2010年12月12日日曜日

アモス書 5章

アモス書 5章


1 イスラエルの家よ。聞け。私があなたがたについて哀歌を唱えるこのことばを。

2 「おとめイスラエルは倒れて、二度と起き上がれない。彼女はおのれの地に投げ倒されて、これを起こしてくれる者もいない。」

3 まことに、神である主はこう仰せられる。「イスラエルの家で、千人を出征させていた町には百人が残り、百人を出征させていた町には十人が残ろう。」

4 まことに主は、イスラエルの家にこう仰せられる。「わたしを求めて生きよ。

5 ベテルを求めるな。ギルガルに行くな。ベエル・シェバにおもむくな。ギルガルは必ず捕らえ移され、ベテルは無に帰すからだ。」

6 主を求めて生きよ。さもないと、主は火のように、ヨセフの家に激しく下り、これを焼き尽くし、ベテルのためにこれを消す者がいなくなる。

7 彼らは公義を苦よもぎに変え、正義を地に投げ捨てている。

8 すばる座やオリオン座を造り、暗黒を朝に変え、昼を暗い夜にし、海の水を呼んで、それを地の面に注ぐ方、その名は主。

9 主は強い者を踏みにじり、要塞を破壊する。

10 彼らは門で戒めを与える者を憎み、正しく語る者を忌みきらう。

11 あなたがたは貧しい者を踏みつけ、彼から小作料を取り立てている。それゆえあなたがたは、切石の家々を建てても、その中に住めない。美しいぶどう畑を作っても、その酒を飲めない。

12 私は、あなたがたのそむきの罪がいかに多く、あなたがたの罪がいかに重いかを知っている。あなたがたは正しい者をきらい、まいないを取り、門で貧しい者を押しのける。

13 それゆえ、このようなときには、賢い者は沈黙を守る。

14 善を求めよ。悪を求めるな。そうすれば、あなたがたは生き、あなたがたが言うように、万軍の神、主が、あなたがたとともにおられよう。

15 悪を憎み、善を愛し、門で正しいさばきをせよ。万軍の神、主は、もしや、ヨセフの残りの者をあわれまれるかもしれない。

16 それゆえ、主なる万軍の神、主は、こう仰せられる。「すべての広場に嘆きが起こり、すべての通りで、人々は『ああ、ああ』と言い、農夫を呼んで来て泣かせ、泣き方を知っている者たちを呼んで来て、嘆かせる。

17 すべてのぶどう畑に嘆きが起こる。それは、わたしがあなたがたの中を通り過ぎるからだ」と主は仰せられる。

18 ああ。主の日を待ち望む者。主の日はあなたがたにとっていったい何になる。それはやみであって、光ではない。

19 人が獅子の前を逃げても、熊が彼に会い、家に入って手を壁につけると、蛇が彼にかみつくようなものである。

20 ああ、まことに、主の日はやみであって、光ではない。暗やみであって、輝きではない。

21 わたしはあなたがたの祭りを憎み、退ける。あなたがたのきよめの集会のときのかおりも、わたしは、かぎたくない。

22 たとい、あなたがたが全焼のいけにえや、穀物のささげ物をわたしにささげても、わたしはこれらを喜ばない。あなたがたの肥えた家畜の和解のいけにえにも、目もくれない。

23 あなたがたの歌の騒ぎを、わたしから遠ざけよ。わたしはあなたがたの琴の音を聞きたくない。

24 公義を水のように、正義をいつも水の流れる川のように、流れさせよ。

25 「イスラエルの家よ。あなたがたは、荒野にいた四十年の間に、ほふられた獣とささげ物とをわたしにささげたことがあったか。

26 あなたがたはあなたがたの王サクテと、あなたがたのたえに造った星の神、キウンの像をかついでいた。

27 わたしはあなたがたを、ダマスコのかなたへ捕らえ移す」とその名を万軍の神、主という方が仰せられる。

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