の家のかしらです。あなたがた自身も、あなたがたの同族の者たちも、身を聖別し、イスラエルの神、主の箱を、私がそのために定めておいた所に運び上りなさい。

13 最初の時には、あなたがたがいなかったため、私たちの神、主が、私たちに怒りを発せられたのです。私たちがこの方を定められたとおりに求めなかったからです。」

14 そこで、祭司たちとレビ人たちは、イスラエルの神、主の箱を運び上るために身を聖別した。

15 そして、レビ族は、モーセが主のことばに従って命じたとおり、神の箱をにない棒で肩にかついだ。

16 ここに、ダビデはレビ人のつかさたちに、彼らの同族の者たちを十弦の琴、立琴、シンバルなどの楽器を使う歌うたいとして立て、喜びの声をあげて歌わせるように命じた。

17 そこで、レビ人は、ヨエルの子ヘマン、彼の同族からベレクヤの子アサフ、メラリ族から彼らの同族クシャヤの子エタンを立てた。

18 第二の部類に属する彼らの同族の者たちも、彼らとともにいた。すなわち、ゼカリヤ、ベン、ヤアジエル、シェミラモテ、エヒエル、ウニ、エリアブ、ベナヤ、マアセヤ、マティテヤ、エリフェレフ、ミクネヤ、門衛オベデ・エドムとエイエル。

19 歌うたいは、ヘマン、アサフ、エタン。彼らは青銅のシンバルを用いて歌った。

20 ゼカリヤ、アジエル、シェミラモテ、エヒエル、ウニ、エリアブ、マアセヤ、ベナヤは、十弦の琴を用いてアラモテに合わせた。

21 マティテヤ、エリフェレフ、ミクネヤ、オベデ・エドム、エイエル、アザズヤは、八弦の立琴に合わせて指揮した。

22 レビ人のつかさケナヌヤは荷物の係りで、荷物のことを指図した。彼はそれに通じていたからである。

23 ベレクヤとエルカナは、箱を守る門衛であった。

24 祭司たち、すなわち、シェバヌヤ、ヨシャパテ、ネタヌエル、アマサイ、ゼカリヤ、ベナヤ、エリエゼルは、神の箱の前でラッパを吹き鳴らす者、オベデ・エドムとエヒヤは箱を守る門衛であった。

25 こうして、ダビデとイスラエルの長老たち、千人隊の長たちは行って、喜びをもって主の契約の箱をオベデ・エドムの家から運び上ろうとした。

26 神が、主の契約の箱をかつぐレビ人を助けられたとき、彼らは七頭の雄牛と七頭の雄羊とをいけにえとしてささげた。

27 ダビデは白亜麻布の衣を身にまとっていた。箱をかつぐすべてのレビ人、歌うたいたち、荷物係長ケナヌヤ、歌うたいたちも、同様であった。ダビデは亜麻布のエボデを着けていた。

28 全イスラエルは、歓声をあげ、角笛、ラッパ、シンバルを鳴らし、十弦の琴と立琴とを響かせて、主の契約の箱を運び上った。

29 こうして、主の契約の箱はダビデの町に入った。サウルの娘ミカルは、窓から見おろし、ダビデ王がとびはねて喜び踊っているのを見て、心の中で彼をさげすんだ。

歴代誌 第一 14章

歴代誌 第一 14章


1 ツロの王ヒラムは、ダビデのもとに使者を送り、ダビデの王宮を建てるために杉材、石工、大工を送った。

2 ダビデは、主が彼をイスラエルの王として堅く立て、主の民イスラエルのために、彼の王権がいよいよ盛んにされているのを知った。

3 ダビデはエルサレムで、さらに妻たちをめとった。ダビデはさらに、息子、娘たちを生んだ。

4 エルサレムで彼に生まれた子の名は次のとおり。シャムア、ショバブ、ナタン、ソロモン、

5 イブハル、エリシュア、エルペレテ、

6 ノガハ、ネフェグ、ヤフィア、

7 エリシャマ、ベエルヤダ、エリフェレテ。

8 ペリシテ人は、ダビデが油をそそがれて全イスラエルの王となったことを聞いた。そこでペリシテ人はみな、ダビデをねらって上って来た。ダビデはそれと聞き、彼らを迎え撃ちに出た。

9 ペリシテ人は来て、レファイムの谷間に突入した。

10 そこで、ダビデは神に伺って言った。「ペリシテ人を攻めに上るべきでしょうか。彼らを私の手に渡してくださるでしょうか。」すると主は彼に仰せられた。「上れ。わたしは彼らをあなたの手に渡す。」

11 それで、みなはバアル・ペラツィムに上り、ダビデはそこで彼らを打った。そして、ダビデは言った。「神は、水が破れ出るように、私の手を用いて私の敵を破られた。」それゆえ、その場所はバアル・ペラティムと呼ばれた。

12 彼らが自分たちの神々を置き去りにして行ったので、ダビデは命じて、これを火で焼いた。

13 ところがペリシテ人は、なおもまたその谷間に突入して来た。

14 そこで、ダビデがさらに神に伺ったところ、神は彼に仰せられた。「彼らを追って上って行くな。彼らには面と向かわず、回って行き、バルサム樹の林の前から彼らに向かえ。

15 バルサム樹の林の上から行進の音が聞こえたら、そのとき、あなたは戦いに行け。神はすでに、ペリシテ人の陣営を打つために、あなたより先に出ているから。」

16 ダビデは、神が彼に命じたとおりにし、彼らはギブオンからゲゼルまでのペリシテ人の陣営を打った。

17 こうして、ダビデの名声はあまねく全地に及んだ。主はすべての国々に、彼に対する恐怖を起こされた。

歴代誌 第一 13章

歴代誌 第一 13章


1 ここに、ダビデは千人隊の長、百人隊の長、すべての隊長と合議し、

2 イスラエルの全集団に向かって言った。「もしも、このことが、あなたがたによく、私たちの神、主の御旨から出たことなら、イスラエル全土に残っている私たちの同胞にいっせいに使者を送ろう。彼らのうちには、放牧地にある町々の祭司やレビ人もいる。彼らを私たちのもとに集めよう。

3 私たちの神の箱を私たちのもとに持ち帰ろう。私たちは、サウルの時代には、これを顧みなかったから。」

4 すると全集団は、そうしようと言った。すべての民がそのことを正しいと見たからである。

5 そこで、ダビデは、神の箱をキルヤテ・エアリムから運ぶため、エジプトのシホルからレボ・ハマテに至るまでの全イスラエルを召集した。

6 ダビデと全イスラエルは、バアラ、すなわち、ユダに属するキルヤテ・エアリムに上って行き、そこから、「ケルビムに座しておられる主」と呼ばれていた神の箱を運び上がろうとした。

