2010年12月17日金曜日

ルカの福音書 17章

ルカの福音書 17章


1 イエスは弟子たちにこう言われた。「つまずきが起こるのは避けられない。だが、つまずきを起こさせる者はわざわいだ。

2 この小さい者たちのひとりに、つまずきを与えるようであったら、そんな者は石臼に首をゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。

3 気をつけていなさい。もし兄弟が罪を犯したなら、彼を戒めなさい。そして悔い改めれば、赦しなさい。

4 かりに、あなたに対して一日に七度罪を犯しても、『悔い改めます』と言って七度あなたのところに来るなら、赦してやりなさい。」

5 使徒たちは主に言った。「私たちの信仰を増してください。」

6 しかし主は言われた。「もしあなたがたにからし種ほどの信仰があったなら、この桑の木に、『根こそぎ海の中に植われ』と言えば、言いつけどおりになるのです。

7 ところで、あなたがたのだれかに、耕作か羊飼いをするしもべがいるとして、そのしもべが野から帰って来たとき、『さあ、さあ、ここに来て、食事をしなさい』としもべに言うでしょうか。

8 かえって、『私の食事の用意をし、帯を締めて私の食事が済むまで給仕しなさい。あとで、自分の食事をしなさい』と言わないでしょうか。

9 しもべが言いつけられたことをしたからといって、そのしもべに感謝するでしょうか。

10 あなたがたもそのとおりです。自分に言いつけられたことをみな、してしまったら、『私たちは役に立たないしもべです。なすべきことをしただけです』と言いなさい。」

11 そのころイエスはエルサレムに上られる途中、サマリヤとガリラヤの境を通られた。

12 ある村に入ると、十人のツァラアトに冒された人がイエスに出会った。彼らは遠く離れた所に立って、

13 声を張り上げて、「イエスさま、先生。どうぞあわれんでください」と言った。

14 イエスはこれを見て言われた。「行きなさい。そして自分を祭司に見せなさい。」彼らは行く途中できよめられた。

15 そのうちのひとりは、自分のいやされたことがわかると、大声で神をほめたたえながら引き返して来て、

16 イエスの足もとにひれ伏して感謝した。彼はサマリヤ人であった。

17 そこでイエスは言われた。「十人きよめられたのではないか。九人はどこにいるのか。

18 神をあがめるために戻って来た者は、この外国人のほかには、だれもいないのか。」

19 それからその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰が、あなたを直したのです。」

20 さて、神の国はいつくるのか、とパリサイ人たちに尋ねられたとき、イエスは答えて言われた。「神の国は、人の目で認められるようにして来るものではありません。

21 『そら、ここにある』とか、『あそこにある』とか言えるようなものではありません。いいですか。神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。」

22 イエスは弟子たちに言われた。「人の子の日を一日でも見たいと願っても、見られない時が来ます。

23 人々が『こちらだ』とか『あちらだ』とか言っても行ってはなりません。あとを追いかけてはなりません。

24 いなずまが、ひらめいて、天の端から天の端へと輝くように、人の子は、人の子の日には、ちょうどそのようであるからです。

25 しかし、人の子はまず、多くの苦しみを受け、この時代に捨てられなければなりません。

26 人の子の日に起こることとは、ちょうど、ノアの日に起こったことと同様です。

27 ノアが箱舟に入るその日まで、人々は、食べたり、飲んだり、めとったり、とついだりしていたが、洪水が来て、すべての人を滅ぼしてしまいました。

28 また、ロトの時代にあったことと同様です。人々は食べたり、飲んだり、売ったり、買ったり、植えたり、建てたりしていたが、

29 ロトがソドムから出て行くと、その日に、火と硫黄が天から降って、すべての人を滅ぼしてしまいました。

30 人の子の現れる日にも、全くそのとおりです。

31 その日には、屋上にいる者は家に家財があっても、取り出しに降りてはいけません。同じように、畑にいる者も家に帰ってはいけません。

32 ロトの妻を思い出しなさい。

33 自分のいのちを救おうと努める者はそれを失い、それを失う者はいのちを保ちます。

34 あなたがたに言うが、その夜、同じ寝台でふたりの人が寝ていると、ひとりは取られ、他のひとりは残されます。

35 女がふたりいっしょに臼をひいていると、ひとりは取られ、他のひとりは取り残されます。」

36 (異本に)「ふたりの男が畑にいると、ひとりは取られ、他のひとりは残されます」

37 弟子たちは答えて言った。「主よ。どこでですか。」主は言われた。「死体のある所、そこに、はげたかも集まります。」

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