2010年5月16日日曜日

創世記 10章

創世記 10章


1 これはノアの息子、セム、ハム、ヤペテの歴史である。大洪水の後に、彼らに子どもが生まれた。

2 ヤペテの子孫は、ゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、トバル、メシェク、ティラス。

3 ゴメルの子孫はアシュケナズ、リファテ、トガルマ。

4 ヤワンの子孫はエリシャ、タルシシュ、キティム人、ドダニム人。

5 これらから海沿いの国々が分かれ出て、その地方により、氏族ごとに、それぞれ国々の国語があった。

6 ハムの子孫はクシュ、ミツライム、プテ、カナン。

7 クシュの子孫はセバ、ハビラ、サブタ、ラマ、サブテカ、。ラマの子孫はシェバ、デダン。

8 クシュはニムロデを生んだ。ニムロデは地上で最初の権力者となった。

9 彼は主のおかげで、力ある猟師になったので、「主のおかげで、力ある猟師ニムロデのようだ」と言われるようになった。

10 彼の王国の初めは、バベル、エレク、アカデであって、みな、シヌアルの地にあった。

11 その地から彼は、アシュルに進出し、ニネベ、レホボテ・イル、ケラフ、

12 およびニネベとケラフとの間のレセンを建てた。それは大きな町であった。

13 ミツライムはルデ人、アナミム人、レハビム人、ナフトヒム人、

14 パテロス人、カスルヒム人—これからペリシテ人が出た—カフトル人を生んだ。

15 カナンは長子シドン、ヘテ、

16 エブス人、エモリ人、ギルガシ人、

17 ヒビ人、アルキ人、シニ人、

18 アルワデ人、ツェマリ人、ハマテ人を生んだ。その後、カナン人の諸氏族が分かれ出た。

19 それでカナン人の領土は、シドンからゲラルに向かってガザに至り、ソドム、ゴモラ、アデマ、ツェボイムに向かってレシャにまで及んだ。

20 以上が、その氏族、その国語ごとに、その地方、その国により示したハムの子孫である。

21 セムにも子が生まれた。セムはエベルのすべての子孫の先祖であって、ヤペテの兄であった。

22 セムの子孫はエラム、アシュル、アルパクシャデ、ルデ、アラム。

23 アラムの子孫はウツ、フル、ゲテル、マシュ。

24 アルパクシャデはシェラフを生み、シェラフはエベルを生んだ。

25 エベルにはふたりの男の子が生まれ、ひとりの名はペレグであった。彼の時代に地が分けられたからである。もうひとりの兄弟の名はヨクタンであった。

26 ヨクタンは、アルモダデ、シェレフ、ハツァルマベテ、エラフ、

27 ハドラム、ウザル、ディクラ、

28 オバル、アビマエル、シェバ、

29 オフィル、ハビラ、ヨバブを生んだ。これらはみな、ヨクタンの子孫であった。

30 彼らの定住地は、メシャからセファルに及ぶ東の高原地帯であった。

31 以上は、それぞれ氏族、国語、地方、国ごとに示したセムの子孫である。

32 以上が、その国々にいる、ノアの子孫の諸氏族の家系である。大洪水の後にこれらから、諸国の民が地上に分かれ出たのであった。
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