7 そこで彼らはアビナダブの家から神の箱を新しい車に載せた。ウザとアフヨがその車を御していた。

8 ダビデと全イスラエルは、歌を歌い、立琴、十弦の琴、タンバリン、シンバル、ラッパを鳴らして、神の前で力の限り喜び踊った。

9 こうして彼らがキドンの打ち場まで来たとき、ウザは手を伸ばして、箱を押さえた。牛がそれをひっくり返しそうになったからである。

10 すると、主の怒りがウザに向かって燃え上がり、彼を打った。彼が手を箱に伸べたからである。彼はその場で神の前に死んだ。

11 ダビデの心は激した。ウザによる割りこみに主が怒りを発せられたからである。それでその場所はペレツ・ウザと呼ばれた。今日もそうである。

12 その日ダビデは神を恐れて言った。「私はどうして、私のところに神の箱をお運びできましょうか。」

13 そこで、ダビデは箱を彼のところダビデの町には移さず、ガテ人オベデ・エドムの家にそれを回した。

14 このようにして、神の箱はオベデ・エドムの家族とともに、彼の家に三か月間とどまった。主はオベデ・エドムの家と、彼に属するすべてのものを祝福された。

歴代誌 第一 12章

歴代誌 第一 12章


1 ダビデがキシュの子サウルのゆえに、まだツィケラグに引きこもっていたとき、ツィケラグの彼のもとに来た人々は次のとおりである。彼らは勇士たちの中で、戦いの加勢をした人々であり、

2 弓を持った者、石投げ、弓矢に、右手も左手も使う者で、サウルの同族、ベニヤミンの出であった。

3 かしらはアヒエゼル、次はヨアシュ。彼らはギブア人シェマアの子。エジエル、ペレテ。彼らはアズマベテの子。次にベラカとアナトテ人エフー。

4 ギブオン人イシャマヤ、彼は三十人の中の勇士で、三十人の長であった。次に、エレミヤ、ヤハジエル、ヨハナン、ゲデラ人エホザバデ、

5 エルウザイ、エリモテ、ベアルヤ、シェマルヤ、ハリフ人シェファテヤ、

6 エルカナ、イシヤ、アザルエル、ヨエゼル、ヤシャブアム。これらはコラ人である。

7 ヨエラ、ゼバデヤ。これらはゲドルから出たエロハムの子らである。

8 また、ガド人から離れて、荒野の要害をさしてダビデのもとに来た人々は、勇士であって戦いのために従軍している人であり、大楯と槍の備えのある者であった。彼らの顔は獅子の顔で、早く走ることは、山のかもしかのようであった。

9 そのかしらはエゼル。第二はオバデヤ。第三はエリアブ。

10 第四はミシュマナ。第五はエレミヤ。

11 第六はアタイ。第七はエリエル。

12 第八はヨハナン。第九はエルザバデ。

13 第十はエレミヤ。第十一はマクバナイ。

14 これらはガド族から出た軍のかしらたちで、その最も小さい者もひとりが百人に匹敵し、最も大いなる者は千人に匹敵した。

15 この人々は、第一の月、すなわちヨルダン川がどこの岸もいっぱいにあふれるとき、これを渡った者たちである。彼らは谷にいた人々を全部、東に西に追い払った。

16 さらに、ベニヤミン族とユダ族からも、要害のダビデのもとに来た者があった。

17 そこで、ダビデは彼らの前に出て行き、彼らに答えて言った。「もし、あなたがたが穏やかな心で、私を助けるために私のもとに来たのなら、私の心はあなたがたと一つだ。もし、私の手に暴虐がないのに、私を欺いて、私の敵に渡すためなら、私たちの父祖の神が見て、おさばきにくださるように。」

18 そのとき、御霊が補佐官の長マアサイを捕らえた。「ダビデよ。私たちはあなたの味方。エッサイの子よ。私たちはあなたとともにいる。平安があるように。あなたに平安があるように。あなたを助ける者に平安があるように。まことにあなたの神はあなたを助ける。」そこで、ダビデは彼らを受け入れ、隊のかしらとした。

19 ダビデがペリシテ人とともに、サウルとの戦いに出たとき、マナセからも、何人かの者がダビデをたよって来た。しかし、彼らはペリシテ人を助けなかった。ペリシテ人の領主たちが、「彼はわれわれの首を持って、主君サウルのもとに下って行くのだ」と言い、わざわざ彼を送り返したからである。

20 彼がツィケラグに行ったとき、マナセカラアデナフ、エホザバデ、エヂアエル、ミカエル、エホザバデ、エリフ、ツィルタイが彼をたよって来た。彼らは、マナセに属する千人隊のかしらであった。

21 彼らはダビデを助けて、あの略奪隊に当たった。みな勇士であり、将軍であった。

22 日に日に、人々がダビデを助けるために彼のもとに来て、ついに神の陣営のような大陣営となった。

23 主のことばのとおり、サウルの支配をダビデに回そうと、ヘブロンにいるダビデのもとに来た、武装した者のかしらの数は次のとおりである。

24 ユダ族で、大楯と槍を手にし武装した者六千八百人。

25 シメオン族から軍務につく勇士七千百人。

26 レビ族から四千六百人。

27 エホヤダはアロンのつかさで、彼とともにいた者は三千七百人。

28 ツァドクは若い勇士で、その一族には二十二人のつかさがいた。

29 サウルの同胞、ベニヤミン族から三千人。これまで、彼らの大多数は、サウルの家の任務についていた。

30 エフライム族から二万八百人。勇士で、その一族に名のある人々であった。

31 マナセの半部族から、ダビデを王にしようとしてやって来た名の示された者一万八千人。

32 イッサカル族から、時を悟り、イスラエルが何をなすべきかを知っている彼らのかしら二百人。彼らの同胞がみな、彼らの命令に従った。

33 ゼブルンから、従軍する者で、完全に武装し、戦いの備えをした者五万人。彼らは心を一つにして集まった。

34 ナフタリから、つかさ一千人。彼らのもとに、大楯と槍を持つ者三万七千人。

35 ダン人から、戦いの備えをした者二万八千六百人。

36 アイェルから、従軍する者で、戦いの備えをした者四万人。

37 ヨルダン川の向こう側、ルベン人、ガド人、マナセの半部族から、戦いのために完全軍装した者十二万人。

38 誠実な心で、並び集まったこれらの戦士たちは、ヘブロンに来て、ダビデを全イスラエルの王にした。イスラエルの残りの者たちもまた、心を一つにしてダビデを王とした。

39 彼らはそこに、ダビデとともに三日間とどまり、飲み食いした。彼らの兄弟たちが彼らのために用意したからである。

40 彼らの近い者たちも、イッサカル、ゼブルン、ナフタリに至るまで、ろば、らくだ、騾馬、牛に載せて食べ物を運んで来た。小麦粉の菓子、干しいちじく、干しぶどう、ぶどう酒、油、牛、羊などがたくさん運ばれた。イスラエルに喜びがあったからである。

