2010年5月16日日曜日

創世記 2章

創世記 2章


1 こうして、天と地とそのすべての万象が完成された。

2 神は第七日目に、なさっていたわざの完成を告げられた。すなわち第七日目に、なさっていたすべてのわざを休まれた。

3 神は第七日目を祝福し、この日を聖であるとされた。それは、その日に、神がなさっていたすべての創造のわざを休まれたからである。

4 これは天と地が創造されたときの経緯である。神である主が地と天を造られたとき、

5 地には、まだ一本の野の潅木もなく、まだ一本の野の草も芽を出していなかった。それは、神である主が地上に雨を降らせず、土地を耕す人もいなかったからである。

6 ただ、水が地から湧き出て、土地の全面を潤していた。

7 神である主は土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで人は生きものとなった。

8 神である主は東の方エデンに園を設け、そこに主の形造った人を置かれた。

9 神である主は、その土地から、見るからに好ましく食べるのに良いすべての木を生えさせた。園の中央には、いのちの木、それから善悪の知識の木を生えさせた。

10 一つの川が、この園を潤すため、エデンから出ており、そこから分かれて、四つの源となっていた。

11 第一のものの名はピション。それはハビラの全土を巡って流れる。そこには金があった。

12 その地の金は、良質で、また、そこにはベドラハとしまめのうもあった。

13 第二の川の名はギホン。それはクシュの全土を巡って流れる。

14 第三の川の名はティグリス。それはアシュルの東を流れる。第四の川、それはユーフラテスである。

15 神である主は人を取り、エデンの園に置き、そこを耕させ、またそこを守らせた。

16 神である主は人に命じて仰せられた。「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。

17 しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」

18 神である主は仰せられた。「人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう。」

19 神である主は土からあらゆる野の獣と、あらゆる空の鳥を形造り、それにどんな名を彼がつけるか見るために、人のところに連れて来られた。人が生き物につける名はみな、それがその名となった。

20 人はすべての家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名をつけた。しかし人には、ふさわしい助け手が見つからなかった。

21 神である主は深い眠りをその人に下されたので、彼は眠った。そして、彼のあばら骨を一つ取り、そのところの肉をふさがれた。

22 神である主は、人から取ったあばら骨をひとりの女を造り上げ、その女を人のところに連れて来られた。

23 人は言った。「これこそ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉。これを女と名づけよう。これは男から取られたのだから。」

24 それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。

25 人とその妻は、ふたりとも裸であったが、互いに恥ずかしいとは思わなかった。

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