2010年11月24日水曜日

サムエル記 第一 3章

サムエル記 第一 3章


1 少年サムエルはエリの前で主に仕えていた。そのころ、主のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった。

2 その日、エリは自分の所で寝ていた。—彼の目はかすんできて、見えなくなっていた—

3 神のともしびは、まだ消えていず、サムエルは、神の箱の安置されている主の宮で寝ていた。

4 そのとき、主はサムエルを呼ばれた。彼は、「はい。ここにおります」と言って、

5 エリのところに走って行き、「はい。ここにおります。私をお呼びになったので」と言った。エリは、「私は呼ばない。帰って、おやすみ」と言った。それでサムエルは戻って、寝た。

6 主はもう一度、サムエルを呼ばれた。サムエルは起きて、エリのところに行き、「はい。ここにおります。私をお呼びになったので」と言った。エリは、「私は呼ばない。わが子よ。帰って、おやすみ」と言った。

7 サムエルはまだ、主を知らず、主のことばもまだ、彼に示されていなかった。

8 主が三度目にサムエルを呼ばれたとき、サムエルは起きて、エリのところに行き、「はい。ここにおります。私をお呼びになったので」と言った。そこでエリは、主がこの少年を呼んでおられるということを悟った。

9 それで、エリはサムエルに言った。「行って、おやすみ。今度呼ばれたら、『主よ。お話ください。しもべは聞いております』と申し上げなさい。」サムエルは行って、自分の所で寝た。

10 そのうちに主が来られ、そばに立って、これまでと同じように、「サムエル。サムエル」と呼ばれた。サムエルは、「お話ください。しもべは聞いております」と申し上げた。

11 主はサムエルに仰せられた。「見よ。わたしは、イスラエルに一つの事をしようとしている。それを聞く者はみな、二つの耳が鳴るであろう。

12 その日には、エリの家についてわたしが語ったことをすべて、初めから終わりまでエリに果たそう。

13 わたしは彼の家を永遠にさばくと彼に告げた。それは自分の息子たちが、みずからのろいを招くようなことをしているのを知りながら、彼らを戒めなかった罪のためだ。

14 だから、わたしはエリの家について誓った。エリの家の咎は、いけにえによっても、穀物のささげ物によっても、永遠に償うことはできない。」

15 サムエルは朝まで眠り、それから主の宮のとびらをあけた。サムエルは、この黙示についてエリに語るのを恐れた。

16 ところが、エリはサムエルを呼んで言った。「わが子サムエルよ。」サムエルは、「はい。ここにおります」と答えた。

17 エリは言った。「おまえにお告げになったことは、どんなことだったのか。私に隠さないでくれ。もし、おまえにお告げになったことばの一つでも私に隠すなら、神がおまえを幾重にも罰せられるように。」

18 それでサムエルは、すべてのことを話して、何も隠さなかった。エリは言った。「その方は主だ。主がみこころにかなうことをなさいますように。」

19 サムエルは成長した。主は彼とともにおられ、彼のことばを一つも地に落とされなかった。

20 こうして全イスラエルは、ダンからベエル・シェバまで、サムエルが主の預言者に任じられたことを知った。

21 主は再びシロで現れた。主のみことばによって、主がご自身をシロでサムエルに現されたからである。

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