歴代誌 第一 11章

歴代誌 第一 11章


1 全イスラエルは、ヘブロンのダビデのもとに集まって来た言った。「ご覧のとおり、私たちはあなたの骨肉です。

2 これまで、サウルが王であった時でさえ、イスラエルを動かしていたのは、あなたでした。しかもあなたの神、主は、あなたに言われました。『あなたがわたしの民イスラエルを牧し、あなたがわたしの民イスラエルの君主となる。』」

3 イスラエルの全長老がヘブロンの王のもとに来たとき、ダビデは、ヘブロンで主の前に彼らと契約を結び、彼らは、サムエルによる主のことばのとおりに、ダビデに油をそそいでイスラエルの王とした。

4 ダビデと全イスラエルがエルサレム―それはエブスのことで、そこには、この地の住民エブス人がいた―に行ったとき、

5 エブスの住民はダビデに言った。「あなたはここに来ることはできない。」しかし、ダビデはシオンの要害を攻め取った。これがダビデの町である。

6 そのとき、ダビデは言った。「だれでも真っ先にエブス人を打つ者をかしらとし、つかさとしよう。」ツェルヤの子ヨアブが真っ先に上って行ったので、彼がかしらとなった。

7 こうしてダビデはこの要害を住まいとした。このため、これはダビデの町と呼ばれた。

8 彼は、ミロから周辺に至るまで、町の周囲を建て上げ、町の他の部分はヨアブが再建した。

9 ダビデはますます大いなる者となり、万軍の主が彼とともにおられた。

10 ダビデの勇士のかしらたちは次のとおりである。彼らは、彼とともに全イスラエルに対する彼の王権を強固にし、イスラエルについての主のことばのとおりに、彼を王とした人々である。

11 ダビデの勇士たちの名簿は次のとおりである。補佐官のかしら、ハクモニの子ヤショブアム。彼は槍をふるって一度に三百人を刺し殺した。

12 彼の次は、アホアハ人ドドの子エルアザル。彼は三勇士のひとりであった。

13 彼はダビデとともにパス・ダミムにいた。ペリシテ人はそこに集まって来て戦いをいどんだ。そこには大麦の密生した一つの畑があり、民はペリシテ人の前から逃げたが、

14 彼らはその畑の真ん中に踏みとどまって、これを救い、ペリシテ人を打ち殺した。こうして、主は大勝利を収められた。

15 三十人のうちのこの三人は、岩場にあるアドラムのほら穴にいるダビデのところに下って来た。ペリシテ人の陣営は、レファイムの谷に張られていた。

16 そのとき、ダビデは要害におり、ペリシテ人の守備隊長はそのとき、ベツレヘムにいた。

17 ダビデはしきりに望んで言った。「だれか、ベツレヘムの門にある井戸の水を飲ませてくれたらなあ。」

18 すると、この三人は、ペリシテ人の陣営を突き抜けて、ベツレヘムの門にある井戸から水を汲み、それを携えてダビデのところに持って来た。ダビデはそれを飲もうとはせず、それを注いで主にささげて、

19 言った。「そんなことをするなど、わが神の御前に、絶対にできません。これらのいのちをかけた人たちの血が、私に飲めましょうか。彼らはいのちをかけてこれを運んで来たのです。」彼は、それを飲もうとはしなかった。三勇士は、このようなことをしたのである。

20 ヨアブの兄弟アブシャイ、彼は三人のかしらであった。彼は槍をふるって三百人に向かい、これを刺し殺したが、あの三人の中には、その名がなかった。

21 彼は三人の中で最も誉れが高かった。そこで彼らの長になった。しかし、あの三人には及ばなかった。

22 エホヤダの子ベナヤは、カブツェエルの出で、多くのてがらを立てた力ある人であった。彼は、モアブの二人の英雄を打ち殺した。また、ある雪の日に、ほら穴の中に降りて行って雄獅子を打ち殺した。

23 彼はまた、あのエジプト人―背の高い男で、五キュビトあった―を打ち殺した。このエジプト人は、手に機織りの巻き棒に似た槍を持っていた。彼は杖を持ってその男のところに下って行き、エジプト人の手から槍をもぎ取って、その槍で彼を殺した。

24 エホヤダの子ベナヤは、これらのことをして、三勇士とともに名をあげた。

25 彼は、実に、あの三十人の中で最も誉れが高かったが、あの三人には及ばなかった。ダビデは彼を自分の護衛長にした。

26 勇士たちは、ヨアブの兄弟アサエル。ベツレヘムの出のドドの子エルハナン。

27 ハロリ人シャモテ。ペロニ人ヘレツ。

28 テコア人イケシュの子イラ。アナトテ人アビエゼル。

29 フシャイ人シベカイ。アホアハ人イライ。

30 ネトファ人マフライ。ネトファ人バアナの子ヘレデ。

31 ギブアの出のベニヤミン族リバイの子イタイ。ピルアトン人ベナヤ。

32 ガアシュの谷の出のフライ。アラバ人アビエル。

33 バハルム人アズマベテ。シャアルビム人エルヤフバ。

34 ギゾ人ハシェムの子ら。ハラル人シャゲの子ヨナタン。

35 ハラル人サカルの子アヒアム。ウルの子エリファル。

36 メケラ人ヘフェル。ペロニ人アヒヤ。

37 カルメル人ヘツロ。エズバイの子ナアライ。

38 ナタンの兄弟ヨエル。ハグリの子ミブハル。

39 アモン人ツェレク。ツェルヤの子ヨアブの道具持ちベロテ人ナフライ。

40 エテル人イラ。エテル人カレブ。

41 ヘテ人ウリヤ。アフライの子ザバデ。

42 ルベン人シザの子アディナ、すなわちルベン人のかしらで、三十人の上に立つ者であった。

43 マアカの子ハナン。ミテニ人ヨシャパテ。

44 アシュタロテ人ウジヤ。アロエル人ホタムの子らシャマとエイエル。

45 ティツ人シムリの子エディアエルとその兄弟ヨハ。

46 マハビム人エリエル。エルナアムの子らエリバイとヨシャブヤ。モアブ人イテマ。

47 エリエル。オベデ。それにメツォバヤ人ヤアシエル。

歴代誌 第一 10章

歴代誌 第一 10章


1 ペリシテ人はイスラエルと戦った。そのときイスラエル人は、ペリシテ人の前から逃げ、ギルボア山で刺し殺されて倒れた。

2 ペリシテ人はサウルとその息子たちに追い迫って、サウルの息子ヨナタン、アビナダブ、マルキ・シュアを打ち殺した。

3 攻撃はサウルに集中し、射手たちが彼をねらい撃ちにしたので、彼は射手たちのために傷を負った。

4 サウルは、道具持ちに言った。「おまえの剣を抜いて、それで私を殺してくれ。あの割礼を受けていない者どもがやって来て、私をなぶり者にするといけないから。」しかし、道具持ちは、非常に恐れて、とてもその気になれなかった。そこで、サウルは剣を取り、その上にうつぶせに倒れた。

