2010年12月12日日曜日

ホセア書 2章

ホセア書 2章


1 あなたがたの兄弟には、「わたしの民」と言い、あなたがたの姉妹には、「愛される者と言え。

2 「あなたがたの母をとがめよ。とがめよ。彼女はわたしの妻ではなく、わたしは彼女の夫ではないからだ。彼女の顔から姦淫を取り除き、その乳房の間から姦通を取り除け。

3 そうでなければ、わたしは、彼女の着物をはいで裸にし、生まれた日のようにして彼女をさらし、彼女を荒野のようにし、砂漠のようにし、渇きで彼女を死なせよう。

4 わたしは彼女の子らを愛さない。彼らは姦淫の子らであるから。

5 彼らの母は姦淫をし、彼らをはらんで恥をさらし、そして言った。『私は恋人たちのあとを追う。彼らは私にパンと水、羊毛と麻、油と飲み物を与えてくれる』と。

6 それゆえ、わたしは、いばらで彼女の道に垣を立て、彼女が通い路を見いださないように、石垣を立てよう。

7 彼女は恋人たちのあとを追って行こう。しかし、彼らに追いつくことはない。彼らを捜し求めよう。しかし、見つけ出すことはない。彼女は言う。『私は行って、初めの夫に戻ろう。あの時は、今よりも私はしあわせだったから。』

8 彼女に穀物と新しいぶどう酒と油とを与えた者、かた、バアルのために使った銀と金とを多く与えた者が、わたしであるのを、彼女は知らなかった。

9 それゆえ、わたしは、その時になって、わたしの穀物を、その季節になって、わたしの新しいぶどう酒を取り戻し、また、彼女の裸をおおうためのわたしの羊毛と麻とをはぎ取ろう。

10 今、わたしは彼女の恥を、恋人たちの目の前にあばく。だれも彼女をわたしの手から救い出せる者はない。

11 わたしは彼女のすべてを喜び、祭り、新月の祭り、安息日、すべての例祭を、やめさせる。

12 それから、わたしは彼女が『これは私の恋人たちが払ってくれた報酬』と言っていた彼女のぶどうの木と、いちじくの木とを荒れすたらせ、これを林にして、野の獣にこれを食べさせる。

13 わたしは、彼女がバアルに香をたき、耳輪や飾りを身につけて、恋人たちを慕って行き、わたしを忘れてバアルに仕えた日々に報いる。—主の御告げ—

14 それゆえ、見よ、わたしは彼女をくどいて荒野に連れて行き、優しく彼女に語ろう。

15 わたしはその所を彼女のためにぶどう畑にし、アコルの谷を望みの門としよう。彼女が若かった日のように、彼女がエジプトの国から上って来たときのように、彼女はその所で答えよう。

16 その日、—主の御告げ—あなたはわたしを『私の夫』と呼び、もう、わたしを『私のバアル』とは呼ぶまい。

17 わたしはバアルたちの名を彼女の口から取り除く。その名はもう覚えられることはない。

18 その日、わたしは彼らのために、野の獣、空の鳥、地をはうものと契約を結び、弓と剣と戦いを地から絶やし、彼らを安らかに休ませる。

19 わたしはあなたと永遠の契りを結ぶ。正義と公義と、恵みとあわれみをもって、契りを結ぶ。

20 わたしは真実をもってあなたと契りを結ぶ。このとき、あなたは主を知ろう。

21 その日、わたしは答える。—主の御告げ—わたしは天に答え、天は地に答える。

22 地は穀物と新しいぶどう酒と油に答え、それらはイズレエルに答える。

23 わたしは彼をわたしのために地にまき散らし、『愛されない者』を愛し、『わたしの民でない者』を、『あなたはわたしの民』と言う。彼は『あなたは私の神』と言おう。」

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