2010年11月24日水曜日

士師記 17章

士師記 17章


1 エフライムの山地の出で、その名をミカという人がいた。

2 彼は母に言った。「あなたが、銀千百枚を盗まれたとき、のろって言われたことが、私の耳に入りました。実は、私がその銀を持っています。私がそれを盗んだのです。」すると、母は言った。「主が私の息子を祝福されますように。」

3 彼が母にその銀千百枚を返したとき、母は言った。「私の手でその銀を聖別して主にささげ、わが子のために、それで彫像と鋳像を造りましょう。今は、それをあなたに返します。」

4 しかし彼は母にその銀を返した。そこで母は銀二百枚を取って、それを銀細工人に与えた。すると、彼はそれで彫像と鋳像を造った。それがミカの家にあった。

5 このミカという人は神の宮を持っていた。それで彼はエポデとエラフィムを作り、その息子のひとりを任命して、自分の祭司としていた。

6 そのころ、イスラエルには王がなく、めいめいが自分の目に正しいと見えることを行っていた。

7 ユダのベツレヘムの出の、ユダの氏族に属するひとりの若者がいた。彼はレビ人で、そこに滞在していた。

8 その人がユダのベツレヘムの町を出て、滞在する所を見つけに、旅を続けてエフライムの山地のミカの家まで来たとき、

9 ミカは彼に言った。「あなたはどこから来たのですか。」彼は答えた。「私はユダのベツレヘムから来たレビ人です。私は滞在する所を見つけようとして、歩いているのです。」

10 そこでミカは言った。「私といっしょに住んで、私のために父となり、また祭司となってください。あなたに毎年、銀十枚と、衣服ひとそろいと、あなたの生活費をあげます。」それで、このレビ人は同意した。

11 おのレビ人は心を決めてその人といっしょに住むことにした。この若者は彼の息子のひとりのようになった。

12 ミカがこのレビ人を任命したので、この若者は彼の祭司となり、ミカの家にいた。

13 そこで、ミカは言った。「私は主が私をしあわせにしてくださることをいま知った。レビ人を私の祭司に得たから。」

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