5 道具持ちも、サウルの死んだのを見届けると、剣の上にうつぶせに倒れて死んだ。

6 こうしてサウルは死に、彼の三人の息子も、彼の全家も、共に死んだ。

7 谷にいたイスラエル人はみな、彼らが逃げ、サウルとその息子たちが死んだのを見て、彼らの町々を捨てて逃げた。それで、ペリシテ人がやって来て、そこに住んだ。

8 翌日、ペリシテ人が、その殺した者たちからはぎ取ろうとしてやって来たとき、サウルとその息子たちがギルボア山で倒れているのを見つけた。

9 彼らは、彼の衣服をはぎ取り、彼の首と彼の武具を取った。そしてペリシテ人の地にあまねく人を送って、彼らの偶像と民とに告げ知らせた。

10 彼らはサウルの武具を彼らの神々の宮に奉納し、彼の首をダゴンの宮にさらした。

11 全ヤベシュ・ギルアデが、ペリシテ人のサウルに対するしうちをことごとく聞いたとき、

12 勇士たちはみな、立ち上がり、サウルのなきがらとその息子たちのなきがらとを取り上げ、これをヤベシュに運んで、彼らの骨をヤベシュにある樫の木の下に葬り、七日間、断食した。

13 このように、サウルは主に逆らったみずからの不信の罪のために死んだ。主のことばを守らず、そのうえ、霊媒によって伺いを立て、

14 主に尋ねなかった。それで、主は彼を殺し、王位をエッサイの子ダビデに回された。

歴代誌 第一 9章

歴代誌 第一 9章


1 全イスラエルは系図に載せられた。それはイスラエルの王たちの書にまさしくしるされている。ユダは、不信の罪のために、バビロンに捕らえ移されていた。

2 ところで、彼らの所有地である彼らの町々に最初に住みついたのは、イスラエル、祭司たち、レビ人および宮に仕えるしもべたちであった。

3 エルサレムには、ユダ族、ベニヤミン族、エフライムおよびマナセ族の者が住みついた。

4 すなわち、ウタイ。彼はアミフデの子、順次さかのぼって、オムリの子、イムリの子、バニの子、バニはユダの子ペレツの子孫である。

5 シェラ人からは、長子アサヤとその子孫。

6 ゼラフ族からは、エウエルとその同族、六百九十人。

7 ベニヤミン族からは、サル、彼はセヌアの子ホダブヤの子メシュラムの子。

8 それにエロハムの子イブネヤ。ミクリの子ウジの子エラ。シェファテヤの子メシュラ。シェファテヤはイブニヤの子レウエルの子である。

9 彼らの家系の同族九百五十六人。これはみな、父祖の家ごとの一族のかしらに当たる人々であった。

10 祭司たちからは、エダヤ、エホヤリブ、ヤキン、

11 アザルヤ。彼はヒルキヤの子、順次さかのぼって、メシュラムの子、ツァドクの子、メラヨテの子、神の宮のつかさアヒトブの子。

12 アダヤ。彼はマルキヤの子パシュフルの子エロハムの子。マサイ。彼はアディエルの子、順次さまのぼって、ヤフゼラの子、メシュラムの子、メシレミテの子、イメルの子。

13 彼らの同族で一族のかしらたち、千七百六十人。彼らは神の宮の奉仕の仕事に熟練した、力のある人々であった。

14 レビ人からは、メラリ族のハシャブヤの子アズリカムの子ハシュブの子シェマヤ。

15 それにバクバカル、ヘレシュ、ガラル、マタヌヤ、彼はアサフの子ジクリの子ミカの子。

16 オバデヤ。彼はエドトンの子ガラルの子シェマヤの子。それにベレクヤ。彼はネトファ人の村々に住んだエルカナの子アサの子。

17 門衛はシャルム、アクブ、タルモン、アヒマンで、彼らの兄弟シャルムがかしらであった。

18 彼は今日に至るまで、東方にある王の門にいる。この人々はレビ族の宿営の門衛であった。

19 コラの子エブヤサフの子コレの子シャルム、その父の家に属する彼の兄弟たち、すなわちコラ人は、その奉仕の仕事につき、天幕の入口を守る者となった。彼らの一族は主の宿営をつかさどり、その門口を守る者であった。

20 かつてはエルアザルの子ピネハスが彼らのつかさであり、主は彼とともにおられた。

21 メシェレムヤの子ゼカリヤは会見の天幕の戸口を守る門衛であった。

22 入口にいる門衛として選ばれたこれらの人々は、全部で二百十二人であった。彼らは、彼らの村々で系図に載せられた。ダビデと予見者サムエルが彼らの職責を定めたのである。

