2010年12月12日日曜日

アモス書 6章

アモス書 6章


1 ああ。シオンで安らかに住んでいる者、サマリヤの山に信頼している者、イスラエルの家が行って仕える国々の最高の首長たち。

2 カルネに渡って行って見よ。そこから大ハマテに行き、またペリシテ人のガテに下って行け。あなたがたはこれらの王国よりすぐれているだろうか。あるいは、かれらの領土はあなたがたの領土より大きいだろうか。

3 あなたがたは、わざわいの日を押しのけている、と思っているが、暴虐の時代を近づけている。

4 象牙の寝台に横たわり、長いすに身を伸ばしている者は、群れのうちから子羊を、牛舎の中から子牛を取って食べている。

5 彼らは十弦の琴の音に合わせて即興の歌を作り、ダビデのように新しい楽器を考え出す。

6 彼らは鉢から酒を飲み、最上の香油を身に塗るが、ヨセフの破滅のことで悩まない。

7 それゆえ、今、彼らは、最初の捕らわれ人として引いて行かれる。身を伸ばしている者どもの宴会は取り除かれる。

8 神である主は、ご自分にかけて誓われる。—万軍の神、主の御告げ—わたしはヤコブの誇りを忌みきらい、その宮殿を憎む。わたしはこの町と、その中のすべての者を引き渡す。

9 一つの家に十人残っても、その者たちも死ぬ。

10 親戚の者でこれを焼く者が家から死体を持ち出すために、これを取り上げ、その家の奥にいる者に向かって言う。「あなたのところに、まだいるか。」彼は言う。「だれもいない。」また言う。「口をつぐめ。主の名を口にするな。」

11 まことに、見よ、主は命じる。大きな家を打ち砕き、小さな家を粉々にせよ。

12 馬は岩の上を走るだろうか。人は牛で海を耕すだろうか。あなたがたは、公義を毒に変え、正義の実を苦よもぎに変えた。

13 あなたがたは、ロ・ダバルを喜び、「私たちは自分たちの力でカルナイムを取ったではないか」と言う。

14 「まことに、イスラエルの家よ、今、わたしは一つの民を起こしてあなたがたを攻める。—万軍の神、主の御告げ—彼らはレボ・ハマテからアラバの川筋まで、あなたがたをしいたげる。」

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