23 彼らとその子らは、守衛として主の宮すなわち天幕の家の門をつかさどった。

24 四方、すなわち、東方、西方、北方、南方に門衛がいた。

25 彼らの村々の同胞は、七日目ごとに来て、決まった時から決まった時まで彼らとともにいなければならなかった。

26 その職責では、彼らは、門衛の勇士たちの四人で、レビ人であり、脇部屋および神の宮の宝物倉をつかさどった。

27 彼らは神の宮の回りで夜を過ごした。彼らには任務が課せられており、彼らは朝ごとにかぎをあけた。

28 彼らの中のある者は、務めの器具をつかさどった。数を合わせてこれらを運び入れ、数を合わせてこれらを運び出した。

29 彼らの中にある者は、器具、すなわち聖所のすべての器具と、小麦粉、ぶどう酒、油、乳香、バルサム油の管理を割り当てられた。

30 祭司の子の中には、バルサム油の香料を調合する者たちもいた。

31 レビ人のひとり、コラ人シャルムの長男マティテヤは、その職責として手なべの仕事をつかさどった。

32 また、ケハテ族の彼らの同胞のうちには、並べ供えるパンをつかさどり、安息日ごとにこれを用意する者たちもいた。

33 この人々は歌うたいであって、レビ人の一族のかしらであり、各部屋にいて、自由にされていた。昼となく夜となく彼らはその仕事に携わったからである。

34 この人々は、レビ人の一族のかしらであって、その家系のうちのおもだった者であった。この人々はエルサレムに住んだ。

35 ギブオンにはギブオンの父エイエルが住んだ。その妻の名はマアカ。

36 その子は、長子がアブドン、それにツル、キシュ、バアル、ネル、ナダブ、

37 ゲドル、アフヨ、ゼカリヤ、ミクロテ。

38 ミクロテはシムアムを生んだ。彼らもその兄弟たちとともにエルサレムに住み、その兄弟たちのすぐ前にいた。

39 ネルはキシュを生み、キシュはサウルを生み、サウルはヨナタン、マルキ・シュア、アビナダブ、エシュバアルを生んだ。

40 ヨナタンの子はメリブ・バアル。メリブ・バアルはミカを生んだ。

41 ミカの子は、ピトン、メレク、タフレア。

42 アハズはヤラを生み、ヤラは、アレメテ、アズマベテ、ジムリを生み、ジムリはモツァを生んだ。

43 モツァはビヌアを生んだ。その子はレファヤ、その子はエルアサ、その子はアツェル。

44 アツェルには六人の子がいた。その名まえは次のとおりである。アズリカム、ボクル、イシュマエル、シェアルヤ、オバデヤ、ハナン。これらはアツェルの子であった。

歴代誌 第一 8章

歴代誌 第一 8章


1 ベニヤミンは、その長子ベラ、次男アシュベル、三男アフラフ、

2 四男ノハ、五男ラファを生んだ。

3 ベラの子は、アダル、ゲラ、アビフデ、

4 アビシュア、ナアマン、アホアハ、

5 ゲラ、シェフファンとフラムであった。

6 エフデの子は次のとおりである。―彼らはゲバの住民の一族のかしらで、マナハテに捕らえ移された者たちである。

7 すなわち、この人々を捕らえ移したのはナアマンとアヒヤとゲラである―エフデは、ウザとアヒフデを生んだ。

8 シャハライムは、その妻フシムとバアラを去らせて後、モアブの野で子をもうけた。

9 彼は、その妻ホデシュによって、ヨバブ、ツィブヤ、メシャ、マルカム、

10 エウツ、サケヤ、ミルマを生んだ。これらは彼の子であって、一族のかしらであった。

11 彼はフシムによって、アビトブとエルパアルを生んだ。

12 エルパアルの子は、エベル、ミシュアム、シェメデ、―彼はオノとロデおよびそれに属する村落を建てた―

13 ベリア、シェマ、―彼らはアヤロンの住民の一族のかしらで、ガテの住民を追い払った者。

14 アフヨ、シャシャク、エレモテ、

15 ゼバデヤ、アラデ、エデル、

16 ミカエル、イシュパ、ヨハはベリヤの子―

17 ゼバデヤ、メシュラム、ヒズキ、ヘベル、

18 イシュメライ、イズリア、ヨバブ。これらはエルパアルの子であった。

19 ヤキム、ジクリ、ザブディ、

20 エリエナイ、ツィルタイ、エリエル、

21 アダヤ、ベラヤ、シムラテ。これらはシムイの子であった。

22 イシュパン、エベル、エリエル、

23 アブドン、ジクリ、ハナン、

24 ハナヌヤ、エラム、アヌトティヤ、

25 イフデヤ、ペヌエル。これらはシャシャクの子であった。

26 シャムシェライ、シェハルヤ、アタルヤ、

27 ヤアレシュヤ、エリヤ、ジクリ。これらはエロハムの子であった。

28 これらは、彼らの家系の一族のかしらで、おもだった者たちである。彼らはエルサレムに住んだ。

29 ギブオンにはギブオンの父が住んだ。その妻の名はマアカ。

30 その子は、長子がアブドン、それにツル、キシュ、バアル、ハダブ、

31 ゲドル、アフヨ、ゼケル。

32 ミクロテはシムアを生んだ。彼らも、その兄弟たちとともにエルサレムに住み、その兄弟たちのすぐ前にいた。

33 ネルはキシュを生み、キシュはサウルを生み、サウルはヨナタン、マルキ・シュア、アビナダブ、エシュバアルを生んだ。

34 ヨナタンの子はメリブ・バアル。メリブ・バアルはミカを生んだ。

35 ミカの子は、ピトン、メレク、タアレア、アハズ。

36 アハズはエホアダを生み、エホアダは、アレメテ、アズマベテ、ジムリを生み、ジムリはモツァを生んだ。

37 モツァはビヌアを生んだ。その子はラファ、その子はエルアサ、その子はアツェル。

38 アツェルには六人の子がいた。その名まえは次のとおりである。アズリカム、ボクル、イシュマエル、シェアルヤ、オバデヤ、ハナン。これらはみな、アツェルの子であった。

39 彼の兄弟エシェクの子は、長子がウラム、次男がエウシュ、三男がエリフェレテ。

40 ウラムの子たちは勇士であり、弓を引く人々であった。子や孫が多く、百五十人であった。以上はみな、ベニヤミン族の者であった。

歴代誌 第一 7章

歴代誌 第一 7章


1 イッサカル族の者は、トラ、プア、ヤシュブ、シムロンの四人。

2 トラの子は、ウジ、レファヤ、エリエル、ヤフマイ、イブサム、シェムエル。これは彼ら一族の、すなわち、トラのかしらであって、彼らの家系の勇士であった。その数はダビデの時代には二万二千六百人であった。

3 ウジの子たちは、イゼラヘヤ。イゼラヘヤの子たちは、ミカエル、オバデヤ、ヨエル、イシヤ。合わせて五人。彼らはみなかしらであった。

4 この人々に加えて、彼ら一族の者、彼らの家系の者で、戦いに備えた軍隊は三万六千人であった。彼らは多くの妻子を得たからである。

5 イッサカル全氏族の同胞で、系図に載せられた勇士は全部で八万七千人であった。

6 ベニヤミンは、ベラ、ベケル、エディアエルの三人。

7 ベラの子は、エツボン、ウジ、ウジエル、エリモテ、イリの五人。これらは彼らの一族のかしらであり、勇士であった。系図に載せられた者は二万二千三十四人であった。

8 ベケルの子は、ゼミラ、ヨアシュ、エリエゼル、エルヨエナイ、オムリ、エレモテ、アビヤ、アナトテ、アレメテ。これらはみなベケルの子であった。

9 その子孫のうち、彼らの系図に載せられた一族のかしらで勇士である者の数は、二万二百人であった。

10 エディアエルの子たちは、ビルハン。ビルハンの子たちは、エウシュ、ベニヤミン、エフデ、ケナアナ、ゼタン、タルシシュ、アヒシャハル。

11 これらはみなエディアエルの子であった。彼らは、一族のかしらであり勇士であって、一万七千二百人、従軍して戦いに出る者であった。

12 シュピムとフピムは、イルの子であり、フシムがアヘルの子であった。

13 ナフタリの子は、ヤハツィエル、グニ、エツェル、シャルム。これらはビルハの子であった。

14 マナセの子は、アスリエル、―彼のアラム人のそばめが産んだ。彼女はギルアデの父マキルを産んだ。

15 マキルはフピムとシュピムのために妻をめとった。彼の妹の名をマアカと言った。―それから次男の名はツェロフハデ。ツェロフハデには女の子どもたちがあった。

16 マキルの妻マアカは男の子を産み、その名をペレシュと呼んだ。その弟の名はシェレシュであり、その子はウラムとレケムであった。

17 ウラムの子は、ベダン。これらがマナセの子マキルの子ギルアデの子であった。

18 また、彼の妹モレケテは、イシュホデ、アビエゼル、マフラを産んだ。

19 それから、シェミダの子は、アフヤン、シェケム、リクヒ、アニアムであった。

20 エフライムの子たちは、シュテラフ、その子、ベレデ、その子のタハテ、その子のエルアダ、その子のタハテ、

21 その子のザバデ、その子のシュテラフ。それに、エゼル、エルアデであるが、彼らはこの地の生まれであるガテの人々に殺された。彼らが家畜を奪おうとして下って行ったからである。

22 彼らの父エフライムは、何日もの間、喪に服したので、彼の兄弟たちが来て、彼を慰めた。

23 その後、エフライムは、妻のところに入った。彼女はみごもって男の子を産んだ。彼はその子をベリアと名づけた。その家がわざわいのさなかにあったからである。

24 彼の娘はシェエラであった。彼女は上および下ベテ・ホロン、およびウゼン・シェエラを建てた。

25 彼の子はレファフ、レシェフ、その子はテラフ、その子はタハン、

26 その子はラダン、その子はアミフデ、その子はエリシャマ、

27 その子はヌン、その子はヨシュア。

28 また、彼らの所有地と居住地は、ベテルとそれに属する村落、東方ではナアラン、西方ではゲゼルとそれに属する村落、それからシェケムとそれに属する村落、そしてアヤとそれに属する村落に至る。

29 マナセ族との境では、ベテ・シェアンとそれに属する村落、タナクとそれに属する村落、メギドとそれに属する村落、ドルとそれに属する村落であった。これらの地に、イスラエルの子ヨセフの子孫は住んだ。

30 アシェルの子は、イムナ、イシュワ、イシュビ、ベリアと彼らの姉妹セラフ。

31 ベリアの子は、ヘベル、マルキエル。マルキエルはビルザイテの父。

32 ヘベルは、ヤフレテ、ショメル、ホタムと彼らの姉妹シュアを生んだ。

33 ヤフレテの子は、パサク、ビムハル、アシュワテ。これがヤフレテの子らであった。

34 ショメルの子は、アヒ、ロフガ、フバ、アラム。

35 彼の兄弟ヘレムの子は、ツォファフ、イムナ、シェレシュ、アマル。

36 ツォファフの子は、スアハ、ハルネフェル、シュアル、ベリ、イムラ、

37 ベツェル、ホデ、シャマ、シルシャ、イテラン、ベエラ。

38 エテルの子は、エフネ、ピスパ、アラ。

39 ウラの子は、アラフ、ハニエル、リツヤ。

40 これらはみなアシェルの子で、一族のかしら、えり抜きの勇士、長たちのかしらであった。戦いのとき軍務につく者として彼らの系図に載せられた者の数は、二万六千人であった。

歴代誌 第一 6章

歴代誌 第一 6章


1 レビの子は、ゲルション、ケハテ、メラリ。

2 ケハテの子は、アムラム、イツハル、ヘブロン、ウジエル。

3 アムラムの子は、アロン、モーセ、ミリヤム。アロンの子は、ナダブ、アビフ、エルアザル、イタマル。

4 エルアザルはビネハスを生み、ビネハスはアビシュアを生み、

5 アビシュアはブキを生み、ブキはウジを生み、

6 ウジはゼラヘヤを生み、ゼラヘヤはメラヨテを生み、

7 メラヨテはアマルヤを生み、アマルヤはアヒトブを生み、

8 アヒトブはツァドクを生み、ツァドクはアヒマアツを生み、

9 アヒマアツはアザルヤを生み、アザルヤはヨハナンを生み、

10 ヨハナンはアザルヤを生んだ。これは、ソロモンがエルサレムに建てた宮で、祭司の務めを果たしたアザルヤのことである。

11 アザルヤはアマルヤを生み、アマルヤはアヒトブを生み、

12 アヒトブはツァドクを生み、ツァドクはシャルムを生み、

13 シャルムはヒルキヤを生み、ヒルキヤはアザルヤを生み、

14 アザルヤはセラヤを生み、セラヤはエホツァダクを生んだ。

15 エホツァダクは、主がネブカデネザルの手によってユダとエルサレムとを捕らえ移したとき、連れ去られた。

16 レビ族は、ゲルショム、ケハテ、メラリ。

17 ゲルショム族の名は次のとおり、リブニとシムイ。

18 ケハテ族は、アムラム、イツハル、ヘブロン、ウジエル。

19 メラリ族は、マフリ、ムシ。これが父祖の家ごとのレビ人の諸氏族である。

20 ゲルショムに属する者は、その子、リブニ、その子のヤハテ、その子のジマ、

21 その子のヨアフ、その子のイド、その子のゼラフ、その子のエオテライ。

22 ケハテ族は、その子、アミナダブ、その子のコラ、その子のアシル、

23 その子のエルカナ、その子のエブヤサフ、その子のアシル、

24 その子のタハテ、その子のウリエル、その子のウジヤ、その子のサウル。

25 エルカナの子孫は、アマサイ、アヒモテ。

26 エルカナの子、エルカナ、その子のツォファイ、その子のナハテ、

27 その子のエリアブ、その子のエロハム、その子のエルカナ。

28 サムエルの子は、長子ヨエル、次男アビヤ。

29 メラリの子は、マフリ、その子、リブニ、その子のシムイ、その子のウザ、

30 その子のシムア、その子のハギヤ、その子のアサヤ。

31 箱が安置所に納められて後、ダビデが主の宮の歌をつかさどらせるために立てた人々は次のとおりである。

32 彼らはソロモンがエルサレムに主の宮を建てるまでは、会見の天幕である幕屋の前で、歌をもって仕え、おのおのその定めに従って、奉仕を担当した。

33 仕えた者たちとその一族は次のとおりである。ケハテ族からは歌い手ヘマン。彼はヨエルの子、順次さかのぼって、サムエルの子、

34 エルカナの子、エロハムの子、エリエルの子、トアハの子、

35 ツフの子、エルカナの子、マハテの子、アマサイの子、

36 エルカナの子、ヨエルの子、アザルヤの子、ゼパニヤの子、

37 タハテの子、アシルの子、エブヤサフの子、コラの子、

38 イツハルの子、ケハテの子、レビの子、イスラエルの子。

39 ヘマンの兄弟アサフは、彼の右に立って仕えた。アサフはベレクヤの子、順次さかのぼって、彼はシムアの子、

40 ミカエルの子、バアセヤの子、マルキヤの子、

41 エテニの子、ゼラフの子、アダヤの子、

42 エタンの子、ジマの子、シムイの子、

43 ヤハテの子、ゲルショムの子、レビの子。

44 左側には、彼らの同胞、メラリ族のエタンがいた。彼はキシの子、順次さかのぼって、アブディの子、マルクの子、

45 ハシャブヤの子、アマツヤの子、ヒルキヤの子、

46 アムツィの子、バニの子、シェメルの子、

47 マフリの子、ムシの子、メラリの子、レビの子。

48 彼らの同胞のレビ人は、神の宮である幕屋のあらゆる奉仕につけられた。

49 アロンとその子らは、全焼のいけにえの壇と香の壇の上に煙を立ち上らせて、至聖所のすべての仕事に当たり、イスラエルを贖った。すべて、神のしもべモーセが命じたとおりである。

50 アロンの子孫は次のとおりである。その子、エルアザル、その子のピネハス、その子のアビシュア、

51 その子のブキ、その子のウジ、その子のゼラヘヤ、

52 その子のメラヨテ、その子のアマルヤ、その子のアヒトブ、

53 その子のツァドク、その子のアヒマアツ。

54 彼らの居住地はおのおのの地域内の宿営ごとに次のとおりである。ケハテ氏族に属するアロンの子孫には、彼らにくじが当たったので、

55 ユダの地にあるヘブロンとその回りの放牧地を与えた。

56 しかし、この町の畑とその村々は、エフネの子カレブに与えた。

57 アロンの子孫には、のがれの町ヘブロン、それにリブナとその放牧地、ヤティル、エシュテモアとその放牧地、

58 ヒレズとその放牧地、デビルとその放牧地、

59 アシャンとその放牧地、ベテ・シェメシュとその放牧地、

60 ベニヤミン部族から、ゲバとその放牧地、アレメテとその放牧地、アナトテとその放牧地を与えた。彼らの諸氏族の町は、全部で十三の町であった。

61 残りのケハテ族には、あの半部族、すなわちマナセの半部族に属する氏族から、くじによって十の町を与えた。

62 ゲルショム族の諸氏族には、イッサカル部族、アシェル部族、ナフタリ部族、バシャンに住むマナセ部族から十三の町を与えた。

63 メラリ族の諸氏族には、ルベン部族、ガド部族、ゼブルン部族から、くじによって十二の町を与えた。

64 イスラエル人は、レビ人に町とその放牧地とを与えるとき、

65 ユダ部族、シメオン部族、ベニヤミン部族から、これらの町々をくじによって与えた。彼らは、その町々の名を読み上げた。

66 ケハテ諸氏族のうちのあるものには、エフライム部族からその地域の町々が与えられた。

67 彼らには、エフライムの山地にあるのがれの町シェケムとその放牧地、それに、ゲゼルとその放牧地、

68 ヨクメアムとその放牧地、ベテ・ホロンとその放牧地、

69 アヤロンとその放牧地、ガテ・リモンとその放牧地を与えた。

70 残りのケハテ族の氏族には、マナセの半部族から、アネルとその放牧地、バラムとその放牧地を与えた。

71 ゲルショム族には、マナセの半部族に属する氏族から、バシャンのゴランとその放牧地、アシュタロテとその放牧地、

72 イッサカル部族から、ケデシュとその放牧地、ダベラテとその放牧地、

73 ラモテとその放牧地、アネムとその放牧地、

74 アシェル部族から、マシャルとその放牧地、アブドンとその放牧地、

75 フコクとその放牧地、レホブとその放牧地、

76 ナフタリ部族から、ガリラヤにあるケデシュとその放牧地、ハモンとその放牧地、キルヤタイムとその放牧地を与えた。

77 残りのメラリ族には、ゼブルン部族から、リモノとその放牧地、タボルとその放牧地、

78 エリコからヨルダン川を渡った地方、すなわち、ヨルダン川の東では、ルベン部族から、荒野にあるベツェルとその放牧地、ヤハツとその放牧地、

79 ケデモテとその放牧地、メファアテとその放牧地、

80 ガド部族から、ギルアデのラモテとその放牧地、マハナイムとその放牧地、

81 ヘシュボンとその放牧地、ヤゼルとその放牧地を与えた。

歴代誌 第一 5章

歴代誌 第一 5章


1 イスラエルの長子ルベンの子孫―彼は長子であったが、父の寝床を汚したことにより、その長子の権利はイスラエルの子ヨセフの子に与えられた。系図の記載は長子の権利に従って行うものではない。

2 ユダは彼の兄弟たちにまさる者となり、君たる者も彼から出るのであるが、長子の権利はヨセフに帰したからである。―

3 イスラエルの長子ルベンの子は、エノク、パル、ヘツロン、カルミ。

4 ヨエルの子は、その子はシェマヤ、その子はゴグ、その子はシムイ、

5 その子はミカ、その子はレアヤ、その子はバアル、

6 その子はアッシリヤの王ティグラテ・ピレセルが引いて行ったベエラ。彼はルベン人の族長であった。

7 また、彼の兄弟たちは、氏族ごとに生まれた順に系図に載せられたかしらはエイエル、それにゼカリヤ、

8 ベラ。彼はヨエルの子シェマの子アザズの子で、アロエルに住み、ネボやバアル・メオンにまで及び、

9 東は、ユーフラテス川から荒野の入口に及ぶ地に住んだ。ギルアデの地で彼らの家畜がふえたからである。

10 彼らはサウルの時代に、ハガル人と戦いを交え、ハガル人は彼らの手に倒れた。そこで、彼らは、ギルアデの東方一帯に、天幕を張って住んだ。

11 ガド族は、彼らの真向かいに当たるバシャンの地に住み、サルカにまで及んだ。

12 かしらヨエル、二番目のシャファム、そして、ヤナイ、シャファテが、バシャンに住んだ。

13 彼ら一族に属する彼らの兄弟たちは、ミカエル、メシュラム、シェバ、ヨライ、ヤカン、ジア、エベルの七人。

14 これらは、アビハイルの子である。アビハイルはフリの子、順次さかのぼって、ヤロアハの子、ギルアデの子、ミカエルの子、エシシャイの子、ヤフドの子、ブズの子。

15 アヒ。彼はグニの子アブディエルの子で、彼ら一族のかしらであった。

16 そして、彼らはギルアデとバシャンとそれに属する村落、およびシャロンの放牧地全域にわたって、その境に住んだ。

17 彼らはみな、ユダの王ヨタムの時代、イスラエルの王ヤロブアムの時代に系図に載せられた。

18 ルベン族、ガド人、マナセの半部族で、盾と剣を取り、弓を引き、戦いの訓練を受けた勇者たちのうち、従軍する者は、四万四千七百六十人であった。

19 ここに、彼らはハガル人およびエトル、ナフィシュ、ノダブと戦いを交えたが、

20 助けを得てこれらに当たった。それで、ハガル人およびこれとともにいた者はみな彼らの手に渡された。それは、彼らがその戦いのときに、神に呼ばわったからである。彼らが神に拠り頼んだので、神は彼らの願いを聞き入れられた。

21 彼らはこの人々の家畜を奪い去った。らくだ五万、羊二十五万、ろば二千、人十万。

22 この戦いは神から出ていたため、多くの者が刺し殺されて倒されたからである。彼らはこの人々に代わって、捕囚の時まで、そこに住んだ。

23 マナセの半部族の人々は、この地、すなわち、バシャンからバアル・ヘルモン、セニル、ヘルモン山に至る地に住み、その数はふえた。

24 彼らの一族のかしらたちは次のとおり。エフェル、イシュイ、エリエル、アズリエル、エレミヤ、ホダブヤ、ヤフディエル。この人たちは、勇士であり、名のある人々であって、彼らの一族のかしらであった。

25 ところが、彼らは、その父祖の神に対して不信の罪を犯し、神が彼らの前からぬぐい去って滅ぼされたその地の民の神々を慕って不貞を犯した。

26 そこで、イスラエルの神は、アッシリヤの王プルの霊と、アッシリヤの王ティグラテ・ピレセルの霊を奮い立たせられた。そこで、彼はルベン人とガド人、およびマナセの半部族を捕らえ移し、彼らをハラフと、ハボルとハラとゴザンの川に連れて行った。今日もそのままである。

歴代誌 第一 4章

歴代誌 第一 4章


1 ユダの子孫は、ペレツ、ヘツロン、カルミ、フル、ショバル。

2 ショバルの子レアヤはヤハテを生み、ヤハテはアフマイとラハデを生んだ。これらはツォルア人の諸氏族である。

3 エタムの父の子は次のとおりである。イズレエル、イシュマ、イデバシュ。彼らの姉妹の名はハツェレルポニ。

4 ゲドルの父ペヌエルとフシャの父エゼル。これらがベツレヘムの父、エフラテの長子、フルの子である。

5 テコアの父アシュフルにはふたりの妻、ヘルアとナアラがいた。

6 ナアラは彼に、アフザム、ヘフェル、テメニ、アハシュタリを産んだ。これらがナアラの子である。

7 ヘルアの子は、ツェレテ、ツォハル、エテナン。

8 コツは、アヌブ、ツォベバ、それにハルムの子アハルヘルの諸氏族を生んだ。

9 ヤベツは彼の兄弟たちより重んじられた。彼の母は、「私が悲しみのうちにこの子を産んだから」と言って、彼にヤベツという名をつけた。

10 ヤベツはイスラエルの神に呼ばわって言った。「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあり、わざわいから遠ざけて私が苦しむことのないようにしてくださいますように。」そこで神は彼の願ったことをかなえられた。

11 シュハの兄弟ケルブはメヒルを生んだ。彼はエシュトンの父であった。

12 エシュトンは、ベテ・ラファ、パセアハ、イル・ナハシュの父テヒナを生んだ。これらはレカの人々である。

13 ケナズの子たちは、オテニエル、セラヤ。オテニエルの子たちは、ハタテとメオイタイ。

14 メオイタイはオフラを生み、セラヤはゲ・ハラシムの父ヨアブを生んだ。彼らは職人だったのである。

15 エフネの子カレブの子たちは、イル、エラ、ナアム。エラの子たちは、ケナズ。

16 エハレルエルの子は、ジフ、ジファ、ティルヤ、アサルエル。

17 エズラの子は、エテル、メレデ、エフェル、ヤロン。彼女はみごもって、ミリヤムとシャマイとエシュテモアの父イシュバフを産んだ。

18 彼のユダヤ人の妻は、ゲドルの父エレデ、ソコの父ヘベル、ザノアハの父エクティエルを産んだ。これらはメレデがめとったパロの娘ビテヤの子であった。

19 ナハムの姉妹に当たるホディヤの妻の子は、ガルミ人ケイラの父とマアカ人エシュテモア。

20 シモンの子は、アムノン、リナ、ベン・ハナン、ティロン。イシュイの子は、ゾヘテ、ベン・ゾヘテ。

21 ユダの子シェラの子孫は、レカの父エル、マレシャの父ラダ、および、アシュベア家に属する、白亜麻布業を営む家の氏族、

22 モアブを治めたヨキム、コゼバの人々、ヨアシュ、サラフ、ヤシュビ・ラヘム。この記録は古い。

23 彼らは陶器師で、ネタイムとゲデラの住民であり、王の仕事をするため、王とともにそこに住んだ。

24 シメオンの子は、ネムエル、ヤミン、ヤリブ、ゼラフ、サウル。

25 その子はシャルム、その子はミブサム、その子はミシュマ。

26 ミシュマの子孫は、その子、ハムエル、その子のザクル、その子のシムイ。

27 シムイには十六人の息子と、六人の娘があったが、彼の兄弟たちには多くの息子がなかった。彼らの全氏族は、ユダの子らほどには多くならなかった。

28 彼らは、ベエル・シェバ、モラダ、ハツァル・シュアルに住み、

29 ビルハ、エツェム、トラデ、

30 ベトエル、ホルマ、ツィケラグ、

31 ベテ・マルカボテ、ハツァル・スシム、ベテ・ビルイ、シャアライムに住んだ。これはダビデの治世に至るまで、彼らの町であった。

32 また、彼らの村々は、エタム、アイン、リモン、トケン、アシャンの五つの町であり、

33 その町々の回りにあってバアルにまで及ぶ彼らのすべての村々であった。これが彼らの住まいであった。彼らは系図に載せられた者であった。

34 メショバブ、ヤムレク、アマツヤの子ヨシャ、

35 ヨエル、アシエルの子セラヤの子ヨシブヤの子エフー、

36 エルヨエナイ、ヤアコバ、エシャハヤ、アサヤ、アディエル、エシミエル、ベナヤ、

37 ジザ。彼はシフイの子、順次さかのぼって、アロンの子、エダヤの子、シムリの子、シェマヤの子。

38 ここに名まえの出てくるこれらの人々は、彼らの諸氏族の長であった。彼ら一族は大いにふえた。

39 彼らは、その群れのための牧場を捜し求めて、ゲドルの入口に行き、谷の東方にまで行って、

40 豊かな良い牧場を発見した。その土地は広々としていて、静かで安らかだった。以前そこに住んでいた者はハム系の人々だったからである。

41 そこで、ユダの王ヒゼキヤの時代に、ここに名のしるされた人々が来て、彼らの天幕と、そこにいたメウニム人を打ち、彼らを聖絶した。今日もそのままである。彼らはこの人々に代わってそこに住みついた。そこには、彼らの群れのために牧場があったからである。

42 また、彼らシメオン族のうち、五百人の人々が、イシュイの子ペラテヤ、ネアルヤ、レファヤ、ウジエルを彼らのかしらとして、セイル山に行った。

43 そして、アマレクの残っていた者、のがれた者を打ち、そこに住んだ。今日もそのままである。

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